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迷い婚 [映画[2006]]

出演:ジェニファー・アニストン、ケビン・コスナー、シャーリー・マクレーン、マーク・ラファロ他

監督:ロブ・ライナー

原題:Rumor has it...                    2005年 アメリカ

誰もが知っている名作『卒業』のモデルが自分の家族だったら・・・・・を面白可笑しく綴ります。

ニューヨーク・タイムズ紙の冠婚葬祭欄の死亡記事担当記者のサラは、今まさに人生の崖っぷちに差しかかっている。ハンサムで有能な弁護士の恋人ジェフからはプロポーズもされてるが、このままでいいのか?と自問自答の最中であった。仕事のキャリアも冠婚葬祭記事でくすぶってていいものか?これも自問自答の日々。

そんな中、彼女はジェフを連れ妹の結婚式に出席するために、故郷のパサデナに向かう。
ここは、あのあまりにも有名すぎる映画『卒業』の舞台となった町だ。

結婚を間近に控えて有頂天の妹と、結婚=棺おけに片足を突っ込む事と考えて素直に喜べない自分と・・・サラは揺れ動く気持ちを、唯一の理解者である祖母のキャサリンに打ち明ける。キャサリンは自分の結婚観などをサラに話して聞かせるうちに、ついつい口が滑ってサラの知らない祖母と母親の間にあった秘密を漏らしてしまう。それは、結婚式前の1週間、サラの母親が男と逃げて行方不明になっていたということ。そしてその男というのが、映画『卒業』の原作者であるというのだ。・・・そういえば自分が生まれたのは・・・そう考え出すと不安になってきたサラは、仕事も恋もそっちのけで、母にまつわる秘密を探るために、その男性を追いサンフランシスコへ・・・・・


『フレンズ』ってほとんど観たことなかったから、J・アニストンがこんなキャラだったなんて知らなかったです。

都会に住むカップルが彼女の家族に会いに行きテンヤワンヤ・・・というと、思い出すのは『ミート・ザ・ペアレンツ』ですが、あれはデ・ニーロ演ずる父親が皆を振り回す物語ですが・・・これは女性陣が引っ掻き回してますねぇ。なので、男性の影が薄い(笑)
父役のリチャード・ジェンキンズと恋人役のマーク・ラファロは、それぞれ懐の深い男を演じてるのでいいんですが、、、ケヴィン・コスナーは・・・。
一時期すっごく人気ありましたよね?ケヴィン。私も若気の至りで飼い猫に『ケヴィン』とか付けてた気が・・・・・ん゛っ・・・気のせいよね?

まぁそれはどうでもいいとして、これ笑えます。ただ流れで婚約したはいいけど、このままでいいのか悩みながらも、ついつい軽い衝動的な行動に出てしまうサラ(ジェニファー)に共感する部分もあるし(笑)

でも・・・私がもしジェフの立場だったら・・・女性であっても男性であっても、あの立場だったらどうだろう??と考えてみたのですが・・・・・赦せるかなぁ??自分がされて赦せるかどうか疑問なものは、絶対にしちゃいかんな。(って、自分は赦せるからって、やって良いわけではないですね、はい。)

シャーリー・マクレーン、奔放な祖母の役がすごく合ってます。『イン・ハー・シューズ』の時も巧いな~って思ったし。

『ポセイドン』でエミー嬢の婚約者を演じたマイク・ヴォーゲル。最初は妹の婚約者か?とか思ったんですが、あまりにもタイプが違うのであれれ??と思ってたら、、、ケヴィンの息子役でしたね。ん~、出番は本当に一瞬だけど、いい男なので存在感があるわ~。

妹役をしていたミーナ・スバーリ。彼女は静止画の時はものすごいパーフェクト・ビューティなのに、動いてると面白く見えちゃうってのはなんでなんでしょう?(笑)目が大きすぎるからかなぁ?それともオデコが問題??
でも、かわいいです。キャピキャピと跳ね回って全身で喜びを表す所なんて、もう彼女にぴったりっ!!ええなぁ~。若いって。

とにかく、軽く笑える作品。女性にオススメです。
男性には・・・結婚したからって、お互いがお互いの束縛物ではなく、それぞれを尊重しあえる関係ってのもアリなんだよ~。ってメッセージをこめて(笑)・・って、自分側に都合のいい解釈でしたね。
とにかく、明らかなルール違反は言語道断ですが、少しくらい波があったほうが人生飽きることなく楽しめるんじゃないの??っていう提案。個人vs個人なんだから、感情の行き違いなんてのは当たり前だし、許せない事も出てくるでしょうが、相手の嫌な所も含めて好きになれる関係っていうのって、いいなぁ~。


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タブロイド [映画[2006]]

出演:ジョン・レグイザモ、レオノール・ワトリング、ダミアン・アルカザール他

監督:セバスチャン・コルデロ

原題:CRONICAS                2004年 メキシコ・エクアドル

マスコミ取材の脆い点をついた作品。

子供ばかりを狙う連続殺人鬼“モンスター”を追って、マイアミからエクアドルへやってきた、タブロイド番組の人気レポーター、マロノとクルーたち。
早速被害者の葬儀の模様を取材するが、その最中目の前で交通事故が発生する。被害者は連続殺人の被害者の双子の弟。葬儀に集まっていた村の人々は、事故を起こした男を車から引きずり出し、集団でリンチを加えはじめる。彼が車をどかそうとエンジンをかけたため、逃げると勘違いしてのことだ。そばで事態の収拾にあたっていた警察も、手出しできない有様だ。その上、冷静さを失った被害者の父親が、彼に灯油をかけて火をつけてしまう。その様子を余すところなくカメラに収めたマロノたち。それが夕方のニュースで流れると、この事件の注目度は更にアップする。

被害者の父親は殺人未遂で、被疑者の男ビニシオは事故の過失を問われて、それぞれ留置所に入れられていた。
事件と事故で一気に2人の息子を失った父親に取材すべく留置所を訪れるマロノたち。そのマロノに、ビニシオが取引をもちかける。
自分が知っている『モンスター』の情報をあげるから、番組でこの事件を取り上げて自分の冤罪を晴らして欲しいというものだった。

確証のない条件を鵜呑みにすることなど出来ないマロノたちはビニシオの要求を突っぱねるが、彼は犯人しか知りえない情報をマロノたちに提供する。それは未だ見つかっていない少女の遺体の在り処だった。
ビニシオ指定の場所を掘り起こし、目指すものを見つけたマロノたちは、ある決断をする。これを番組独自のスクープにしよう、と。

が、ビニシオへの取材を続けるうち、増していくのは彼に対する疑惑だけ・・・彼が犯人なのか?自分は名声と引き換えにとんでもない事をしでかそうとしているのか?疑心暗鬼の中、事件が一人歩きしてゆく・・・・・


勘違いしちゃってるレポーターって多いですよね。自分たちはあたかも善の代弁者だと思い込んじゃってるから始末に負えない。冤罪を煽る煽る。
被害者の人権なんて紙切れのようなもの。言論の自由の名の下、根掘り葉掘りおもしろおかしく報道されてゆく。まさしく死人に口なし。
全てがダメというのではなく、そうゆう暴挙がまかり通ってる現状があるのが問題。

それはそうと、これを観たのはもちろん、ジョン・レグイザモを見る為。
でもね、彼、脇で演じてるときはキラリと光る何かを発揮するんですが、これではそれが弱かったような・・・題材が重いからかなぁ??ちょっと彼の良さ(アクの強さとか)が潰されてたような・・・。もっと彼の良さを発揮できるような作品で主役をはってほしい。

そして注目なのが、カメラマン役をしたホセ・マリア・ヤズピック。んむ?なんかどこぞで観た名前が・・(笑)演技で注目ではなく、ただ単に顔が好みだたらというオチですみません(笑)

あと、ロハス警部を演じたカミロ・ルツリアーガ。おじちゃんですが、なかなか渋めでいい感じです。監督などをしてるらしいですね。

人の不幸をくいものにしてスクープをものにし、あまつさえ名声をあげようなどと虎視眈々と狙ってるレポーターたち。サスペンス劇場の主人公でも、名探偵でもないのに!!なんかありえそうな話だから、怖いよね。
後に投げかけてるものがずしりと重い・・・


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夢駆ける馬 ドリーマー [映画[2006]]

出演:カート・ラッセル、ダコタ・ファニング、クリス・クリストファーソン、エリザベス・シュー他

監督・脚本:ジョン・ゲイティンズ

原題:DREAMER Inspired by A True Story     2005年 アメリカ

ベタな設定でピュアに感動第2弾!(1はGOAL!ね)

ケンタッキーの牧場に暮らすある家族の再生の物語。

ベン・クレーンは元優秀な騎手。今は牧場を経営しているが、自分の馬を持っていないし、牧場経営で意見が対立したままの父親との確執もかかえ、資金繰りも巧くいかないありさまだ。そんな彼は、地元の有力馬主から1頭の競争馬の世話を任されていた。馬の名前はソーニャドール。スペイン語で夢見る人という意味だ。
その日もいつものように出走前のソーニャの様子を見ていたベンは、馬の微かな異変に気づく。だが、出走前検査では顕著な異常は出ておらず、彼の勘だけで出走を取りやめるなんてことは、許されなかった。馬主のパーマーに進言するも、一笑に付されてしまった。

が、ベンの勘はあたっていたのだ。レースの終盤、ソーニャは急にバランスを崩して転倒してしまい、足を骨折してしまう。
オーナーのパーマーは馬を安楽死させるように言うが、一緒にいた娘の手前、ベンは自分の意見を聞き入れなかったパーマーに対して非難を浴びせてしまう。
オーナーを非難したベンは即刻クビ。賃金の不足分の代わりにソーニャを引き取ることに。だが、娘のケールは大喜び。

仕事を失い収入の道を絶たれたベンは、ソーニャの怪我を治し、優秀な種馬と交配させて仔馬を売ろうと計画をたてて、ソーニャの看病にあたる。ベンと一緒にクビにされた厩務員のバロンと元騎手のマノリンの手助けもあって、ソーニャは順調に回復する。
が、そんなある日悲しい報せが入る。それは、ソーニャは妊娠できないというものだった。今までの苦労も水の泡、家計は今まで以上に厳しく、ベンはソーニャを売る決心をする。が、その話をケールに聞かれてしまう。
どうにかしようと子供なりに考えたケールは、ソーニャを連れて家出をすることに。だが、こっそりソーニャにまたがっていた所に急に父親が現れ、驚いたソーニャはケールを乗せたまま暴走しはじめる。

ソーニャはケールを乗せたまま、どこまでも走ってゆこうとする。間一髪ケールを救出したベンは、ソーニャの走りを目の当たりにして、彼女(ソーニャ)が充分回復していることを知る。


またカート・ラッセルだよ(笑)
巧いね~ぇ、ほんと。

これ、いつもどおり何の情報も仕入れずに観てたんですが、オープニング・クレジットで『オデット・フェール』の文字が!!!うわ~~ひっさしぶり~~っ!!もう嬉しくって嬉しくって。まだかまだかと出番を待ってたんですが・・・・ほんと最後ーの方にカッチリと出ましたねぇ。兄王子の役じゃなくって良かったけど、でももうちょっと出番増やしてくれませんか?だって久々のスクリーンなのに。
『ハムナプトラ』で一目惚れしたかれ。ちょっと精悍さというかワイルドさが減ったように感じられましたが、まぁね齢を重ねたから仕方ないか。
とにかく、観れてよかった。

『ポセイドン』でもカートと共演していたフレディ・ロドリゲス。彼、いいねぇ。笑顔とやさしい雰囲気がとても良い。次回作は『レディ・イン・ザ・ウォーター』期待しましょ。

これはね、監督もいい感じなんですよ~。なんか好青年。彼の今後も要チェックです。

エリザベス・シュー、無駄な色気を振りまいてます(笑)

決まりきったラストでも、完璧に予想できちゃうラストでも、これは・・・ぐっっっときちゃいます。


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ファイナルカット [映画[2006]]

出演:ロビン・ウィリアムズ、ミラ・ソルヴィノ、ジム・カヴィーゼル、ミミ・カジク他

監督:オマール・ナイーム

原題:THE FINAL CUT                2004年 アメリカ

脳にチップを埋め込むことによって、そこに眼で見た全てを記録することができるゾーイ・チップ。死後はこの映像を自由に編集し、永遠の思い出として色褪せることなく保存が可能だ。自分に都合の悪い部分はカットし、善い思い出だけを残すこともできる。

これは、そのチップの画像編集者として働くアランの物語。
彼は子供の頃、不幸な事故を引き起こしてしまった。両親の都合で立ち寄った見知らぬ町で見知らぬ子供と遊んでいる最中、遊び相手の少年が廃屋の地下室に落ちてしまったのだ。動かない彼をみて怖くなったアランは、逃げ出してしまう。そしてその記憶が彼を苦しめ続ける。大人になった現在も、あの時の風景が脳裏から離れない。

そんな中、彼は他人のチップの中に記憶の片隅にある顔を見てしまった。ちらっとだけ映ったその人物は、チップの持ち主に対して自分の名前を名乗っていたのだが、それが遠い昔アランが見捨てた子供と同じ名前だったのだ・・・・・

死んだはずの少年が生きている?彼は仕事の範疇を越え、あの時の少年探しに没頭しはじめる。そして次第に現実と非現実との区別が難しくなり・・・


『インソムニア』以来、彼が嫌いになってしまった私です(笑)(同じ悪役ものの『ストーカー』は未見です)。だって、すっごい上手なんだもん。気弱そうな、善良そうな皮を被った最悪な人間の役が。
なので、あれ以来何を見てもその笑顔の下に悪魔が隠れてそうな印象が定着しちゃって、安心して作品を堪能できない(笑)

子供時代のショッキングな記憶っていうのは、もうその時点でショックが記憶を歪ませてるし、自分が覚えてることが真実か?なんて判りませんよね~。だから、何年も悪いことをしたなぁ・・と思い悩んでいても、実際は全然違う展開だったってことも、まま在ることなのかもしれません。

ところでこのゾーイ・チップ、誰の為のものなのでしょうか?子供というのは普通ならば親より後に死にますよね?だから親が子供の思い出を楽しむためではない、と。で、本人ももちろん観る事できませんよね?なので本人のためでもない、と。では一体・・・・・。
親→子の関係と、親←子の関係は、矢印の向きが違うだけで全然別ものになってますよね。だから、子供が親の記憶を観て楽しむってものでもないし・・・このチップの価値っていかがな物か?大枚はたいて埋め込む意味がわかんない。心の動きまでもは記録できないのに。

ジム・カヴィーゼルは、もうヒゲもじゃもじゃがトレードマークになってしまったのでしょうか?どんな役柄でもあのまんまですよね。

1回では理解し難い作品でしたね。DVDが出たら、じっくり観てみよう。


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the EYE 3 [映画[2006]]

出演:チェン・ポーリン、イザベラ・リョン、ケイト・ヤン、クリス・クー、レイ・マクドナルド他

監督・原案:パン・ブラザース(オキサイド・パン&ダニー・パン)

原題:the EYE-INFINITY (見鬼10)        2005年 中国(香港)

1作目、ものすごく怖かったように記憶してますが・・・?2作目を飛ばしてしまったのでよく解らなかったのかと思ったら、これは他の作品とは趣を変えてるらしいです。どーりで、ジャンルに『コメディ』が追加されてたわけだ(笑)パンフレットには 『戦慄のアドベンチャー・ホラー』って書かれてるし。え?アドベンチャー??(ちなみに、「2」には、悪夢のマタニティ・ホラーってかかれてます)2はつい最近まで上映されてたみたいですね。3への序章として、以前公開されたものを上映してるのかと思ってたのですが、公開そのものがこの時期だったんですね。しかも序章なんかじゃないし。2は純粋なホラーだったみたいで、見逃したのを後悔。チェック不足でした。

ふとしたきっかけで手に入れた古書、『幽霊を見る10の方法』。これを興味本位で試してみようとした若者たちを襲う悲劇とその顛末。

タイに住む友人のチョンカイを訪ねて、香港からやってきた4人の若者たち。タク、メイ、コーファイ、エイプリルの2組のカップルだ。夜になり彼らは若者特有のなりゆきから、怪談話に突入する(が、全然怖くない)。そして頃合を見計らいチョンカイが1冊の古書を彼らに差し出す。それには幽霊を見るための方法が書かれていた。
好奇心旺盛な若者たちは、自分たちでも出来る方法を探してそれを実践してみることに。だがしかし、これは途中で止めてはいけないものであった・・・・・


もうね、ど素人使ってるのかぁーーっ??って叫ばんばかりの演技人たち(笑)
初っ端のご祈祷かなにかのシーンから、もうやってくれちゃいます。お坊さんたち、動きが硬すぎ。これは作品全般に言えることなんですけどね。
小ネタをはさみすぎちゃってて、ホラーの本筋は全然見えないです。
肝心の幽霊を見る方法っていったって、最初の2つを除いては、つい突っ込みを入れたくなる手順だし。

気づいたら謎の古書の挿絵が自分たちそっくりに書かれてた、とか、そのもってき方はいいんですが、イマイチその怖さを感じれなかったし、だからなんなのさー、な感は否めない。が、ホラーパロディとしてならば、いけるかも(笑)

このチョンカイ役の人、レイ・マクドナルドがなかなか好青年。西洋系・ラテンアメリカ系以外で『ぉお?』って思ったのは珍しいことです。
謎の美女役の女優さんは、とっても美人さんでしたね。ちょっと後藤久美子に似てる気もする。

もう可笑しくて可笑しくて。ホラーでキャー~~~しに来たのに、忍び笑いが止まらなくって。もう堪えきれません。これがDVDならば、迷わず『駄作』カテゴリ入りですね。もうほんと最高。

でも、お笑いのわりにはシビアな最期だったよね。


ところで全然関係ないのですが、映画が始まる前に『悪魔の棲む家』のDVDの宣伝してますよね。『建もの探訪』のナレーションをしてる渡辺篤史さんが、『建もの探訪風』にしてますよね~。もうあれが面白くって。実際の番組は見たことないけど、いろんな所で真似されてるから有名ですよね。


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GOAL! [映画[2006]]

出演:クノ・ベッカー、アレッサンドロ・ニヴォラ、マーセル・ユーレス、スティーブン・ディレイン他

監督:ダニー・キャノン

原題:GOAL!                2005年 アメリカ=イギリス

FIFA公認サッカー・ムービー。夢を諦めない男のサクセス・ストーリー。

メキシコからの移民(不法入国)であるサンティアゴは、自分の大好きなサッカーで身を立てることを夢見ながらも、目の前にある現実を淡々と受け止め、日々暮らしていた。昼は父親と一緒に庭師として働き、夜は中華レストランで皿洗いのバイトをしながら、その合間をぬって地元のフットボール・クラブでプレーを続けていた。アメリカでは、プロになりたくても大卒じゃないとなれない為に、彼は夢を諦めかけていた。

そんな彼に、幸運は偶然舞い降りた。
彼のプレーを偶然目にした元サッカー選手のグレンが、現在L.A滞在中の英国のエージェントを紹介してやると申し出たのだ。
次の試合を見に来るとの約束を得たサンティアゴは、新たな大きな夢に胸がふくらむ。が・・・彼の希望を踏みにじるが如く、そのエージェントは現れなかった。 

落胆するサンティアゴだが、彼の可能性を信じたグレンは、英国のニューカッスル・ユナイテッドのドーンヘルム監督へ1本の電話をかける。そして半ば強引にサンティアゴのトライアル(入団試験?)を確約させる。
グレンからトライアルの話しを聞いたサンティアゴは、父親の強固な反対にあいながらも、これまで以上に仕事をがんばり、英国までの旅費もあともう一歩というところまでこぎつけた。・・・・が、ある日家に帰ると、家の前にはトラックが・・・。父親が勝手に彼の貯めていた旅費を、自分が独立開業する足しにしてしまったのだ。怒りと絶望が再びサンティアゴを襲う。

そんな彼の前に、祖母が2枚の航空券を差し出す。一枚はサンディエゴまでの切符。そしてもう一枚はメキシコからロンドンまでの切符。
不法入国者であるサンティアゴは、一旦メキシコに戻ってからでないと、ロンドンへ行けないのであった。自分の夢のかわりに、祖母に大切な何かを処分させてしまった事に戸惑いを見せるサンティだったが、祖母の温かい言葉に背中を押され、旅立つ。

気候も何もかも不慣れな街で、緊張しながらも夢に向け一歩を踏み出すサンティ。だが、運命はサンティに残酷すぎた。たった1回のみのトライアルで、しかも雨が降りぬかるんでるグラウンド・コンディション、その上時差ぼけで、結果は散々なものに。
なんとかグレンがトライアル期間を1ヶ月延ばすことに成功したのだが、彼には様々な障害が・・・
彼は自身の健康面である問題を抱えていたのだが、それを申告する勇気がなかったのだ。そしてそれが後に彼の足をひっぱることに・・・

 


サッカーの試合、、、試合だけならば、テレビの中継でも観てればいいわけで。これはサンティアゴの物語ですから、試合の臨場感なんてどうでもいいんです。でも、実際の試合の最中にちょこちょこっと撮影を滑り込ませてたので、試合のシーンとか少なかったですが、雰囲気は良かったと思います。ちょっと前に観たサッカー系作品という名のクラブチームPRフィルム『レアル・ザ・ムービー』よりは遥かに『ムービー』らしかったし(笑)

しかし、、、ベッカム、あれだけ??(笑)カレ目当てで行ったわけじゃないから、私はいいけど・・・。ジダンなんてほとんどしゃべらなかったし、ラウール・ゴンザレスもちょびーっとでした。ジェラードに至っては名前だけの出演だと思ったら、本人だったみたいで。シアラーも本人役で出てたみたいですね。

最近全然憎めない役が多い(憎める役っていったって、ビリー・エリオットの父親役だけだね)、ゲイリー・ルイス。今回もいい感じ~の役柄でした。彼はファンタジー大作『エラゴン』にも出るみたいですね。これも楽しみ。

監督役も好きですね。(ぉお?じじ趣味再発?)
最初はこの監督ヤだー・・・って思いましたが、ヤーなだけな監督ではなかったです。ちゃんと紳士でした。

息子に夢を見るなとたしなめる冷酷な父。イギリスへ行かせないために、彼がコツコツと貯めていたお金を勝手に使ってしまった父。父はフクザツなんですよね。心から憎んでるわけでも、夢をぶち壊したいわけでもないんですよ。素直に夢を応援できない環境なんですよね。
・・・パブでテレビに映る息子を見つけた時の彼の喜びようったら・・・ん~~、涙・涙・・・

吸入器を壊した憎いヒューイ。うわぁめちゃくちゃヤなやつーーー!!!って思ってたら、腹の底から腐ったヤツではなかったですね。よかった。

スター選手のガバンも、自分勝手で遊ぶことと巧く逃げることしか考えてないヤーなヤツなんですが、でも結果それがサンティのためにもなったし、彼自身心入れ替える兆しも見えたりで、良かったです。

グレン。グレンはいい男ですね~。自分を信じ、そしてサンティを信じ、彼を支えつづけるなんてね。静かなところが尚良い。欲に突っ走ってなくて、良い。

そして、なんといっても音楽でしょ。OASISやらKASABIANやらが盛り上げてます。確かOASISは他のチームの熱狂的サポーターでしたよね?同じく楽曲を提供しているHAPPY MONDAYSはそのOASISご贔屓チームのライバルチームのサポーターらしいし。???なんかこちらもフクザツだ。

GOAL!2は、銀河系軍団に移籍して、舞台はチャンピオンズ・リーグ。
GOAL!3は、W杯が舞台で、来月からのW杯で撮影も行われるそうです。わぉ。
あ、でもなんでGOAL!1&3と2の監督が違うんでしょう??2は、蝋人形の館のジャウム・コレット=セラだそうです。


ところで、私のサンティは??


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ポセイドン [映画[2006]]

出演:カート・ラッセル、ジョシュ・ルーカス、リチャード・ドレイファス、エミー・ロッサム他

監督:ウォルフガング・ペーターゼン

原題:POSEIDON                     2006年 アメリカ

むちゃスケールのでっかい、海洋パニックアドベンチャー。もう、手に汗握りっぱなし。

舞台は船上。北大西洋を航行中の超豪華客船『ポセイドン号』。乗客が大晦日を祝うパーティーで盛り上がりをみせるなか、操舵室では『普通ではない何か』を感じ取っていた。その何かとは、突然洋上に発生する巨大波『ローグ・ウェーブ』のことだった。双眼鏡にその姿をみてとった航海士(じゃないかな?)は、船体を直角にしようと懸命に舵を切るが、波のスピードは恐ろしく速く、ポセイドン号はその50mを越えようかという巨大な壁を前に、なすすべもなく飲み込まれる。

横からもろに波をうけたポセイドン号は、一気に転覆してしまう。突然の警報から瞬く間の展開に、物の下敷きになったり火事になったり波にのまれたりで、死人続出。船は船底を上にして、浮いている状態だった。

残った生存者数百名は、とりあえず安全?なボール・ルームへ集められ、船長から救助がくるまでこの場を動かぬように命ぜられる。が、このままではいずれ沈んでしまう事を直感で感じ取った数名が、命をかけた出口探しの危険な賭けにでる。

その危険な賭けの参加者は、プロのギャンブラー・ギャンブラー仲間・元N.Y市長・その娘・その婚約者・9歳の少年・彼の母親・自殺志願の船の設計士・密航者の若い女性・船のウェイター。彼らが目指すのは、はるか上方にある船底。そこのプロペラの穴からのみ、脱出可能とみたのだ。ひっくりかえった船内を、とにかく上へ上へと突き進む彼らの前に、次から次に災難が・・・・・
果たして脱出は可能なのか?そしてその先に待っているものとは??


公開前なので、ネタバレしてるかもしれず・・・・というか、してます。

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RENT [映画[2006]]

出演:アダム・パスカル、ロザリオ・ドーソン、アンソニー・ラップ、ジェシー・L.マーティン他

監督:クリス・コロンバス

原題:RENT                      2005年 アメリカ

ピュリッツァー賞やトニー賞を受賞したミュージカルの映画化。
ほとんど初演時のオリジナル・キャストを起用しているため、ちょい若さが足りませんが、これはファンにはたまらない配慮なんでしょうね~。私はもちろんのことこの舞台を観てないのですが、あぁ・・・観たかった。ブロードウェイで観たかった。

もうね、最初の『Seasons of Love』が泣ける。もうメッセージがこもり過ぎてるよ(涙)

物語は、夢をつかもうともがいている若者たちの群像劇に、同性愛やエイズの問題を絡めて、クリスマスからクリスマスまでの1年間を綴ったもの。


予告編のみを観たとき、あのおかっぱのおねぃちゃん美人さんだな~とか思ってたのですが・・・・・ものすごい誤解してた(笑)
あと、以前観た【多方面に喧嘩を売った問題作】『チーム・アメリカ』でパロられてたミュージカルはこれだったのね・・・誰かに教えてもらって『RENT』がベースだということは知ってたのですが、そうですね、完璧にコレでした・・・・(苦笑)

RENT・・・・・薄い脳内ネットワークしか持ち合わせていない私は、「貸し出し中」とか「不動産?」とかしか思い浮かばなかったのですが・・・・・、RENT・・・家賃踏み倒し(去年も今年も来年までも!)の歌だったとはっ!!!びっくりです(笑)

ほんと、これはライヴで観たかったですね。

あ、お気に入りキャラは、マーク役のアンソニー・ラップ♪


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戦場のアリア [映画[2006]]

出演:ダイアン・クルーガー、ベンノ・フュルマン、ギョーム・カネ、ゲーリー・ルイス他

監督:クリスチャン・カリオン

原題:JOYEUX NOEL           2005年 フランス・ドイツ・イギリス合作

1914年。第一次世界大戦中の雪降るクリスマス・イヴに実際に起きた奇跡を描く。

舞台はフランス北部の最前線デルソー。農場を挟み、ドイツ軍VSフランス軍、イギリス・スコットランド連合軍の両陣営がにらみ合いを続ける。泥沼化しつつあった戦局のなか、最前線の兵士達の士気は下がりつつあった。皆クリスマスには家に帰れると思っていたのだが、どうやらそれは叶わぬと気づき始めたからだ。

そんな中、一人の女性がドイツ側陣営に慰問にやってくる。彼女は有名なオペラ歌手のアナで、実は最前線にいる夫に会う為だけに、あの手この手で無理難題を聞き入れさせ、戦地に赴いたのだった。そして、最前線から離れた軍の司令部で、即席のクリスマス・コンサートが始まる。長らく歌ってなかった夫のニコラウスを巧みにリードしながら、2人の歌声は美しく響きわたってゆく。

そのあとニコラウスとアナは、別の目的を隠し、最前線にも歌を届けたいと申し入れる。上層部が渋る中、アナがまたしても有力者に支援を仰ぎ、彼女たちの申し出は受け入れられる。そして睨み合いの続く最前線へ・・・

時を同じくしてスコットランド軍の陣営では、バグパイプの演奏でささやかにクリスマスを祝っていた。その音色はフランス軍にもドイツ軍にも響き渡り、彼らの心に安らぎを与えてゆく。
曲目は『聖しこの夜』(“静けき”とかいろんな名前がついてます)。と、突然クリスマスツリーを手にしたニコラウスが、伴奏に合わせて歌いながら、ノーマンズ・ランドへと歩み出た。

砲弾の音のかわりに響く見事なテノールに、一人また一人と、塹壕から兵士が現れる。彼らの手には、ライフルのかわりにキャンドルの灯ったツリーやシャンペン、ワインなどが握られていた・・・・・

 

 


 

 

たとえ歴史の狭間に押し込められ隠されようとも、良い行いは人々の記憶に残り語り継がれてゆくのですね。戦時中は国の恥部と感じていた人たちも、きっと長い年月や勝敗を越えて、同じ事柄に対する受止め方が変わってきてるのかもしれませんね。

そこに居たすべての人が友好的だったわけでもないし、反対に全員が悪い人だったわけでもない。皆、残してきた家族を気遣う、普通の人間なんですよね。今のように職業としての軍人ではないから、統率とるの難しそうです(笑)

これは、作品の内容というよりも、その歴史的な事実に感動をおぼえる作品だと思います。あ、映像が悪かったとかそういうのではないです。

アナとニコラウスの歌声はすばらしいですね。もちろん(笑)吹き替えなのですが、それが映像でまるわかりだったのが、もうちょっとどうにかならなかったかな・・と(笑)

フランス軍中尉役のギョーム・カネ。監督などもしている多才な人らしいですね。甘いマスクがとても良い。
ドイツ軍中尉役はダニエル・ブリュール。(グッバイ、レーニンは未見だが)今までに観た彼の作品の中で一番かっこいい役柄だったと思います。

パーマー司祭役のゲーリー・ルイス。リトル・ダンサーのパパ役でも泣かしてくれましたが、これもいい感じです。自ら志願して戦地に赴いた設定で、出来る限りのことを当たり前のように行う、敬虔な司祭の役です。

この“クリスマス休戦”のあと、それぞれ処罰があったものと思います。生きては帰れないような戦地へ送り出された小隊もあったことでしょう。せっかく殺し合い(戦争)の無益さに気づいたのに、それを広めることが出来ないまま、闇に葬られてしまうなんて・・・・・


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ナニー・マクフィーの魔法のステッキ [映画[2006]]

出演:エマ・トンプソン、コリン・ファース、ケリー・マクドナルド、アンジェラ・ランズベリー他

監督:カーク・ジョーンズ

原題:NANNY McPHEE           2005年 アメリカ・イギリス・フランス

エマ・トンプソンが、石頭の大人と分からず屋のお子ちゃまに贈る、ハッピー・エヴァー・アフター・ファンタジー。(はい。最近ハッピー・エヴァー・アフターって言葉、好きです・・笑)

1年前に妻と死別した葬儀屋のブラウン氏は、7人の子供をかかえ、今日も頭をかかえていた。子供のいたずらにも辟易していたのだが、その上彼を悩ます出来事が次々に。

まず、妻方の親戚のアデレード伯母。この1年にわたり、何かと援助をしてきてくれた彼女だったが、突然『1ヶ月以内に再婚しないと、援助を打ち切ります』と言ってきたのだ。援助を打ち切られたら、子供たちは皆施設に送られてしまい、一緒に暮らすことが出来なくなってしまう。それを阻止すべく、再婚相手を探すブラウン氏だったが、子供たちに事情を話していないため、誤解が生じてしまう。

次にナニーの問題。この1年間に、じつに17人ものナニーを追い出してきた子供たち。町の紹介所には、ブラウン氏の所へ派遣するナニーが残っていない。というか、残っていてもブラウン氏の子供の評判は知れ渡ってるので、もはや誰も仕事を引き受けないのであった。

とにかく頭をかかえるブラウン氏の前に、ゴツイ杖を携えた一人のナニーが現れる。
彼女は見た目からとっても変わっていて、つながったカモメまゆ毛にだんごっ鼻、大きなイボがブツブツ付いててその上でっ歯っ!!!これでもかーーーなお顔立ちなんです。そして、彼女にはある秘密が・・・・・・・・・・

いたずらものの子供たちが、心をいれかえる事はできるのか?そして、再婚問題は?ナニーの【強制的な】助けを得て、子供たちはハードルをひとつひとつクリアしてゆく。そしてその先には・・・・・


子供たち個々のインパクトが、ちょ~~っと足りなかったと感じてるんですが。皆で協力して盛大な悪戯(悪戯の域を超えてるよね)をしてるのは、楽しそうで良かったのですが、イマイチインパクトに欠けるのは何故なんだろう??

それプラス、ブラウン氏の趣味の悪さったら、ないね。こりゃぁ酷い。もっと落ち着いて考えれば、ナニーの力を借りずとも解決できただろうに。

邪悪な微笑みを顔に張り付かせている長男のサイモン。演ずるのはトーマス・サングスター君。これではちょーっとビミョーですが、次回作の『トリスタン&イゾルデ』では、ヤング・トリスタンを演じて美少年ぶりを発揮してますねぇ。(トリスタン・・・スパイダーマンの悪役の息子クンが出てるので、これも楽しみだなぁ)

使用人のエヴァンジェリン役の女優さん。ケリー・マクドナルド。彼女って「ネバーランド」でピーターパン役をした人らしいです。印象違って、女っぽ~い。

ビビッドでキッチュなファッションや小道具が良かったです。いかにもお伽噺の世界って感じで。

最近エマ・トンプソンって、奇妙な役が多い気が・・・
むちゃくちゃスマートな美人さんなのにね~。

コリン・ファースはあの横分けがたまらんっ!!

もう上映は終了してると思うので、DVDでどうぞ!!


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V フォー・ヴェンデッタ [映画[2006]]

出演:ナタリー・ポートマン、ヒューゴ・ウィービング、スティーブン・レイ、ジョン・ハート他

監督:ジェイムズ・マクティーグ
脚本:ウォシャウスキー兄弟

原題:V For Vendetta                    2006年 アメリカ

以下、ちょっと意味のわからない解説が続きます。ご了承を。

第三次世界大戦後の英国は、アメリカ合衆国までをも植民地にし、国内でも恐怖政治を布く強大な国家に成長していた。

移住者・異教者・同性愛者などなどのマイノリティは徹底的に排除された世界。個人の行動は街のあちこちに設置されたカメラによって監視され、発言も盗聴活動によって完全に監視下に置かれている。そんな世界に、人々はただ怯えながら暮らしていた・・・

夜間外出禁止令が出ている中、一人の女性が危険を承知で出かけた。彼女の名前はイヴィー。出かけた先は職場の実力者ゴードンの元。なのだが、途中で自警団に見つかり窮地に。

が、そこに突如コードネーム“V”と名乗る仮面を被った謎の男が現れる。彼は行きがかり上自警団の手からイヴィーを助け出した。政府の権力を笠に着てる自警団に制裁を加え、そして、彼の政府への宣戦布告の狼煙を上げたのだった。

なので、一緒にいたイヴィーは警察から追われる身に。
が、ここでもまた“V”に助けられる。彼は窮地に陥ったイヴィーを自宅に連れ帰り、保護という名の軟禁をすることに。

彼は400年前にガイ・フォークスが成し遂げられなかった国会議事堂爆破を最終目標に、刑事裁判所の爆破やTV局の不法占拠、電波ジャックなどで次々に政府を翻弄しはじめる。


こんな素敵なワルモノになら、さらわれたいっ!!
でもまぁ、奴も相手がナタリーだったからだよね(笑)悪者は趣味が良いからね。

丸刈りで演技に臨んだナタリーですが、本当に美しい顔立ちなので、似合う。まるでオードリーの『ファニー・フェイス』(パリの恋人)。素材が良いよね。

もうね、これも『レオン』のように報われることの無い愛なんですよね~。(って、勝手に解釈)
彼が仮面を外す事はないし、心の殻を破ることも難しそうです。一瞬ならば心を一つにすることできるかもしれませんが、そこにハッピー・エヴァー・アフターは入り込む隙も無い。

もう、そんなこんなで、『V』に心を奪われます。というよりマスクモノだから?(笑)
だって、マスクにマントに皮手袋ですよっ!!!現実世界でこの3点セットは狂気の沙汰としか思えませんが、架空の世界なのでもうクラクラ(笑)
その上あのキュートなエプロン姿!!すご~くスタイルが良いから、何を着てもピシッときまってるし。

ジョン・ハート(サトラー議長)の出番がほとんどなかったのが残念ですね。画面に大映しになってるのでインパクトはあるんですが・・・ちょーっと影薄かったです。それほど『悪』に突っ走ってるって印象もなかったしなぁ・・・

フィンチ警視役のスティーブン・レイは、楽しみにしてる『プルートで朝食を』にも出てるみたいですね。

モンテ・クリスト伯の映画を観終わった後で、イヴィーが「メルセデスがかわいそう。だって彼は復讐を優先したんだもん」って言ってましたが、自分もそうなってしまいましたね。もう切なくて。

ガイ・フォークスの話題が出てきますが、彼の所業ではなくてマザーグースの唄になってるので、知ってました。子供の頃は意味が判らなかったけど、今になって漸くどんな意味のうたなのかが判りました。(例によって本編とは全く関係ないですが・・)
RENTでもそうでしたが、マザーグースの引用って多いですよね。あとシェイクスピアとか詩人とかも多いかな。


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ダ・ヴィンチ・コード [映画[2006]]

出演:トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、イアン・マッケラン、アルフレッド・モリーナ他

監督:ロン・ハワード

原題:THE DA VINCI CODE               2006年 アメリカ

ダン・ブラウン著の大ベストセラーの映画化。期待が大きいからでしょうか?各方面から不満の声が聞かれますが・・・・・私はなぜそれほど酷評するのかわかりませんでした。きっと・・・・信者かそうでないかが、評価の分かれ目なのかもしれないですね。私は信者ではないので、普通の娯楽大作として受け止められました。それプラス、ボリュームたっぷりの原作を、巧くひとつにまとめ上げてたなとちょっと感心もしたりして。

あ、観る前に注意をひとつ・・・・原作読む読まないは個人の判断にまかせるとして、これだけは・・・・これを観る前に、『ピンクパンサー』を観ないでっ!!
理由はピンクパンサーを観ればわかるけど・・・・(笑)

 
ルーヴル美術館で、館長のソニエールが他殺体で発見される。奇妙なことに、彼は死ぬ前に暗号めいたもので自分自身を飾っており、その姿は、発見された時には レオナルド・ダ・ヴィンチの有名な『ウィトルウィウス的人体図』を模していたのだ。
パリで講演会を開いていたハーヴァード大学の宗教象徴学が専門のラングドン教授に、捜査協力の要請が入る。がそれは、現場にソニエール自身の手で彼の名前が書き残されてたことと、その日2人は会う約束を入れていたからだった。彼は容疑者なのだった。

そこへ現れたフランス司法警察の暗号解読官のソフィーが、彼の窮地を救う。
警察の監視を巧く潜り抜け、2人はソニエールの遺した暗号の解読にかかる。
そしてそれは、失われた聖杯伝説につながっていたのだ。

警察と彼らを追う謎の組織の2つの追っ手をかいくぐりながら、2人は着実に真実に近づいてゆく・・・・・
館長の命を奪った者の目的とは?そしてその後ろに見え隠れする陰謀とは?

ラングドンとソフィーの、命をかけた暗号解読の旅が始まった・・・・・


読んでからだいぶ時間が経ってたので、細かいところとかは正確に覚えてなくて、でも話の筋は知ってて・・・・なんかそれが良かったのかな?単純に楽しめましたよ~。ただ一度読んでるので、黒幕とか次の動きとかを観ながら思い出してしまうので、ちょっと集中に欠けたかもしれないです。が、楽しめました。

でもね、でもでもでもどうしてーーーーーも、ジャン・レノがぁ・・・(笑)
あのピッチリ変装スーツでのバックダンサー踊りが脳裏から離れなくって・・・。

ポール・ベタニーは、ポール・ベタニーだと思うから馴染めないんですよね。ハリソンと共演した時の悪役もそうでしたが、彼には冷酷さが足りないっぽいんです。でもまぁ今回は数時間がかりの特殊メイクの甲斐あって(白いから)、冷たさそうな雰囲気は出てましたね。でも・・・実際の色素欠乏症の色がどんななのか判らないですが、眼の色・・・・もっとどうにかしてほしかったです。特注でピンク色の虹彩+暗い赤の瞳孔のコンタクトを作るとかさ。
本当ならもっと知られてない俳優さんがすべき役柄だったのでしょうが、まぁ心配してたほど酷くなかったので、一安心。

トム・ハンクスの髪型が取り沙汰されてますが、何がどう変わってヘンなのか、よくわかりません。だって、トムのファンではないし・・・(笑)
興行の成功の鍵は彼の髪型にかかってる・・・とかなんだとか言ってましたよね(笑)それほど重要なのか??

でも、失われたと思ってた古の修道会やら秘密結社やら・・・・・(作品中の)現実にはうようよしてたじゃないですか!!石を投げればどちらかの系統に当たるくらいでしたよね?しかも警官とか大金持ちとか銀行の支配人とか、多岐にわたってます。これだけ広まってたら、秘密の保持は難しいんじゃないでしょうか?とか要らぬ心配をしてしまう(笑)
それに、最後にワラワラと教会に集まってきた人たちっ!!あんたらはソフィに危機が迫ってたとき、いったい何をしてたのか!!!と、喝を入れてやりたくなりますよね(笑)無視しながらでもいいから、きっちり守っとけよっ!!!って(笑)

アルフレッド・モリーナの印象がイマイチ薄かったのは・・・・・残念。

サーの演技、さすがホンモノのサーがサーを演じてるだけあって、よりホンモノらしかったです(意味わからん・・笑)

最後に一言・・・・・
   色恋話しが入ってなくって、ほんとーーーに良かったぁ~。


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Jの悲劇 [映画[2006]]

出演:ダニエル・クレイグ、サマンサ・モートン、リス・イーヴァンズ、ビル・ナイ他

監督:ロジャー・ミッシェル

原題:ENDURING LOVE               2004年 イギリス

原作:イアン・マキューアン著 『愛の続き』 新潮社

恋愛を科学的な観点から捉えてる男が陥る、日常にぽっかりと口をあけたエア・ポケット。罪悪感に締め付けられ、男は次第に自分を見失ってゆく・・・

彫刻家のクレアとピクニックを楽しんでいたジョーは、丘を滑り降りてくる気球を目撃する。コントロールを失ってるらしきその気球には、子供が一人乗っていた。ジョーをはじめ近くを通りかかった4人で、なんとか気球を止めようとロープやかごを押さえつけ、ようやく動きが鈍くなる。・・・が、ふと気を許した瞬間に突風が吹きつけ、4人の男をひっかけたまま空に舞い上がってしまった。

自分たちの危機を感じ、次々と手を離してゆく男たちのなか、一人の男性だけが必死にしがみついていた。が、重力には勝てずに、相当な高さから地面に叩きつけられ、男性は死亡してしまう・・・・・

あの時一番最初に手を離したのは自分なのか・・・・その日からジョーの思い悩む日々は始まった。

事故からしばらく経ったある日、あの時一緒に居合わせた男性が、ジョーを訪ねてくる。彼は執拗に自分と悩みを分かち合おうとジョーに持ちかけてくるのだが、彼の真の狙いが見えないジョーは、次第に彼を疎ましく感じだし、そして予想しえない狂気の世界へと堕ちてゆく・・・・


いくつも悪いことが重なりすぎです。
自分がもし同じようなシチュエイションを経験した場合、やはり罪悪感に苛まれるのでしょうね。自分が手を差しのべてなくても結果は同じだったかもしれないけど、でもそれをしなかったのだからどうなってたかわからない、といって自分を責めそうです。
ジョーとクレアの関係も、マンネリ化してたんでしょうね。そんなことも、今回の問題に拍車をかけてしまっている。

とにかく、普段何気なく幸せだと思いこんでる傍にも、危険は隠れてるんだなぁ・・と、再確認。
何につけても思いこみの激しい人っていっぱいいるし(え?私も??笑)

サマンサ・モートン・・・なんかいっつもあの目のまわりが気になる~。なんか暗すぎませんか??そうゆうメイクなのかな?不幸がにじみ出てるようなメイクなんだもん・・・

ダニエル・クレイグは、ジェイムズ・ボンドですよね??あー、なんか頼りなさげだな~。端正な顔立ちかもしれないけど、もっと自信に満ち溢れてなきゃダメですよ。なんかイマイチ・・・。神経質っぽいし、女性に縁なさそうだし(これ致命的じゃない??笑)

リス・イーヴァンズは、『ノッティングヒルの恋人』のヒューの同居人??本来はコメディ系なんでしょうけど、もう・・・とっても巧い。異常な役柄がぴったりでした。

そしてなんといってもこれまた観てびっくりの、ビル・ナイ。これも出てるの知らなかった。
赤ちゃんをあやしてる怪しい人相のビル・ナイ・・・・ん~、ミスマッチで素敵♪(あ、今回は怪しい役柄ではないです。めずらしく害のない役)

これ、内容はおいておいて、観ているとワインが飲みたくなりますね~。登場人物たちが、食事のたびに飲んでるんですよ~。
特に、誕生日にクレアが作った、チリソースかソイソースを付けて食べる、熱いパリパリした食べ物が気になりました~。あれって、、、エビかなぁ?おいしそうだった~~。でもあれはワインよりもビールでしょ!って思いましたけど。

 


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アンダーワールド エボリューション [映画[2006]]

出演:ケイト・ベッキンセール、スコット・スピードマン、トニー・カラン、シェーン・ブローリー他

監督:レイ・ワイズマン

原題:UNDERWORLD EVOLUTION          2006年 アメリカ

前作を観るの忘れて観ちゃいました。なので詳細設定などは全然わからないのですが、それでもヴァンパイアvsライカンという敵対する構図はわかり易いので、わりとすんなりと物語の世界に入っていけました。でも、裏切ったり寝返ったり、登場人物相関図がわからなかったりで・・・やはり前作は観ておくにこしたことはないですね。

家族をライカンに殺されたセリーンは、自らも不死のヴァンパイアになり、復讐を成し遂げるために生きていた。が、家族殺害が実はヴァンパイアの仕業とわかり、彼女は首謀者を仕留める。が、同時に彼女はヴァンパイアからも追われる身に。

彼女と行動をともにしてるのは、マイケル。普通の人間として暮らしていたが、彼が不死者の祖アレクサンデル・コルヴィナスの直系の子孫であることが判明し、その血を欲しがるライカンに襲われる。一度はヴァンパイアに仕留められるが、セリーンの血によって命を救われる。そうして彼は歴史上初の混血種となった。

ライカン・ヴァンパイア両方に追われる2人は、最後の救いを求めて、休眠中のヴァンパイアの長老マーカスの元へ。だが、マーカスもまた混血種になって勝手に復活していたのだ・・・。そして彼は何故かセリーンを襲おうとする。

マーカスは何を求めているのか?セリーンとマイケルに生き残る道は残されているのか??


(内容に全く関係ない)ポイントは2つ。

まず、ボカシが必要以上にでか過ぎです。ほぼ画面全体にもやもや~~っていれてるもんだから、もう何がなんだか・・・最近モロ出しの作品が多いのに、めずらしいですねぇ。

そして2つめ。脇役の俳優陣が粒ぞろい。
主役のマイケルは、ん~む・・・だけど、マーカス役のトニー・カランにしても、クレイヴン役のシェーン・ブローリーにしても、なかなかナ~イス!!
コルヴィナス(マーカス父)の率いる軍隊も、精悍揃いだったし。

あと、なんといってもビル・ナイ!!!特殊メイクをしててもしてなくても(たぶんしてないんだよね?)スゴイお顔の彼。気迫あふれるあの表情。出てるの知らずに観たので、画面に釘付けでした。彼は『ナイロビの蜂』にも出てるし、『デッドマンズ・チェスト』にも出てるみたいですね~~。楽しみ♪(どちらも悪・・・なのかなぁ・・・)

あのマーカスの翼がかっこいい。(ちょーっと、ジーパーズクリーパーズに似てる気もするが)
自在に動くし、飛ぶためだけでなく、手のかわりとしても武器としても使えてとっても便利~。

ケイトは、引き締まった身体に美人顔が映えて、スゴイです。


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ピンクパンサー [映画[2006]]

出演:スティーブ・マーティン、ケヴィン・クライン、ジャン・レノ、エミリー・モーティマー、ビヨンセ・ノウルズ他

監督:ショーン・レヴィ

原題:THE PINK PANTHER            2006年 アメリカ

オトボケ顔のピンクの豹がオープニング・ロールを飾る、往年の人気シリーズの新作?かな??(朝の情報番組で、ピンクパンサーはジェームス・ディーンをモデルにしたとかなんだとか言ってたような・・・寝ぼけてたので、詳細は判らないですが・・・)

事件は大観衆が見守るスタジアムで起こった。サッカーの試合終了直後に、コーチが何者かに暗殺されたのだ。そして彼の指からは、デカデカダイヤ『ピンクパンサー』が忽然と消えて無くなっていた・・・・・

捜査を任されたのは、ドレフュス警視。彼は名誉賞欲しさに、どうしてもこの事件を解決し、注目を浴びる必要があった。そこで考えたのは、一番最低最悪な刑事にこの事件を任せること。もし万が一解決に導いたとしても、自分の手柄に出来るし、予想通りダメだった場合には彼一人に責任をなすり付けられるから。そして吟味の結果選ばれたのは、ジャック・クルーゾーだった。

いきなり警部に昇進して意気揚々と事件捜査に挑むクルーゾー警部だったが、一見トンチンカンな捜査をしてるように見えて、その実・・・・・・やっぱりトンチンカンな捜査だったのだが、何故か事件の核心に迫ってゆく。

が、面白くないのはドレフュス警視。事件解決の前にドレフュスという大きな壁が立ちはだかり・・・


スティーブ・マーティン、ちょっと作りすぎな感じもしましたが、でも良かったです。笑えました~。
ピーター・セラーズが凄すぎましたから、後からする人って相当勇気が要ったと思うのですが、見事に演じてましたよ~。
ピンクパンサー自体、クルーゾー警部の可笑しさを楽しむ作品ですから、事件の内容とか謎解きとかはどうでもよくって、(案の定、ものすご~く怪しげな人が犯人だったし)どれだけ小ネタで笑わせられるか、が重要なんですよね~。
はい。笑わせていただきましたともっ!!

何が面白かったかって、ジャン・レノでしょ~~。
クライマックスでパーティーに忍び込んだ時とか、もう最高です!!なに?あの踊りっ!!
前から好きでしたが、更に好き度アップアップ!!

それから、クレジットされてませんでしたが、『006』を演じたクライヴ・オーウェン。あの大げさな顔自体がクレジットですから、名前が出ようが出まいが関係ないのかもしれませんが・・・・・クライヴがボンドじゃだめだったのでしょうか?(笑)はまってましたよ、スパイ役(笑)

こちらもクレジットなしの出演で、しかも最初に殺されちゃう役ですが、ジェイソン・ステイサム。トランスポーターの素敵な俳優さんです♪あのキワドイ生え際にドキドキ♪

クルーゾーの助手役のエミリー・モーティマー。『Dear フランキー』のお母さん役ですね。彼女はこうゆうコミカルな役の方がいいかも~。

ビヨンセ、歌も顔も迫力満点です!!

とにかく、細かいところに拘らずに観れば、楽しめます。笑えます。もしかしたら涙がでるくらいに。

追記:これだけ小ネタが多い作品なので、一度では堪能しきれない小ギャグの数々。2度目以降に気づくものも結構あります。たとえば・・・
ビヨンセのNYのシーンで、Sayを口語表現で使ってるところ。ビヨンセは“それでは”とか“そうねぇ”ってな感じで使ってるのに、クルーゾーはそのまんま額面どおり受け止めて、リピートしちゃってるし。(“さあ、私に続いて言ってごらん!”の“say”に解釈)
観る度に新しい発見ができそうで、これは何度観ても楽しめるかも。DVDは買いですね。
フランス訛りのアメリカ語の練習って、大変だったろうね~(笑)
『ハンバーガーをください』は、もう完璧!


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アイス・エイジ2 [映画[2006]]

声:レイ・ロマーノ、ジョン・レグイザモ、デニス・リアリー、ショーン・ウィリアム・スコット他

監督:カルロス・サルダーニャ

原題:Ice Age: The Meltdown                   2006年 アメリカ

おりこうちゃんアニメじゃないので、と~っても気楽に観れる作品です。お節介がましい所とか、押し付けがましい所とかほとんどないし(笑)

温暖化の波が押し寄せてる地球を舞台に、アイスエイジのデコボコトリオ+αが大活躍するお話。特に大活躍なのが、執拗に一個のどんぐりをどこまでもどこまでも追い続ける『スクラット』。もうー・・・かわいすぎっ!!

谷で仲良く暮らす動物達。温暖化の影響で氷が溶け出し、さながら水と氷のテーマパークのような世界。寒さから解放された動物達は大はしゃぎなのだが、ペテン師のものしりトニーやハゲワシが不吉な予言をする。
『やがて大洪水が起こり、この谷は水に沈んでしまうぞ』と。
最初は誰も相手にしなかったのだが、マニーが悪ふざけの最中に谷の氷壁にヒビが入り始めてる事に気付き、皆を誘導して谷の先に待つ『舟』を目指し歩き始める。


ジョン・レグイザモですもん。観なきゃ。最近、彼主演の映画『タブロイド』観たんですが(感想はまだ書けてない)、やはり・・・おちゃらけた『準主役』のポジションがぴったりだなぁ・・・とつくづく思いました。主役を張れるオーラが足りないとかそういうんじゃなくって、真面目な演技はちょっと路線が違うというか・・・なので、今回のようなキャラは(アニメだけど)大正解なんですよね~。もうぴったしっ♪

で、今回はなんと『ショーン・ウィリアム・スコット』(ランダウン他)も、声を担当してるんですね。エンドロールで気付いた~(声じゃ判別できないって)。これまた小にくたらしい、狡賢い(けどオバカな)フクロネズミのクラッシュ役。

ディエゴの声を担当してる、デニス・リアリーの声もこれまた渋くって♪
そうですよね、アニメは声が命ですもん。彼はバグズ・ライフのフランシス(てんとう虫)でしたか~。あれもギャップがあって面白い役でしたよね。

とにかく、最後まで笑いどおしだったのですが、これ映像もきれい。特にスクラットのふっさふさの毛並みが見事です。あれ欲しい~~と思わせる仕事っぷり。

今回のメインは、絶滅を恐れてるマンモスのマニーのロマンスなんですが、お相手役(?)のエリーがぁ・・・・いくら種が滅びるといわれても、あんなキャラとじゃ私なら絶滅を選ぶよ、ってくらいなキャラでした(笑)。


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オリバー・ツイスト [映画[2006]]

出演:サー・ベン・キングスレー、バーニー・クラーク、ジェイミー・フォアマン、ハリー・イーデン他

監督:ロマン・ポランスキー

原題:Oliver Twist                   2005年 フランス・イギリス・チェコ

ディケンズの不朽の名作・・・といっても、未読でした。読書好きなのに、傾向が偏ってるもんで、ムズカシイ系は手を出せないおバカさん(涙)

舞台は19世紀のイギリス。心根の美しい孤児のオリヴァーが、紆余曲折を経て幸せを手に入れるまで。

養育院で育った孤児のオリヴァーは、労働手として、地区の救貧院に連れて行かれる。与えられる食事は粗末なうえ量も少なく、救貧院で働く孤児達は、いつも空腹をかかえていた。ある日、くじ引きであたりを引いてしまったオリヴァーは、食事のおかわりを所望する。が、これまで誰もおかわりなど要求した子どもなどいなかった為、怒りだした給し係に救貧院の委員達の前に連れ出され、追放処分となってしまう。

追放された先は、葬儀屋のサワベリー氏の所。本当は心優しいサワベリー氏だったが、彼は恐妻家でその上その妻が慈悲の心の無い人だった為、ここでも辛いおもいをするオリヴァー。
思い余って家を飛び出し、あてもなく道を進み続けるオリヴァー。疲れてふと腰を下ろした里程標に書かれた文字を見た途端、オリヴァーは決心した。
『ロンドンまで70マイル』・・・ロンドンへ行けばなんとかなるんじゃないか・・・
飲まず食わずでひたすら歩くオリヴァーだったが、食事を所望した家で犬をけしかけられ、靴もボロボロになって立ち上がる力さえ残されてなかった。
だが、道端で倒れた彼を自分の家に運び、身体をほぐしてやり、温かい食事を与えてくれた老婆の優しさにふれ、彼は再び力を取り戻す。
そしてついに、ロンドンへ・・・・


これって・・・悪い子バージョンの小公女??
もうめっちゃくちゃ観てて腹たったわ。悪人しか生き残れないような時代だったけど、それでも酷すぎる・・・と。
上に書いてるとおり、未読だったためにもっと心躍る系の物語だと思っちゃった。予告編を観て『ベン・キングズレー』はいい人の役なのか?と勝手に決め付けちゃってたので、とってもショッキング(笑)
でも、とっても上手かったですよ。さっすが、ベン・キングズレー。でも、彼の演技は現代劇で観たいわ。(注:これを書いたのはだいぶ前だったので、まだ『サウンド・オブ・サンダー』を観てませんでした。)

悪い人ばっかりなんですが、所々で優しい人間も出てくるんです。でも・・・圧倒的に少なすぎです。

葬儀屋のサワベリー氏、素敵な役者さんですね。あと、ロンドンの判事の所のおじいさん警官もいい感じです。(2人とも年寄りだけど・・・笑)
ビルの悪だくみ仲間のトビーの家にいる・・・手下?のバーニー役の人もなかなか素敵でしたね。(う・・このトビーさん役のマーク・ストロングさんったら、シリアナのムサウィだ)

子役もいいですね~~。オリヴァー役の子も、ドジャー役の子も可愛い。

さっすがロンドン!!馬車も2階建て!!


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名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌 [映画[2006]]

声:高山みなみ、神谷明、堀川りょう、山崎和佳奈、松井菜桜子、宮村優子 他

監督:山本泰一郎

毎年この時期お馴染みになった、コナン劇場版シリーズです。

依頼人から、テーマパーク『ミラクルランド』に併設されてるホテルの一室に呼び出された小五郎・蘭・コナン・少年探偵団の面々。子ども達はおまけとして依頼者側から招待されてきていた。
やがて映像をとおして現れた依頼人は、わけあって姿を見せられないことを詫び、彼らにミラクルランド・フリーパスIDを提供する。腕時計型をしたフリーパスで、毛利探偵が仕事をしている間、一緒に来た子ども達は『ミラクルランド』で遊んで欲しいということだった。喜び勇んですぐさま飛びつく子ども達。訝しがる若干2名と、面倒くさがる1名も、言葉巧みに誘導され付ける破目に。だが、このIDには恐ろしいワナが仕掛けてあった・・・・・

最初は渋っていたコナンだったが、部屋を出ようとしたその瞬間に、コナンだけ毛利探偵と部屋に残るように言われてしまう。

実はこの依頼人、何故だかコナンの正体を見破ってるもよう。見えない敵に脅かされながら、仕事の依頼を受けるコナンたち。彼らに課せられたのは、依頼人が出すヒントを頼りに解決してほしい事件を探り出し、尚且つそれを解決するという難題。しかもタイムリミットは当日の夜10時まで。その時刻がきたら、それぞれのIDに仕掛けられた爆弾が作動し、木っ端微塵になるという寸法。

蘭や仲間を人質に取られた小五郎とコナンは、早速捜査を開始するが・・・どうやら人質をとられこのゲームにかり出されたのは彼らだけではなかったようだ。西の高校生探偵服部平次や警視総監の息子探偵白馬探や怪盗キッドまでもがワナの中に・・・・・


全般的に良かったとは思います。が、謎の伏線が多すぎで、観ながら把握というのが出来なかったです。次にテレビなどで観る時には、楽しめそうですが(笑)

これ、パンフには思わせぶりに主要キャラが載せられてるんですが、黒の組織関係は全然出てこなかったし、個人的に好きなコナン君の両親も出てないし・・・まぁね、ぎゅうぎゅうに詰め込み過ぎてもよくないですから、次の作品に期待しましょう。

エンディング・・・・B’zの曲が流れるのはいいんですが・・・あの中途半端なPVというかカラオケの映像みたいなのは何なんでしょう??(笑)あれさえなきゃぁいい感じで終わってたのに・・・残念。でも、エンドロールの先におまけというか付け足しというか・・・な映像がありますよ。でも・・・それほど『オチ』でもなかったし、別に観なくっても??

ところで、私はコナンキャラの中で『白鳥警部』が一番好きなんですがー・・・声優さん、だいぶ前にチェンジしてたんですね。似たような声の人を使ってるのでそれほど違和感はないですが、やはり以前の声のイメージは強いです。改めて感じましたね~。(って、チェンジしたことに気付いてなかったくせに・・笑)

そういえば劇場版のコナンって、あまり時間の長い(作品中での時間)設定ってないですよね。テレビ版はやたらと前・後編とか、3分割とかあるけど。
なので、指定されたラストに向けて、寄り道することなく観れるので、いいかも。


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小さき勇者たち~GAMERA [映画[2006]]

出演:富岡涼、夏帆、津田寛治、寺島進、奥貫薫、成田翔吾、石丸謙二郎、田口トモロヲ 他

監督:田崎竜太


おほほほほ・・・怪獣映画好きですから(笑)

1973年、自ら自爆することによって人間を守った怪獣ガメラ。それから33年後の、静けさを取り戻した伊勢志摩地方が舞台。

母を突然の事故により亡くした少年 透は、夏休みのある日、対岸の島で何かが光るのを目撃する。そしてそれから数日後、その光は透を呼ぶように再び光りだした。気になった透はその島まで泳いでいき、光る石とその上に乗った卵を発見する。そしてその卵を手にした瞬間、ヒビが入り『カメ』が孵化したのであった(速すぎっ)。母を亡くし寂しさを抱えてた透少年はそのカメを持ち帰り、トトと名付けて飼い始めた。が、このカメが只者ではなかった・・・・・

だって成長がむちゃくちゃ早い。一晩経つと、倍以上??倍々ゲーム?実は透の家は食堂を営んでるので、ペットは父親から禁止されてたのだが、こっそり飼おうと思ってた『トト』の成長が異様に早い為、見つかるのは時間の問題だった。その上、お隣に住むきれいなお姉ちゃん麻衣ちゃんには既に見つかってしまってるし(しかも、浮かんでる所を!)。
どうにもこうにも隠し切れないくらいに成長したトトを、透と麻衣ちゃんと(名前忘れた)兄弟は、海岸にある秘密基地に運び、そこで飼育することに。

あまりにも成長が早いのと、普通のカメでは考えられない生態から、麻衣ちゃんは『ガメラではないか?』と推測するが、透達は信じられない。

そんな時、透たちの住む伊勢志摩が、謎の巨大生物に襲われる。


ガメラ・・・ちっこい時のはホンモノのカメ(ケヅメリクガメ)を使ってるんですが、中くらいに成長した頃、というかホンモノからニセモノに移った時はビミョー(笑)巨大に成長してもビミョー(笑)
まぁ、ガメラは人間の守り神ですから、あのような殺気の全く感じられない可愛らしいおめめになるんでしょうが・・・・目だけ異様に浮いてます(笑)目だけを可愛らしくする位ならば、全体をその目に合わせて『後ろのジッパー全開』とかにすれば釣り合いが取れただろうに・・・・
しかも相手役(?)のジーダスがもの凄くよく出来ちゃてるから尚更際立つ(笑)

このジーダス、人間をむしゃむしゃ食べる怪獣なんですがー・・・・・なんかグロくないですか?お子様向けとしては・・・ちょっと心配。

それと、最後の方のガメラ対ジーダスの戦闘場面で、どうにもこうにも『9月のテロ』を思い起こしてしまうシーン及び描写がかなり多かったような・・・・これもかなり心配。

でも、最初の頃なんかは笑える場面も結構あったし、敵役の造りもしっかりしてるし、楽しめないものではないです。

キャスト陣も、イカツイ顔なのにお笑い役の多い寺島さんとか、どうしても呪怨の旦那さん役の印象が抜け切らない津田さんとか、ツウ好みの配役になってます(笑)
子役の男の子も巧いし、隣の麻衣ちゃん役は、美少女揃いで有名な『三井のリハウス』CM少女だし。

子ども達がスケボーで遊ぶシーンがあるんですが、今ってあんなんがあるの?きれいに整備されたスケボーリンク?みたいなのがあるんですね~。恵まれてるなぁ。

公式HP--→ http://gamera.jp/

 


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ファイヤーウォール [映画[2006]]

出演:ハリソン・フォード、ポール・ベタニー、バージニア・マドセン、メアリー・リン・ライスカブ他

監督:リチャード・ロンクレイン

原題:FIREWALL                      2006年 アメリカ

シアトルのランドロック・パシフィック銀行に勤めるジャックは、コンピュータ・セキュリティの専門家として難攻不落のセキュリティを構築し、今では幹部ポストに就いている。だが、銀行の合併話が進んでいる今、彼のポストも安泰とは言い難い状況だったのだが。
そんな彼を何者かが監視している。が、もちろん彼は気付いてなどいない。気付かない所で、事態は急速に展開してゆく・・・・・

普段と何も変わらないある晩、宅配ピザ屋を装い(あれ?犯人は名乗ってなかったよね??)ジャックの家に侵入してきた数人の男たち。家族を縛り上げ、様々な機器を家に運び入れて監禁のセッティングに入る。

家族を人質にとられたと知ったジャック。彼に与えられた役割は、自分の作ったセキュリティ・システムを破り銀行のコンピュータに侵入し、犯人の口座に多額の現金を振り込むことだった。
どうにか助けを呼ぼうにも、彼の行動は彼らに逐一監視されていて、話すこともままならない。家族の命の保障も得られないまま、彼と犯人との攻防が始まる・・・・・・・


ボスがカリスマ的ではないからかなぁ??用意周到なチームが、ちょっとバラバラな集団に見えてしまいました。人間らしい心をもった人も居た・・・という言い方もできるかもしれませんが、どうみてもボスの牽引力が弱いです。(あぁなんとなくダヴィンチ観るのが怖い気が・・・笑)

だってあれだけの準備が出来たんだから、もっとスムースに事を運べてもいいはずなのに・・・ショボイ。計画はばっちりだったのにねぇ。(パンフ読んだら、この計画、一年以上かけてじっくりとジャックの個人情報を探ってたって書いてある。信じらんな~い。)
でも、これ好きですよ。最後が家族解放するとこで終わっちゃってて、『ねぇ、このあとどうなるの??自分の身の潔白はどうやって証明するの?』な疑問を全てうっちゃってる投げやりさが堪りません~。(っていうか、人質モノは大抵そうゆう終わり方ですが)

犯人チームの描き方にしても、やはりちょっと投げやり気味(笑)それぞれのキャラがよくわからなかったです。皆中途半端でしたよね。ナンバー2っぽいリーアムにしても、喧嘩っ早い(がショートな身の丈の)人(ピム?)にしても。コンピュータおたくのベルは、(容姿が好みなので)良かったかも。

セキュリティ・システムの専門家というかエキスパートという描き方も投げやりですなぁ。第一線は退く間際な設定なのかな?ジャックと犯人の手に汗握るハッキング合戦が始まるのかと思いきや、、、アクションな展開だし(笑)でも、好きですよ、これ。

ジミー・ベネット君、、、なにやら人質役が続いてますねぇ。でも巧いわ~~。
お姉ちゃん役の子もかわいかったです。

最近やけに目にするロバート・パトリック、いい味出してるのにもったいないなぁ。もっと彼に疑惑の目を向けさせなきゃぁ。アラン・アーキンも良いのに、なんか中途半端だし。はぅ~・・・・・何を狙ったのかよくわかんないな。あ、でも好きですよ、これ。(しつこい)

Fire Wallといえば、ノートンを入れ替えたんですが・・・・・去年2005を入れた時はものすごいエラー続きで、入れるのにすごい苦労したんですが、今回のはすんなりとインストールされましたねぇ。苦情が多かったのかな?
ネットで更新してもいいんですが、なんとなく毎回パッケージソフトを買っちゃいます。
でもー・・・・今回のノートンのアイコン・・・・下のバー(正式名称わかりません)に表示されるのデカ過ぎ(笑)なんとなくそこに眼がいってしまうので、はっきりいって邪魔です。

あ、なんでもいいんですが・・・なんでファイ【ヤー】??(笑)


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青い棘 [映画[2006]]

出演:ダニエル・ブリュール、アウグスト・ディール、アンナ・マリア・ミューエ、トゥーレ・リントハート他

監督:アヒム・フォン・ボリエス

原題:Was nützt die Liebe in Gedanken                       2004年 ドイツ

1927年にベルリンで実際に起きた事件を元に描かれてます。
何不自由なく育った若者が抱えている虚無感というかなんというか、そういうものが彼らを狂気の世界に導いてゆく様子。
伝統のヨーロッパ美青年映画です。

全ては金持ちのクラスメイト ギュンターから、両親が留守の週末の別荘に誘われたことから話は始まる。
ベルリン郊外にあるその別荘は湖畔に建ち、広い庭と大きな図書室も備えていた。労働者階級出身のパウルからみたらまさに天国。しかもそこには、ギュンターの妹でとても美しいヒルデが居た。以前から彼女のことが気になってたパウルは小躍り状態。そんな彼の心情を知ってかしらずか、ギュンターは心にしまい込んでいた考えを彼に話す。
それは、真の幸福というものは一生に一度きりで、その後には幸福の瞬間を忘れられない罰が待っているだけ。だから一番幸せなときにこの世を去るべきだとは思わないか?というものだった。その場のノリでパウルは共感してしまい、2人は即席で『自殺クラブ』なるものを結成してしまう。そのクラブの趣旨、それは--愛が消えた瞬間に、愛を奪った者を道連れにして死ぬこと--。

やがて彼らの周りで複雑に絡み合った愛情が、2人をそして周りの人を、逃れようの無い結末へ向けて一気に加速させてゆく・・・・・


この当時の『お育ちの違い』っていうのは、今とは違っておそろしく違いのあるものだったのでしょうね。考え方から何から違いすぎる。だから一方は振り回されてしまう。
一方は自分の世界に陶酔できるが、一方は現実的な目をもっているのですぐに酔いから醒める。彼が死んで彼が生き残ったのは、そういうわけからでしょうか。

すべて世界を知ったと思う瞬間ってありますよね~若い時期に。本当はぜ~んぜん何にも見えてないのに。自分は何でも出来るんだと勘違いしてしまい、破目をはずす・・・でも限度がありますけど(笑)。この時分の上流階級だと、その身分が物をいい、周りは渋い顔をしながらもやりたい放題だったんでしょうね。だから限度がなくなってしまったのか?

短い中で、人物の相関図がとてもわかり易く描かれてましたね。ギュンターとヒルデの恋人ハンスとの関係は意外でしたが(気付かなかったよ~)。
パウル→ヒルデの関係と、エリ→パウルの関係の描き方が判りやすかった。こうゆうのってよくあることですよね~。

これは、伝統のヨーロッパ美青年映画なんですって。なるほど~そのとおりですね。
ダニエル・ブリュールはちょっとクセのあるハンサムさんですが、アウグスト・ディールの方は、ストレートにハンサム(笑)どこからどう観ても、ハンサム。しかも鍛えられた肉体美が美しい~。是非とも冷酷なそして掬いようのない悪人役を演じてもらいたいです。(シラス役してほしかったな~)

美青年なのは出演者だけじゃなくって、これ監督さんもかなりの美青年とみた。っていうか年齢的に美中年の範疇?素敵すぎますぜっ。

ヒルデ役の女優さん、アンナ・マリアさん、とっても肉感的(良い意味で)でキュートです。顔が小さくって目が大きいから、そう感じるのかな?男を翻弄する女性を巧く演じてましたよ。仕草がとってもセクシーで小悪魔的です。

公式HP--→ http://www.aoitoge.com/


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ステップ!ステップ!ステップ! [映画[2006]]

出演:P.S.150 トライベッカ/P.S.112 ブルックリン ベンソンハースト/P.S.115ワシントンハイツの各子供達とその他

監督:マリリン・アグレロ

原題:Mad Hot Ballroom                    2005年 アメリカ

ニューヨーク・シティにある60を超える小学校で、実際に行われているボールルームダンス(社交ダンス)の授業。10週間にわたりレッスンが行われ、その成果を競技会で競う。競技会の参加校から3校を絞り、子供達の成長に密着したドキュメンタリーが作られた。

参加するのは、ニューヨーク市の公立小学校に通う5年生の子供達。
ダンスのレパートリーは、メレンゲ・ルンバ・タンゴ・フォックストロット・スウィングダンス。各レパートリー毎に学校代表を決めるのですが、まずその時点で子供達はヤキモキ。皆自分が出たいわけでして(笑)しかも皆自信満々だし。もう・・・なんてオマセなんでしょう。
選ばれなかったことで落ち込む子とかも出てくるのですが、それでも対抗戦になると一丸となって仲間を応援するんですね~。心の成長・成長っ!!

ニューヨークの子供たちって、ほんとある意味大人。町に溢れる若さを浪費している人たちを見て、『あれは親がいけないんだよ。』とクールなご指摘。


パブリック・スクールでのプログラムっていうのは、相当制約があると思うんですよね。親の職業も様々だし、人種も様々。たいていの親は子供に習い事をさせる余裕が無い。
そんな中で授業を続けさすのは、子供だけでなく学校側も大変な努力を必要としますよね。
『ミュージック・オブ・ハート』でも、パブリック・スクールでの特別授業における問題点などが描かれてましたよね。

それにしても、ダンスの教師っていうのは全世界共通で『ああゆう』ノリなんですねぇ(笑)あのテンションの高さは、時々見習いたくなりますよね。(え?ならない?)

第150校トライベッカの生徒サイラス君。可愛すぎる~~。クリクリの柔らかそうな髪がいい感じです。

子供が社交性や礼儀や心配りなどを学ぶには、とても良い教材だと思うんですよね。私自身は社交ダンスの経験など全くないのですが、学校で授業の一環として取り入れられてるって、すっごくラッキーなことですよね。うらやましい。

私達がその年頃の頃って、ヘンに相手を意識しすぎて気持ちとは反対の行動をしがちですが、彼らはそれを乗り越えなくっちゃいけないんですもん。心の成長にも役立ちます。

泣くような内容ではないけれど、子供達のがんばりに、ホロッとくる作品です。
ドキュメンタリーに弱いなぁ(笑)

公式HP--→ http://www.step3.jp/


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ウォレスとグルミット [映画[2006]]

声:ピーター・サリス、レイフ・ファインズ、ヘレナ・ボナム=カーター、ピーター・ケイ、ニコラス・スミス他

監督:ニック・パーク、スティーヴ・ボックス

原題:Wallace&Gromit in The Curse of the Were-Rabbit  2005年 イギリス=アメリカ

本年度のアカデミー賞長篇アニメーション部門作品賞受賞。

巨大野菜コンテストに沸く町に突如として現れた謎の巨大うさぎの恐怖・・・(笑)

年に一度の大イベント、巨大野菜コンテスト。開催まであと数日に迫った町では、害獣であるうさぎの駆除に余念が無い。パトロールを担当するのは、ウォレスとグルミットの発明家コンビ。害獣駆除隊アンチ・ペストを組織し(2人だが)、日夜ウサギに眼を光らせている。そんなある日、彼らの元へコンテストの主催者であり町一番の美女でもあるレディ・トッティントンから、仕事の依頼が入る。大量のウサギが彼女の庭に穴を開け、荒らしまくってるというのだ。
早速ウォレス達はウサギ吸引マシーンを持参して、彼女のもとへ駆けつける。

無事大量のウサギを捕獲したウォレス達は、ウサギを殺すことも出来ず、自宅の地下で飼うことに。その処遇に困ったウォレスはあることを思いつく。それは、以前彼が発明した『ココロ・コントローラー』を使ってウサギを野菜嫌いにしようというものだ。グルミットの心配をよそに自信満々で実験に臨むも、見事に失敗。そしてその夜から謎の巨大ウサギが街に現れるようになる・・・・・



これ、吹き替えじゃないのが観たかった~。(こそっと・・・欽ちゃんあんまり好きじゃないんで
でもまぁ、良かったわ。楽に観れたので。

とにかく考えるだけで気が遠くなりそうな、クレイ・アニメーション。それをよくあんなにスムースに創ったなぁ~と感心しきり。ヴィジュアル・エフェクトも使われたそうですが、基本はクレイ・アニメですもん。やっぱりすごい。
でもー・・・人気ないのかなぁ??これ2人っきりで鑑賞。結構ロビーにはお客さん居たのに、コレ観るのあたしらだけ??と妙に可笑しくって大盛り上がり。『お家でビデオ』のノリで、楽~に観れました。なかなかないよね。

グルミット・・・・・ついてない役回りね。いっつもああなのかしら?だって、ウォレスの一人相撲じゃないの(笑)それなのに健気にお食事の用意をして、えらい。しかもウサギさん達のお世話もちゃ~んとしてるし。

警報が鳴って出動するまでの流れ作業が楽しそう~~。あれやりたいです。

最近様々なバリエイションで発売されてる写真付き切手。近々これのも発売されるそうです。


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レアル ザ・ムービー [映画[2006]]

出演:レアル・マドリードの選手。各エピソードの出演者は省略。

監督:ボルハ・マンソ

原題:Real, la película  (REAL THE MOVIE)          2005年 スペイン

あちゃー・・・やっちゃったよ・・・(笑)

マドリードに赴任してきたサッカーを知らない歴史教師の目を通して、レアルマドリードが世界中の人々に愛される理由を紐解いてゆくお話。

それに、トーキョー・ニューヨーク・ベネズエラ・セネガル・・・各都市のエピソードを織り交ぜてつづります。がしかし、各都市間のエピソードには繋がりなど無く、もちろん選手やチームとの繋がりなども無いお話の数々・・・そこがビミョーです。特にトーキョー・エピソードなどは無くっても良い。だいたい意味がわかんないし。印象最悪。
唯一セネガル・エピソードだけは、最後の場面でクラブチームの慈善事業の宣伝になってるのかもしれませんが・・・・・・・その他は・・・・・
製作資金調達の為に、仕方なく入れたのでしょうかねぇ→トーキョー編。

意味の無いエピソードの合間に、ちょこちょこっと『クラシコ』を控えた選手達と首脳陣の様子が入れられてるって感じ。もうー・・・そっちをメインにしてよね(泣)

クラシコは、昨年の今時期の試合を撮ってました。ジダンがゴールポストに激突ゴールして+ラウ~ルも目の上から流血してた試合ですよね。大注目のサンティは後半39分ごろの投入で、活躍のチャンスが少なかった試合。観てましたよ~~。思い出しましたよ。

選手のインタビューもちょこちょこっと入るのですが、カシージャス、ラウール、ロナウド、あとはちょこちょこっとジダン、ベッカム、が語ってるだけ。
ベッカムとルシェンブルゴの会話、監督側が本人もよく解らないであろう英語で喋ってました。そしてベッカムの傍にはエルゲラ・・・彼は・・・通訳??(笑)
あと、ジダンはインタビューにスペイン語で答えてたんですが、思いっきりな言い間違いをして、はにかんだテレ笑いを浮かべてましたね~。かわいい。

試合中の映像では、意外に吼えてるカシージャスが印象的でした。
ほら、撮ってる目線が『試合』じゃなくって『作品』ですから。試合の面白みは感じられなかったのですが、普段のゲームでは映されないであろうシーンがあって、そこは楽しめましたね。

途中で出てきた『選手の運動データ』の解説場面で、図を使って解説するんですが・・・普段でも早口なスペイン語を、最高速度に巻き上げて喋らせてる感じで、その音の響きだけで笑えた~~。何がなんだか解らないんだもん(笑)

あと、会長か名誉会長がとんでもないブッキングをしてたのが笑えました。ダブル・トリプル・・・どころではなく、「65」とか言ってましたが・・・・逸し過ぎ。


’04-’05シーズンに登録してた選手が出てるので、もっちろん♪私のサンティも出演してます。だけどー・・・・・セリフなし。出番(殆ど)なし。ガーン・・・・・
なんかメンバー紹介のシーンがあるんですが、そのときに『ソラーリ』と大写しで出たのみで、その他は画面のすみっこにちま~~っと映る後姿などが確認できるのみ。あ゛ぁぁ~~~

折りしも、明日の早朝『エル クラシコ』開催されますね。なんかちょうど良いタイミングなんですが、内容がこの内容なだけに・・・・・う゛~ん。

パンフレット、メンバー紹介が載ってるのですが、サンティの扱いちっさいなぁ・・。でもね、よくわかんないけど、たぶんゴールして喜んでるサンティ(21番だからそうだよね?顔が歓喜の表情なのでよく判らない)の写真も出てます。なので買ってよかった~~。
あ、良かったか悪かったか判らないけど、来場者プレゼントなのかな?『DAVID BECKHAM』という名の香水サンプルを頂きました~。ヘンな匂い(笑)

意味の無い今回の映画(なのか?)を観て、私は心新たに誓いましたよ。
何がなんでも『サンチャゴ・ベルナベウ行くぞっ』と。貯金しよっと。

公式HP--→ http://www.real-movie.jp/


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サウンド・オブ・サンダー [映画[2006]]

出演:エドワード・バーンズ、キャサリン・マコーマック、ベン・キングズレー、ジェミマ・ルーパー他

監督:ピーター・ハイアムズ

原題:A SOUND OF THUNDER             2005年 アメリカ
原作:レイ・ブラッドベリ 『太陽の黄金の林檎』内収録作品(ハヤカワ文庫)

ん~・・・・・ビミョウ??(笑)
壮大なお話が、ちゃっちぃCGのせいで見事にペシャンコです。


舞台は近未来の2055年。タイムトラベルの技術が実現化された世界。大手旅行代理店のタイム・サファリ社では、独自に開発したタイムマシンTAMIを使って、太古の昔に恐竜ハンティングに行くツアーが人気商品に。

ツアーは細心の注意を持って執り行われており、生態系になんら影響を及ぼさない恐竜をターゲットにしていた。それはシナリオどおりに進んでいくものだった。あと何歩で引き金を引き、そしてあと何分で火山が噴火し・・・・全ていつもどおりの事だった。

ツアー客はタイムトラベル後のパーティーで、自分達の勇姿(または無様な姿)を収めた映像を楽しみながら、満足に浸る。タイム・サファリ社のハットン社長も口八丁手八丁で客をもてなし、彼らの虚栄心を巧みに満たしてゆく。
そんないつもどおりのパーティーに珍客が現れた。
営利目的のツアーを批判し、いつか必ず綻びが発生し、人類の未来を危険にさらすのだと警告し、エキセントリックにわめき散らす女性。
実は彼女は、TAMIの開発者だった。

その後も滞りなくツアーは続けられていった。が・・・
いつもどおりのシナリオを演ずる単純なツアーだったはずなのに、些細なミスから綻びが生じ、やがて人類存亡の危機が訪れることに・・・・・


原作は急ぎ足で最近読んだばかりなので、思い入れが深くない分、設定や人物像に対する不満などは沸いてこないのですが・・・・・なんというか、CGがちゃち過ぎ(笑)これはワザとしてるのかなぁ?とか裏の裏を読んで、堂々巡り(笑) トンデモナクちゃちいCGでしたよ。ある意味あっぱれ。

時空の渡り廊下(あぁ想像力欠乏症)の映像とかは、と~っても精巧にできてたのに。街の様子とか、それに合わせた人物の溶け込ませ方とかが・・・・・予算の中途半端なPVを観てるようでした。ん~、残念。

原作は僅か26ページから成ってます。
思いっきり膨らましたんですね。で、設定なんかもちょこちょこと変えてあります。恐竜も毎回同じ恐竜を撃つ仕掛けになってるので、間違いが最小限になるように工夫されてるんですね。で、何故何度も同じ恐竜を撃てるのか?は、タイムパラドックス・・・・・わけわかりません(笑)
全てが狂った小さな理由っていうのは原作と同じでしたが、映画では人類そのものの未来まで変わってしまうんですね。あの進化の波の表現はとっても良かったと思います。解りやすかったし。ん~~・・・とすると、脚本も良かったんですよね。あぁますます残念。

ベン・キングズレー。オリバーツイストを観た時、あぁ現代劇で観たかったわ・・・と思ったら、観れた。けど・・・欲につっぱしるオバカな役ですかぁ・・・がっくし。
でも巧かったですよ、いつもどおりに。

パンフを熟読してたら意外な事実を発見。私の大好きな作品『死霊のしたたり』のゴードン監督と、これの原作者のレイ・ブラッドベリは旧知の間柄だそうです。ゴードン監督はブラッドベリの『ワンダフル・アイス・クリーム・スーツ』という作品を撮ってるらしいです。今度観てみよう。あ、ホラーじゃなくってミュージカルらしいですね。それこそ意外だわ。


だいたい題名の『A Sound of Thunder』っていうのは、最後のオチの擬音でしょ??オチが違うのに・・・・・・(笑)


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リトル・ランナー [映画[2006]]

出演:アダム・ブッチャー、キャンベル・スコット、ジェニファー・ティリー、ゴードン・ピンセント他

監督:マイケル・マッゴーワン

原題:SAINT RALPH                   2004年 カナダ


もっと最初っからシリアスなのかと思いましたが・・・・ラルフ少年面白すぎですっ!!

カナダのカソリック系私立学校に通う14歳のラルフは、本能の趣くまま行動する少年だった。カソリックの戒律を無視し、妄想を膨らまし・・・・・学園長にとっては目の上のたんこぶ。いつ放校処分になってもおかしくない状態でした。が、彼には父親が居ず(戦死しました)、母親も重い病気で入院中ということで、何かと苦労してるのです。特に唯一の保護者である母親が入院してる為、ラルフは何年も前に死んだお祖母さんが生きているふりをして、彼に保護者が居ないという事実が周囲に(特に学校に)洩れないように細心の注意を払っていた。

そんな中、お母さんの病状が急変する。医師から『奇跡でも起こらないかぎり、意識が戻るのは無理』と無情にも告げられるラルフ。来る日も来る日も、お母さんの意識を回復させるために、思いつく限りのことを試すラルフだったが、それでも一向に回復の兆しが見れない。

公共の場所で犯した失態(笑)により、クロスカントリー部に強制的に参加させられてたラルフは、コーチであるヒバート神父の一言に希望を見出す。それは、彼が何気なく放った一言『君達がボストン・マラソンで優勝したら、まさに奇跡だ』。その一言で、ラルフは目覚めてしまう。ボストン・マラソンで優勝できればママは助かるんだ!!と。あぁラルフ・・・

そして自己流のマラソン研究と実践の日々がはじまった。
そんな彼を茶化すクラスメイトや、奇跡という言葉に踊らされてるラルフを快く思わない校長など・・・・・超えなきゃならないハードルは、次から次に。

しかし、母の為にひたむきに頑張るラルフの周りで、小さな奇跡が起きはじめる。


最初は笑いっぱなし。そして中盤からは泣きっぱなし。ほんと忙しい作品です。

『HALLELUJAH(ハレルヤ)』がかかるんですよ。もうこの時点でダダーっと泣き(笑)。
空回りするラルフの行動が、面白すぎて・切なすぎて・・・・・

ヒバート神父を演ずるキャンベル・スコット。エミリー・ローズの検察官の役ですね。あの時はそれほど目立った感じはなかったのですが(当たり前です。エミリーが凄すぎましたから)、これはいい役ですよ。一度頂点に立ったけど、戦争やその他の影響から夢を断念して聖職に就いた男が、一人の煩悩だらけの少年に目覚めさせられるんですもん。

この校長が理解の幅の全く無い、了見の狭いたぬきじじいで(笑)もっとアクが強くても良かったかな?とか思いましたが、それではキリキリし過ぎちゃうのでこれでちょうど良かったのかな。彼も巧かった。

最後、お母さんに奇跡が起きたかどうかは、観てるものの想像に任せてあるんですが・・・・・結果がどうであれ、ラルフは前を向いて奇跡を追い続けていくのでしょうね。


Bunkamuraで上映されるミニシアター系の作品のパンフレットは、必ずシナリオが付いてますよね。映像で感動して、そしてその後文章で余韻を楽しめて・・・良いですねぇ。


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白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々 [映画[2006]]

出演:ユリア・イェンチ、アレクサンダー・ヘルト、ファビアン・ヒンリヒス、ヨハンナ・ガストドロフ他

監督:マルク・ローテムント

原題:SOPHIE SCHOLL-DIE LETZTEN TAGE    2005年 ドイツ

反ナチスを叫んで処刑されたある女子学生の、逮捕から処刑までの僅かな日々をつづった作品。何故彼女は異例の速さで処刑されなければならなかったのか・・・・・

1943年。ヒトラーの独裁政権も一枚岩とは言えなくなっていた時期。国民の間にも、戦局不利の噂が飛び交い、戦争の早期終結を叫ぶ地下組織が現れる。彼らは『白バラ』と呼ばれ、打倒ヒトラーのビラをばら撒き、国民に結束を呼びかけていた。

そんな彼らが、危険な賭けにでた。余ったビラを、大学構内でばら撒くというのだ。話し合いの結果、ハンスとゾフィーのショル兄妹が決行することになった。
手分けして教室の入り口やらにビラを置き、最後に最上階から積み上げられていたビラを落とした瞬間、終業のベルが鳴り響き、多くの学生がなだれ込んできた。混乱に乗じて逃げようとした2人だったが、仕事熱心な用務員に見つかり、ゲシュタポに通報されてしまう。

最初は自分達の関与を否定していた二人だったが、自宅やアトリエなどから次々と証拠が見つかるうちに、自分達の運命を悟る2人。自らの信念を貫き通すことを決意する。


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真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章 [映画[2006]]

声:阿部寛、宇梶剛士、柴咲コウ、大塚明夫、大塚芳忠、堀内賢雄 他

監督:井本満/堀江信彦

原作:武論尊/原哲夫

あはは・・・なんか長い題名だなぁ

テレビシリーズからだいぶ時間が経ってたので、細かい設定とか忘れちゃってて、新鮮な気持ちで楽しめました。あぁこんなだったかな~とか思い出しながらの観賞。なつかし~気分でいっぱい。

でも、なじみのある登場人物が全て登場するのかと思いきや、そうではないみたいですね。だいぶ端折られてるというか。まぁそれも仕方なしか。

新キャラとして、ラオウに仕える女性剣士レイナの存在が強いですね。北条司氏がキャラクターデザインをしています。濃ゆい筋骨隆々のキャラの中で、あの線は細いが凛とした強さを放つキャラは目立ちます。


ストーリーはこちらでご確認を---→ http://www.hokuto-no-ken.jp/
(音量にご注意を!!)


ケンシロウの声、ご存知のとおり神谷明さんから阿部寛さんにチェンジしてたのですが・・・それほどの違和感はなかったですねぇ。ただ・・・神谷さんが上手すぎたので、ちょっと物足りなさを感じないでもない・・・・

柴咲さん、好きな女優さんなんですがー・・・これは彼女を使う意味がどこらへんにあったのか・・・・別に彼女じゃなくっても。気だるそうな演技と表情があってこそ活きる彼女の持ち味ですから・・・声だけの演技では、如何せんそこらへんが・・・・

あと、ラオウ。宇梶さんが声をあててますが・・・・・これも迫力不足。本人はホンモノ(笑)かもしれませんが、ラオウの凄みを感じられなかったというか・・・

なんかダメだしが多いですが、全般的にダメだったわけじゃないです。楽しめましたよ。
これは全5部作での構成になるみたいですね。以下のとおりです。

  • 第一部・2006年春 映画劇場3月11日公開(全国東宝系)「ラオウ伝 殉愛の章」
  • 第二部・2006年秋 OVA発売予定「ユリア伝」
  • 第三部・2007年春 映画劇場公開予定「ラオウ伝Ⅱ 激闘の章」
  • 第四部・2007年秋 OVA発売予定「トキ伝」
  • 第五部・2008年春 映画劇場公開予定「ケンシロウ伝」

    あのかっちょよいギターサウンドは、松本さんなんですねぇ。エンドロールで気が付きました。

    別にね、『全国先着20万名様 復活ライジンコレクション・スーパーフィギュア-ラオウ-』が目的ではなかったのよ。絶対に!!(しっかり貰ったけどね)


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    スパングリッシュ [映画[2006]]

    出演:アダム・サンドラー、ティア・レオーニ、パズ・ヴェガ、クロリス・リーチマン他

    監督:ジェームズ・L・ブルックス

    原題:Spanglish                     2004年 アメリカ

    “スパングリッシュ”とは、アメリカで暮らす4千万人近くのラテン系の人々によって話されているスペイン語と英語の混成語のこと。

    メキシコに暮らすフローラは、夫に捨てられ娘と2人で慎ましやかに生活していた。ラテン系である誇りを忘れない為、娘の記憶に残る年齢までメキシコに留まり、そしてやがて彼女達はアメリカへの移住を決断する。
    やってきたのは、多くのラテン系が生活する町、ロスアンジェルス。最初はメキシコ移民の町を出ずに生活をしていた2人だったが、娘が成長するに従って、フローラはお金のために『本当の外国』に出て働かざるをえなくなった。
    そして見つけた職はハウスキーパー。
    ロスの有名レストランのオーナーシェフであるジョンと、専業主婦のデボラと彼女の母親、そして子供2人のクラスキー家に勤めることになった。

    このクラスキー家、見た目の裕福で幸せそうな感じと違い、今にも崩れ落ちそうな張りぼての家族だったのだ。
    それもこれも、人柄は悪くないがとことん無神経な母親のせいだった。



    なんといっても、ティア・レオーニ、彼女が笑わせてくれます。ものすっごいいい感じ~。
    周りの人の感情には無配慮で、でも自分自身に対してはめちゃくちゃ繊細な、とことん自分勝手に振り回しまくる女性を怪演してました。『ディック&ジェーン』でも面白い役をこなしてましたが、これも最高です。
    太ってる娘に無神経な発言を繰り返すし、元陸上部ってことで、ジョギングにも気合が入りすぎるし(笑)特にジョギングのシーンはおもろいです。
    軽くさら~っと浮気しちゃって、それがまず自分の母親にバレるんだけど、ひたすら泣いて済まそうとするし(笑)その上バカ正直にも、旦那さんに告白しちゃってるし・・・
    ティアの現実の旦那さんって、デヴィッド・ドゥカブニーだったの??知らなかった。

    ジョン(アダム・サンドラー)の職業がコックなもんで、自分の夜食なんかをちゃちゃちゃっと作っちゃうんですよね。それがまた美味しそう~で。
    パンフレットには、「シナモンフレンチトースト」と「チキンとトマトと目玉焼きのチーズサンドイッチ」のレシピが載ってます。(ナパ・ヴァレーにある有名レストラン『フレンチ・ランドリー』の天才シェフ トーマス・ケラーのアイデアによるものです)

    ラテン女性を演ずるのは、パズ・ヴェガ。むっちゃくちゃ美人です。劇中、ラテンの女性は逞しいラテンの男性を見慣れてるから、なよなよした白人には惚れない・・・ってなこと言ってましたね~。ラテン系の女性ってキレイすぎる~~~ぅ。

    旦那に捨てられて娘と2人だけど、自分に誇りをもって生きてるフローラって、強い。最後がハッピーエンドではないけど、でもすっきりと観れる作品だと思います。

    公式HP--→ http://www.sonypictures.jp/movies/spanglish/index.html


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    機動戦士ZガンダムⅢ 星の鼓動は愛 [映画[2006]]

    声:飛田辰男、池田秀一、鈴置洋孝、島田敏、榊原良子、井上和彦、岡本麻弥 、勝生真沙子 他

    監督:富野由悠季

    !私の素人まる出しの記事を読んで怒らないでください!温かく見逃して!

    劇場で観ていてこんなにもいたたまれない気分に陥る作品って、他にあるかしら?
    もうねー・・・『女子供は出て行け』オーラが漂ってるのよ~。『あんたにZの何が解るんだ??』っていうような無言のプレッシャーも受けます。あぁぁぁぁぁ・・・・(笑)

    第3弾ですがー・・・・前作のDVDチェック忘れた~~~・・・しかも、原作本も結局読めてないし。これだからダメなのよね~。プレッシャー感じるわけだよ。

    いよいよラストです。テレビ版のZガンダムを3分割した最後のお話です。けど、なんの決着もつかぬまま終わったような印象が・・・・・(それもそのはず、これは次に繋がるって寸法でしょうか?)

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    エゥーゴ対ティターンズの戦いは、ついに戦場を宇宙へと移し、消耗戦の様を呈してきた。

    そんな中、絶大な権力を手中に収めんとするアクシズの動きが活発化する。アクシズはティターンズ・エゥーゴ双方と交渉し、より自分達に都合の良い方と連携しようと画策していた。
    が、ティターンズとの交渉は決裂し、その結果アクシズはエゥーゴとの一時的連携を決断する。
    それにより有利になるかと思ったのもつかの間、シロッコが動き出す・・・・・


    とにかく今回は宇宙空間での戦いのシーンがメインというかほとんどなので、素人(笑)でもとても楽しめます。描き直したり手を加えたりが多かったのでしょうか?古い感じも全然せずに、迫力満点の映像でしたよ~。
    でも、とにかくキャストがどんどん死んでいくんですよね~。ちょっと殺しすぎって思いますが、キャスト沢山いるので次から次に『代わり』が出てくるんですよね。

    キャスト自体の年齢設定がとっても若いですよね。テレビ版で最初のガンダムを観てた時には気にならなかったのですが、(というか全然気にしてなかった、)皆若いですよね。核になる人がそろいも揃って若い。時代が進んでいって、宇宙規模の戦争を始めると、そういう人口比率になってしまうのかな??

    キャラでお気に入りなのは、シャアはもちろんですが、レコアとシロッコとハマーンかしら。
    登場人物が敵・味方に行ったり来たりするから、誰が敵で誰が味方なのか混乱必至なんですが、これはテレビ版をじっくり観れば解決するかしらね。

    これってカミーユが主役なんですよね?でも・・・キャラがてんこ盛りな為か凝縮されてしまったせいか、彼の影が薄いんですよね。あまり彼に焦点があたってなかったような気がする。

    今回の新解釈映画版のDVDが出揃ったら、一気鑑賞してみよう。と、その前にZ全話制覇もしなきゃ。とりあえず映画版1作目を観る前に1作ぶんは観てたのですが、今更なので、やはり最初からか・・・・・・・

    コアなファンが沢山いるアニメ作品だけあって、映画が始まる前の宣伝もコアなものでした(笑)


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