Ｖ フォー・ヴェンデッタ

出演：ナタリー・ポートマン、ヒューゴ・ウィービング、スティーブン・レイ、ジョン・ハート他

監督：ジェイムズ・マクティーグ
脚本：ウォシャウスキー兄弟

原題：V For Vendetta　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００６年　アメリカ

以下、ちょっと意味のわからない解説が続きます。ご了承を。

第三次世界大戦後の英国は、アメリカ合衆国までをも植民地にし、国内でも恐怖政治を布く強大な国家に成長していた。

移住者・異教者・同性愛者などなどのマイノリティは徹底的に排除された世界。個人の行動は街のあちこちに設置されたカメラによって監視され、発言も盗聴活動によって完全に監視下に置かれている。そんな世界に、人々はただ怯えながら暮らしていた・・・

夜間外出禁止令が出ている中、一人の女性が危険を承知で出かけた。彼女の名前はイヴィー。出かけた先は職場の実力者ゴードンの元。なのだが、途中で自警団に見つかり窮地に。

が、そこに突如コードネーム“V”と名乗る仮面を被った謎の男が現れる。彼は行きがかり上自警団の手からイヴィーを助け出した。政府の権力を笠に着てる自警団に制裁を加え、そして、彼の政府への宣戦布告の狼煙を上げたのだった。

なので、一緒にいたイヴィーは警察から追われる身に。
が、ここでもまた“V”に助けられる。彼は窮地に陥ったイヴィーを自宅に連れ帰り、保護という名の軟禁をすることに。

彼は４００年前にガイ・フォークスが成し遂げられなかった国会議事堂爆破を最終目標に、刑事裁判所の爆破やTV局の不法占拠、電波ジャックなどで次々に政府を翻弄しはじめる。

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こんな素敵なワルモノになら、さらわれたいっ！！
でもまぁ、奴も相手がナタリーだったからだよね（笑）悪者は趣味が良いからね。

丸刈りで演技に臨んだナタリーですが、本当に美しい顔立ちなので、似合う。まるでオードリーの『ファニー・フェイス』（パリの恋人）。素材が良いよね。

もうね、これも『レオン』のように報われることの無い愛なんですよね～。（って、勝手に解釈）
彼が仮面を外す事はないし、心の殻を破ることも難しそうです。一瞬ならば心を一つにすることできるかもしれませんが、そこにハッピー・エヴァー・アフターは入り込む隙も無い。

もう、そんなこんなで、『Ｖ』に心を奪われます。というよりマスクモノだから？（笑）
だって、マスクにマントに皮手袋ですよっ！！！現実世界でこの３点セットは狂気の沙汰としか思えませんが、架空の世界なのでもうクラクラ（笑）
その上あのキュートなエプロン姿！！すご～くスタイルが良いから、何を着てもピシッときまってるし。

ジョン・ハート（サトラー議長）の出番がほとんどなかったのが残念ですね。画面に大映しになってるのでインパクトはあるんですが・・・ちょーっと影薄かったです。それほど『悪』に突っ走ってるって印象もなかったしなぁ・・・

フィンチ警視役のスティーブン・レイは、楽しみにしてる『プルートで朝食を』にも出てるみたいですね。

モンテ・クリスト伯の映画を観終わった後で、イヴィーが「メルセデスがかわいそう。だって彼は復讐を優先したんだもん」って言ってましたが、自分もそうなってしまいましたね。もう切なくて。

ガイ・フォークスの話題が出てきますが、彼の所業ではなくてマザーグースの唄になってるので、知ってました。子供の頃は意味が判らなかったけど、今になって漸くどんな意味のうたなのかが判りました。（例によって本編とは全く関係ないですが・・）
RENTでもそうでしたが、マザーグースの引用って多いですよね。あとシェイクスピアとか詩人とかも多いかな。

コメント 12

おお、そういえば、マスクにマントに革手袋の完全装備だった～
何か妙に惹きつけられる所以だったのね！
＞さらわれたい～
あ、でも、丸刈りはパスで、たまごパンはお代わりで（笑）
マザーグース、よく使われてますね。
やっぱり小さい頃に覚えたことって頭に残っているのでしょうね。
日本人だったら何？日本昔話かしら～？
TBさせてくださいね。
by ange (2006-05-24 18:10) 

すみません。TBを１個消しておいて下さいm(_ _)m
by ange (2006-05-24 18:11) 

angeさん、こんばんは～。ｎｉｃｅ＆TBありがとうございます。
ふふっ・・・素顔が見えないとこが、ハートに響くのでしょうか？（笑）
たまごパン、そうですね１枚じゃ足りませんよね。あのイヴィーの食べ方も可愛らしかった～。
日本昔話・・・市原悦子というと、家政婦よりもどうしても日本昔話を思い出してしまいます（笑）あぁ全然関係ない話だ！
by まみりん (2006-05-24 23:37) 

こんばんは～
やっぱり婦女子に大人気のVなのですね～
なら、私も仮面にマントに皮手袋なら、そりゃもうウハウハ天国間違いなしか！！って捕まってしまいそうですねやっぱり（笑）
内容的にはそれほど良くは無かった感じなんですよ、ウォシャウスキー兄弟だっただけに、そこに期待しちゃったのがいけなかったのかなぁ～。どうしてもVが個人的復讐に走ってしまってる印象が拭えない感じなんですよね～
TBしていきますね。
by (2006-05-25 01:02) 

トチオさん、おはようございます。ｎｉｃｅ＆ＴＢありがとうございます。
あらら、皆さんウォシャウスキーさんたちに大期待をよせてたんですね～。私は監督・脚本・製作方面に詳しくないので、『あ、名前は知ってるわ』レベルのスタンスでした。
・・・仮面にマントに皮手袋・・・はい、そりゃもう『新聞１面間違いなし』ですね！！（笑）実際にいたら、怖いというより笑ってしまいそうです。
そういえば、Ｖはむちゃ個人的な復讐してましたね。でも、個人レベルの恨みをはらすことがその他大勢のためにもなるという、一石二鳥な復讐だったんですね。
by まみりん (2006-05-25 08:26) 

私もエプロン姿のVにやられました。お料理上手♪
by いくそむ (2006-05-26 11:37) 

確かに、Ｖの華麗な身のこなしにキュンときましたねー（笑）悪者は、ある意味正義より魅力的ですもんね☆ヒューゴがやってるって知ってて観てたら、もっとＶから目が離せなかったかもしれません。
『プルートで朝食を』も上映が決まったんですね～☆みなさんの感想を読むのが楽しみです。スティーブン・レイの渋さにはクラクラきますよー。
by クリス (2006-05-27 02:06) 

いくそむさん、こんにちは。ｎｉｃｅありがとうございます。
意外に引き締まった身体に、あのプリティな若奥様エプロンが似合ってましたよね～。マスクをかぶってても、あんまり違和感がなかったです。とても不思議～。あのトースト、おいしそうでした～♪

蟻銀さん、こんにちは。ｎｉｃｅ＆ＴＢありがとうございます。
正義よりも断然悪に惹かれるのは・・・なぜなんでしょうね～。
プルートで朝食を、こちらではいつごろ上映するのか決まってないみたいですが、なんとか観れそうです。蟻銀さんはもう観てるんですね。うらやましぃ～～。早くクラクラしたいですっ！！！
by まみりん (2006-05-27 13:10) 

こんばんは～
そういえばまみりんさんは仮面フェチでしたっけ？(笑)
V、あんな外見なのに一人で銅像相手にフェンシングしてるところをイヴィーに見られてちょっと照れてたり、エプロンつけて料理してたり、けっこう人間味ありましたねえ(笑)
この前パン屋さんであの卵のせトースト売ってたんで買ってしまいました！
by (2006-05-28 00:02) 

ｍｅｒｃｉさん、おはようございます。ｎｉｃｅ＆ＴＢありがとうございます。
仮面＆マント＆皮手袋フェチですっ（笑）（胸張っていえない・・）
あの照れてた所、ほんとうにキュートでした～～！！照れてるときにあの仮面がよく合うんだ～～。私にもあの一式、送ってほしいです。
パンやさんで売ってるの？？わたしも食べたい～♪
by まみりん (2006-05-29 09:00) 

初めまして！
誠に勝手ながらTBさせて頂きました。

まみりんさんおっしゃる事判りますねぇ。
私も女性だったらVに恋焦がれるかもしれません。
クッキング場面や鎧相手に一人演技などカワイイし。
それでいて頭脳明晰でシャイで強い正義感。
死んじゃったから続編は無理？
ビギニングしか無いですね。

今後とも宜しく御願い致します。m(__)m
by cocos (2006-09-09 23:20) 

ｃｏｃｏｓさん、こちらこそ初めまして。コメント＆TBありがとうございます。返答が遅れましたこと、ほんとうにすみませんでした。

そうですね～、死んじゃったから続編は無理なんですよね～。おいしいキャラなのに（笑）
いろいろいじれそうですよね。
ということで、今はやり（？）のビギニング！！！それいいですね～。1回で終わらすには、ほんと惜しいキャラですもん。
こちらこそ、亀レス亀更新ですが、これからもどうぞ宜しく御願いします。
by まみりん (2006-10-02 09:47)