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ファイナルカット [映画[2006]]

出演:ロビン・ウィリアムズ、ミラ・ソルヴィノ、ジム・カヴィーゼル、ミミ・カジク他

監督:オマール・ナイーム

原題:THE FINAL CUT                2004年 アメリカ

脳にチップを埋め込むことによって、そこに眼で見た全てを記録することができるゾーイ・チップ。死後はこの映像を自由に編集し、永遠の思い出として色褪せることなく保存が可能だ。自分に都合の悪い部分はカットし、善い思い出だけを残すこともできる。

これは、そのチップの画像編集者として働くアランの物語。
彼は子供の頃、不幸な事故を引き起こしてしまった。両親の都合で立ち寄った見知らぬ町で見知らぬ子供と遊んでいる最中、遊び相手の少年が廃屋の地下室に落ちてしまったのだ。動かない彼をみて怖くなったアランは、逃げ出してしまう。そしてその記憶が彼を苦しめ続ける。大人になった現在も、あの時の風景が脳裏から離れない。

そんな中、彼は他人のチップの中に記憶の片隅にある顔を見てしまった。ちらっとだけ映ったその人物は、チップの持ち主に対して自分の名前を名乗っていたのだが、それが遠い昔アランが見捨てた子供と同じ名前だったのだ・・・・・

死んだはずの少年が生きている?彼は仕事の範疇を越え、あの時の少年探しに没頭しはじめる。そして次第に現実と非現実との区別が難しくなり・・・


『インソムニア』以来、彼が嫌いになってしまった私です(笑)(同じ悪役ものの『ストーカー』は未見です)。だって、すっごい上手なんだもん。気弱そうな、善良そうな皮を被った最悪な人間の役が。
なので、あれ以来何を見てもその笑顔の下に悪魔が隠れてそうな印象が定着しちゃって、安心して作品を堪能できない(笑)

子供時代のショッキングな記憶っていうのは、もうその時点でショックが記憶を歪ませてるし、自分が覚えてることが真実か?なんて判りませんよね~。だから、何年も悪いことをしたなぁ・・と思い悩んでいても、実際は全然違う展開だったってことも、まま在ることなのかもしれません。

ところでこのゾーイ・チップ、誰の為のものなのでしょうか?子供というのは普通ならば親より後に死にますよね?だから親が子供の思い出を楽しむためではない、と。で、本人ももちろん観る事できませんよね?なので本人のためでもない、と。では一体・・・・・。
親→子の関係と、親←子の関係は、矢印の向きが違うだけで全然別ものになってますよね。だから、子供が親の記憶を観て楽しむってものでもないし・・・このチップの価値っていかがな物か?大枚はたいて埋め込む意味がわかんない。心の動きまでもは記録できないのに。

ジム・カヴィーゼルは、もうヒゲもじゃもじゃがトレードマークになってしまったのでしょうか?どんな役柄でもあのまんまですよね。

1回では理解し難い作品でしたね。DVDが出たら、じっくり観てみよう。


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コメント 2

これも観たかったんだよな~。
かなり上映規模が小さくて、これまた観れなかったですね。
記事未読ですけど、観る事が出来たら再度コメントにきますね。
まぁ、だいぶ先ですが(笑)
by (2006-06-02 02:36) 

まみりん

DVD出たら、どんな物語だったのかを再度チェックしないと、と思ってます。画期的な発明品・・・という触れ込みなんでしょうが、あまり必要性の感じられない製品なので(→ゾーイ・チップが)、作品じたいの重みもなんというか・・・・・(笑)
by まみりん (2006-06-02 19:59) 

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