96時間 [DVD]
BLACK HAWK DOWN [DVD]
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ [DVD]
監督:ガイ・リッチー
原題:LOCK,STOCK AND TWO SMOKING BARRELS
製作年:1997年
製作国:イギリス
ジャンル:犯罪
いかさま無しで大勝負に挑んだ4人組の若者が、罠にかけられ勝負に大敗し、莫大な借金を負わされてしまう。
血迷ったような動きを見せる現金入りボストンバッグが面白かったです。あと、マスケット銃?の動きも。一つのとんでもない計画が、何組もの運命を翻弄し、そしてその彼らは金と銃に弄ばれる。その動きに淀みは無いし、まとまる所へ話が落ち着いていて、この回収のされ方は観ていてとても気持ちがよいです。
もう彼らの行く先々が死体だらけなのですが、その持って行くタイミングがとても良いんですね〜。ちょっとでもズレたらテンポが台無しになってしまう、そのギリギリのタイミングをキープし続けます。
ジェイソン・ステイサム兄さん、若いです。これがデビュー作らしいですね。でも、今と全然変わってません。なんか同じです。
トム役のジェイソン・フレミングがこれまた良くて。あの深みのあるハンサム・フェイス、素敵です。
父親役でスティングが出演しているのですが、これまた彼が渋くて・・・・かっこ良いのです。
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
- 発売日: 2002/10/23
- メディア: CD
40歳の童貞男 [DVD]
出演:スティーヴ・カレル、キャサリン・キーナー、ポール・ラッド、ロマニー・マルコ、セス・ローゲン他
監督:ジャド・アパトー
原題:The 40 Year Old Virgin 2005年 アメリカ
40歳にもなるのに女性経験の無いフィギュア愛の深い男と、どうにか彼に脱・童貞してもらいたい悪ノリ仲間との愉快なかけ引きを描いた物語。
電気製品ショップに勤めるアンディは、仕事に対する情熱も覇気もないが、それでも毎日精一杯淡々と生きている。当然のように、仕事場でもプライベートでも友人と呼べる人物は皆無な彼。そんな彼のもとに、偶然のいたずらで仕事仲間から初のお誘いが舞い込んできます。
ポーカーの人数調整のためだったのですが、アンディを良く知らなかった仲間たちは、会話を深めるごとに明らかになってゆくアンディの知られざる秘密に俄然興味をかき立てられます。
なななんとアンディは、40歳になるというのに、童貞だというのです。
間違った使命感を帯びてしまった仕事仲間のキャス・デイヴ・ジェイらは、さっそくアンディの『脱・童貞大作戦』をおっぱじめることに・・・・
だが、案の定作戦どおりには進まずに・・・・・
やっと観れた~。
題名の響き的に、これは絶対観なきゃって思ってた作品ですが(笑)なかなか観ることができませんでした。DVD発売の後でしたが、1週間限定でスクリーン上映もされてたんですよね。それを観に行けばパンフレットも手に入れられたかもしれないのに・・・残念。
キャスとデイヴ?お互いに『ゲイだ~、そっちこそ・・・』と言い合ってたので、最終的にこの2人が結ばれてハッピーエンディングって予想しましたが・・・全然違いました。残念。
主人公のアンディ、とってもイイヤツなんですけどねぇ・・・。フィギュア集め(それも幼少の頃からの筋金入りときてる!)&フィギュアに対する愛がちょっと引く・・・。パートナーの趣味嗜好はある程度は理解を示してあげないとね、とは思うが・・・ちょっとハードル高くないですか?
シングル生活を長くしていると(特にアンディはお付き合いしている女性も親しい友人もいないという設定だったので・・・)完璧に『自分のペース』なるものが出来上がっちゃいますよね。それが完成されてしまうと、その殻を破るのは相当大きなパワーが必要になってきちゃいます。自分のペース=ぬるま湯に浸かった状態(安心できる)だから、あえて危険やリスクを伴う冒険は避けるようになってしまう・・・・・悪循環です。
それを打ち破らせるためには、このようなハチャメチャが絶対に必要なのでしょう。まぁアンディが望んでいたかは別ですが・・・(笑)
でも、アンディと義理の娘との関係はなかなか良い感じだな~と思いました。
アンディの作る、ビューティホー♪なブレックファーストが美味しそうでした~♪
VIVA LA BAM [DVD]
これ、個人的に大好きです♡♡♡
思い余って買っちゃいました~♪
バム・マージェラ、だ~~~い好きっ♡ほんと、理想そのまんま。本当はアゴヒゲは苦手なんですが、バムならば許せる。しかもくりくりの天然パーマだし。スケボー巧いし。・・・だけど、フィル(バム父)は胸毛わさわさなのに、バムはつるっつる。ん~、惜しいっ♪
内容は、Jackassのメンバー“バム”が、ターゲットを家族&家に絞って大暴れする、MTVの人気(?)番組です。バムが何をしても絶対に怒らない温厚な父・フィルを怒らせようと、あの手この手で攻め立てたり、勝手に家をスケボーパークに改造しちゃったり、これまた家を中世のお城風にしちゃったり・・・バムのいたずらは尽きることがない。
そんなほほえましい(?)バム一家の騒動を追った感動作。ではありません。
6月23日には、待望の2nd、3rdシーズンのDVDがリリースされます!!
これも楽しみだわ~~~~♡♡♡♡♡
バムって、なんとなく(背格好だけかな?)ビリー・ジョー・アームストロングに似てる気がする。ビリー・ジョーも猛烈に好き♡だからねぇ。もうツボに入りまくりなんですよぉ~。
これは・・・万人向けではないです。おちゃらけたのが嫌いな人にはオススメできない作品ですね。
多少のおふざけは笑って許せるあなたに、オススメです。
In God’s Hands [DVD]
出演:シェーン・ドリアン、マット・ジョージ、マシュー・スティーヴン・リー、ピート・カブリナ他
監督:ザルマル・キング
原題: In God’s Hands (イン・ゴッズ・ハンズ) 1998年 アメリカ
Big waveに乗ることは、神の手に命を託すこと。
最近はまり気味のサーフ・ムービーです。これはドキュメンタリータッチで、その中にちょっと物語をすべり込ませてますね。
南アメリカ辺りの小国から、物語は始まります。主人公の親友ミッキーが王女に手を出してしまい、軍隊から追われ、007ばりに逃げ出す・・・という、なかなか面白い始まり方です。逃げるのに手を貸す作家の目を通して語られてゆきます。
命からがら逃げ出した、シェイン・ミッキー・ケオニの3人。何故だか大型貨物船に収容されます。そして甲板で鍛えたりカードゲームをしたりしながら、良い波が来るポイントへ近づけばそこで波に乗り、夜になったらスケボーでターンの練習を丹念にこなしたりしながら、どこかへ向かってゆきます。
そして一行は、マダガスカル→モルディブを経てバリ島へ。ここで他のサーファーと合流です。なんでもビッグウェイブに挑戦するための訓練をするみたいですね。
そして、過酷な訓練をこなし、伝説の大波に乗るためにハワイへ・・・。
訓練がすごいですよ。まず映画の最初にシェインが個人練習するのですが、水深5mくらいの海底で岩を抱えて走る練習とかしてるし。無理無理~。私25m潜水もままならないもん。合同練習としては、ひたすら走り鍛える。そして、船に牽かれて水中スキー?(潜ってるので、水上ではないですね)。ギリギリまで我慢です。
訓練が過酷なのも尤もな事なんですよね。だって、常に『死』が傍にあるんだもん。何かあった時の為に、出来る限りの準備を整えるということは、何においても大切な事です。
画面で見る限り、とても雄大で柔らかそうな波なんですが、その破壊力は凄まじいのです。一度のみこまれたら何10mも下の海底に叩きつけられ、次々襲い来る波に浮かび上がることもままならなくなる・・・・・。ほんと、紙一重なんです。死と隣り合わせということは、誰よりも本人達が一番よく解ってます。恐怖感も抱いてるし、尻込みしたい気持ちもいっぱいですが・・・一度恐怖に魅入られたら、もう逃れられないのです。波に乗るしかないのです。
ビッグ・ウェイブに乗る為には、そこに到達するのも難しいんですね。波のスピードが速いので、普通に漕いで行ったら間に合わない。なので、最近はジェットスキーを利用して波の先端まで運んでもらい、そこからライディングをするというのが一般的、というか唯一の方法。でも、堅物はどこにでもいるわけでして。あくまでも、自分でパドリングしてゆき波に挑戦するというスタイルを捨てれない人もいるんです。もう、頑なに。
地上ではすっごーくうざったいんだけど、波の上で風になびく長い髪はセクシーですね。一回転するときの髪の毛の描く軌跡が、最高にかっこよいです。でもね、地上では結びましょうね。
この作家役のピート・カブリナ。作品中でも同名で出てるのですが、彼は作家ではなく、ビッグ・ウェイバーでしたよ~。調べてて判りました。この人、すっごくかっこよいですよ。ワールド・レコード、今も保持してるのかな?
そして最後にこの言葉で〆られます。 『君には、思いだすだけで笑みが浮かぶような友達はいるかい?』 どうにもならない悲しみと秘めた怒りとともに、そんなセリフがこぼれます。
夢のチョコレート工場 [DVD]
出演:ジーン・ワイルダー、ピーター・オストラム、ジャック・アルバートソン、ロイ・キニア他
監督:メル・スチュアート
原題:WILLY WONKA & THE CHOCOLATE FACTORY 1971年 アメリカ
今週末のチャーリーとチョコレート工場の公開に先がけて、古いのを観てみることにしました。間に合った~。
もう、ファンタジ~ですね。いいです、このカラフルな世界!!ミュージカル仕立てで楽しめます。
秘密がいっぱいのチョコレート工場の見学が出来る券を引き当てた、慎ましく心優しい少年の夢を叶えるストーリー。ダメなお子様にはお仕置きが待ってます。
夢の切符は、ウォンカチョコレートに同封されているゴールデン・チケットをゲットすることで手に入ります。なので、子供は皆お菓子屋で『大人買い』を始めます。なかには親の金に飽かせて買い込む子供もいるほど。その一方、寝たきりの老人4人(!)を抱えて、休む間もなく働くチャーリーとそのお母さん。彼の家には余分な贅沢をするお金なんてないんです。でも、彼の夢見る心を大事にしたい家族は、彼の誕生日に一枚のチョコレートを贈るんですね。まぁ、それでは当たらないのですけど。ガッカリしてるチャーリーを励まそうと、おじいちゃんのジョーは、自分のたばこのお金をチョコレート代にして、また一枚チャーリーにあげます。それでも当たらないんですけどね。もう、夢を諦めたその時・・・・・
ゴールデン・チケットを手にしたのは、チャーリーの他に「食欲バカ」「傲慢わがままバカ」「生意気バカ」「テレビバカ」。どれもこれも、現代にも通ずるおバカぞろいです。で、この子たちがそれぞれ痛い目に遭うのですけど・・・。まぁね、お仕置きは必要ですよ。
お仕置きの度に、ウンパルンパが歌って踊るのです。してはいけない事を歌にのせて。シング・アロングみたいで楽しいです。
今度の映画でチャーリーを演ずるフレディ・ハイモア君。ネバーランドのかわいらしい男の子ですね。ちょっと傷つきやすそうな表情の彼が、どのようにこの作品に溶け込んでるか、楽しみです。
ティム・バートンはこの毒々しいまでにあざやかな世界を、凝りに凝って創りあげたんでしょうね~。チョコレートは本物を使ってるそうですし!!!
ザ・カンヌ・プレイヤー [DVD]
出演:シーモア・カッセル、フランチェスコ・クイン、ジョニー・デップ、ジム・ジャームッシュ他
監督:リチャード・マーティニ
原題:CANNES MAN 1996年 アメリカ
“タダでカンヌに行ける”のうたい文句に踊らされ、カンヌへと荷物運びにやってきた脚本家志望のタクシー運転手の青年が、退屈なセレブの暇つぶしのネタにされるという物語。
落ち目のプロデューサー・サイは、最近の自分が重要人物として扱われてない焦りから、『カンヌでならどんな男でも有名に出来る』と豪語してしまう。それを聞いてたプロデューサー仲間から「賭け」を持ちかけられ、彼はそれにホイホイとのってしまう。彼らは適当にそこらへんに居る男をターゲットにし、有名人に仕立てあげれるかの戦いが始まった。
これは、うわべだけのショウビジネス業界を痛烈に風刺してますね。名前さえあれば、もうお金がバンバン入ってきちゃうの。全てが嘘で出来てるようなもんだから、そこに『ウソ』を売り込むなんて、たやすいのです。居るはずのない「あの」有名脚本家だよって言葉にすっかり騙されてます。「知らない」って言えないんですね、この世界の人は。
いろんな人が本人役で出てますね。あれは全部演技だったんですか?素の表情を捉えてるんだとばかり思ってました。
ちょうどカンヌは映画祭で盛り上がってる時期だから、もうすごい。ケヴィン・コスナーもコケた『ウォーター・ワールド』を出品してるし、『ユージュアル・サスペクツ』も出てました。この2つは同時期だったのね。で、これにベニチオ・デル・トロ出てたんですね。すごい怪しすぎる顔なんですけど、彼。もう、濃すぎ。
ジョニー・デップはジム・ジャームッシュと登場してます。なんか怪しく2人で瞑想してます。瞑想中で浮遊中なんだそうです。よくわかりません。
フェイク・ドキュメンタリー形式で話は進んでゆくんですよ。間に『だまされた』人のインタビューを挟む形で。もう、本物かと思っちゃった。外人の外人には(?)通訳の女性がつくのですが、これまたヘンで。
もう、クセのありすぎる人が勢ぞろいしてます。でも、豪華ですよ、出演陣は。
サルサ [DVD]
出演:ヴァンサン・ルクール、クリスティアンヌ・グー、エステバン・ソクラテス・コバス・プエンテ他
監督:ジョイス・シャルマン・ブニュエル
原題:Salsa! 2000年 スペイン・フランス
うるるさんおすすめのラテン・ダンス映画。ラテンは明るいねっ!って思ってましたが、それには深い訳があったんですねぇ・・・
ラテンにあこがれる青年と、結婚を間近に控えた「ただなんとなく」生きてる覇気のない女性が、サルサダンスをとおして出会い、本当の自分をみつける・・というストーリー。
若き天才ピアニストのレミは、サルサミュージックにあこがれを抱いている。なんとか友人を頼り、彼等のサルサバンドに参加したいと申し出たのだが、キューバ人ではないから、という理由で却下されてしまう。それでもなんとかしたいと思ったレミは、伝説のキューバ人作曲家のベレートのもとへ。どうしてもキューバ人になりたかったレミは、容から入ることに。手始めに肌をチョコレート色に塗って(!)、髪を黒く染めて変身。週に3回は日焼けマシーンにあたり、仕舞いには焼きすぎでヘンなじんましんまでできてしまう有様。笑える・・・
変身したレミは、身も心もキューバ人になりきって、もう性格までガラリと変わってしまうんですよ~。もう、最高っ!!で、何を思ったかサルサダンス教室を開いてしまうんです。ベレートの家で。順調に生徒も集まり幸先の良いスタートを切ったレミだが、その生徒の中に強く引かれる女性を見つけてしまうんです。
そしてもう一つのストーリーは、ベレートの物語。彼は若い頃お互いに好きあった相手がいたのですが、政治的な理由から離れ離れになり、お互い真実を知らぬまま月日は流れてしまい、お互いが生きて近くに居ることにも気づかないでいた。そんな中、いきなり転がり込んできたフランス人青年の情熱が、ベレートにも運命の出会いをもたらして、そして・・・・・
これ、主役達ももちろん素敵なんですが、脇を固める役者さんたちがすごくいいです。ナタリーの家族も面白いし、彼女の婚約者の家族もヘンで面白いし。ベレートの同居人の【昔はむちゃくちゃ綺麗だった】女性も面白いし。(カップルが別れるおまじないが最高~!!)
で、一番最高なのは、ナタリーの良き理解者であるおばあちゃんですね。彼女は小さい頃からナタリーにサルサの基本を教え込んでるのですが、そこには物語が潜んでいるんですよ~。(←ネタバレ?)
サルサの教師として、というかキューバ人としてナタリーと出会うので、レミは本当の事を言いたくても、言えない状況に追い込まれてしまうんです。何度も打ち明けようとしますが、その度ナタリーにさえぎられてしまうんです。で、後になってうそがバレた時に、もちろんナタリーは怒るんですが・・・もう、自分が止めてたくせにっ!!女ってヤツは・・・って思っちゃいました。なんでも、『女は嘘つきだが、他人の嘘は嫌う』んだそうです。う~む、納得(笑)
40年の時を経て、かつての恋人同士が出会うのですが・・・・お互い見つめ合って、『変わってない』なんて言われたら・・・・・おでこひっぱたいてやるっ!!(笑)・・・そう言われるのも、確かに嬉しいと思うのですが、それでもはにかむだけでなく、何十年経っていようがデコピンできるような仲がいいかな~って思って。(笑)
ヴァンサン・ルクール、かっくいい~ぃ!!でででも・・・ド紫色のシャツに白のパンツって・・・ありですか??
ラテンの人たちが陽気なのは、『苦しみは笑いで消せ』という信念があるかららしいんです。そうですね、政治的に不安定な土地が多いですから。んむむ。
フェノミナ [DVD]
出演:ジェニファー・コネリー、ドナルド・プレザンス、ダリア・ニコロディ他
監督:ダリオ・アルジェント
原題:Phenomena 1985年 イタリア
季節は暑い夏ってことで、ホラーなんかをチョイス。でも、最近それほど暑くないのですが・・
美しすぎる景色って、ちょっと間違うと不気味に見えたりしますよね。もう、寒々とした空気が伝わってくるというか、なんというか・・・。それに音楽がとってもマッチしてて(笑)恐怖心をうま~くあおる感じ?ストーリーは・・・・・
美少女ばかりを狙う猟奇殺人が相次いで起きているスイスのとある町。そこへ、父親の仕事の都合で寄宿学校に通うことになった少女がやってきて、そして事件に巻き込まれてゆく・・。彼女は虫と心を通わす不思議な力を持っていた。虫に導かれ、彼女は知らず知らず事件の真相に迫り・・・
主人公、夢遊病なんですが・・・その説明とか全然されてませんね。虫の件も、ただ単に好きだからって理由だけで助けてくれるのも妙ですし。(これ最初観た時は、ほんとは大嫌いだけどイザという時の為に虫と仲良くしておこうかな?とか真剣に考えちゃいました)。でもまぁ、怖がる事は十分にできますし、ホラーとしては良い作品だと思います。
たぶんストーリーの展開上ヒロインを孤独にしたかったんだと思うのですが、そんなに真犯人にせまってなかった昆虫学者を殺しちゃうなんて・・・・・。それと、最後にホ~~~っっってなった瞬間、父親惨殺されちゃいますよね?でも、主人公諦めが早いんですが・・(笑)
まぁそれはさて措き、ジェニファー・コネリー、すーぅごくきれい!美人さんですよね。長い黒髪に白く透き通る肌、大きな黒目・・・・・ん~、すごい。今でもあんまり変わってないですよね?
これは・・・当時『映ってはイケナイモノ』が映ってて、評判になってましたよね~。同時期だと、「スリーメン&ベイビー」にもすごいのが・・・(笑)。映ってる箇所をじっくりと観てみたけど・・・ん~、以前は確認できたのに、このニューバージョンだとよく判らなかった。残念です。場面、カットしちゃったのかな?かなりしっかりと映ってたと思うのですが・・・
これ、昔観た時は英語版でしたが、新しく発売されたこれは、イタリア語なんですね。
あ、これはムシ系がうにょうにょと出てくるので、それが嫌いな人は注意が必要ですねぇ。
フェノミナ インテグラルハード完全版 デジタル・ニューマスター
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2004/07/23
- メディア: DVD
天才マックスの世界 [DVD]
出演:ジェイソン・シュワルツマン、ビル・マーレイ、オリヴィア・ウィリアムズ他
監督:ウェス・アンダーソン
原題:Rushmore 1998年 アメリカ
ウェス・アンダーソンの世界です。これまたオーウェン・ウィルソンが共同脚本で参加(もちろん出演も)してますね。私のお気に入りのルーク・ウィルソンもちょろっと出てます。
内容は・・・・・・ 自分自身がイケテルと勘違いしてるマックスが、同じ学校の小学部の教師に一目ぼれして、大騒動・・・ってお話です。
舞台は、私立進学校のRushmore校。都合の悪い事には耳を閉ざすタイプのマックスは、成績が優れなく退学処分も致し方ないという状況に追い込まれてる。がしかし、かつては天才少年と騒がれた彼、その事実を認めるにはプライドが許さないんですね。そんな中彼が出会った一人の女性、ローズマリー。彼女をめぐって、彼の青春は大きく揺れ動く事に。
またもや、親子ほども歳の離れた男同士がライバルとなり、一人の女性のハートを奪い合うという設定ですよ。好きですね~、ウェス監督。普通、主人公には肩入れしちゃう所とかがあるのに、この主人公(マックス)には、ぜ~んぜんそんな気起きない。同情もできないのですが・・・・・でも、憎めもしない、不思議なキャラです。だいたい、彼顔が濃すぎます。演じるジェイソン・シュワルツマンはコッポラ監督の甥っ子だそうです。顔の下半分に、濃ゆいコッポラの血を感じます。最近では、ハッカビーズにも出てるらしいし、名前は出ないけど銀河ヒッチハイク・ガイドにも出てるらしいですね(チョイ役なのかな?)。奥様は魔女とマリー・アントワネットにも出てるらしい。ん?結構売れっ子??
ライバルとなるのは、ハーマン。ビル・マーレイが演じます。彼もウェス作品好きですね。妻も子供もいる身なのですが、ローズマリーに恋しちゃいます。このハーマンと、マックスのいたずら合戦がもう行き過ぎてて笑えますね~。最高に面白い仕返し合戦を繰り広げています。
作品自体、テンポは良いのですが・・・・最初は派手な動きとかがないので、退屈するかも・・・。ウェス作品のよく解らない感じが好きな方には、おすすめできますが・・・・。万人受けは---難しそう。
私立ガードマン 全員無責任 [DVD]
出演:ジョン・キャンディ、ユージン・レヴィ、メグ・ライアン 他
監督:マーク・L・レスター
原題:Armed and Dangerous 1986年 アメリカ
うむー・・・なんとも云えぬ駄作ですな~。
だって、主人公がイケテナイ。汚職の罪をきせられた人の良い元警官と、交渉ひとつまともに出来ないヘタレ弁護士なんだもん。しかも、かっこよくないし。その2人が、いいかげんな警備会社に再就職して、事件に巻き込まれて~・・・ってお話なんですよ。
あ、でもね、悪徳警官役とかには、けっこういい男を配してたかな?そのうちの1人、ドーラン役の人、素敵だな~と思ってチェックしてみたら・・・John Solariですって。???え゛~っ!Solariぃ~?!まぁ
それはいいとして、これは盛上がりも殆んどない映画なのですが、アクションが派手ですね~。カーチェイス有、大爆発有、銃撃戦も有です。ストーリーとのアンバランスさが見事です。
若いメグ・ライアンが出演してるのですが、どうにもこうにもやる気のない役で・・・それとも彼女に本気でやる気がなかったか、のどちらかですね。トップガンの撮影に情熱をそそぎ過ぎて、抜け殻状態だったのかも?
これ、内容のわりにというか、この時代の物にしてはぶっ飛んでます。刑事に追われるはめになり、已む無く変装するのですが、それが・・・・ハードなゲイの格好なんです。おしりに丸く穴の開いてる、黒革のコスチューム。ハードすぎる・・・。そして、もう1人は巨漢のおばさんの扮装。元々ゲイ&オバサンコンビを騙して(?)衣装を奪ってるのですが、これがまた2人にしっくりと合っちゃって・・・。面白すぎますって。
これを人にすすめられるか?-----無理です。すすめられません。面白すぎる設定もありますが、でも無理です。
うむむ・・・・それにしても、駄作ばかり借りてるなぁ・・。この次に来るのは、かの『親指』シリーズだし・・・・・。楽しみなんですが、ちょっと心配でもある。
主役の1人を演じた、ジョン・キャンディさんは、94年、映画の撮影終了直後に心臓発作で亡くなられたそうです。とても親しみの持てるおじちゃんだったのに・・・。ご冥福をお祈りいたします。
モンテ・クリスト伯 [DVD]
出演:ジム・カヴィーゼル、ガイ・ピアース、ジェームズ・フレイン、マイケル・ウィンコット他
監督:ケヴィン・レイノルズ
原題:The Count of Monte Cristo 2002年 イギリス・アメリカ・アイルランド
巌窟王ですね。
女がらみの嫉妬から、有力者の息子に罠に陥らせられ→投獄されたバカ正直者が→まんまと脱獄して→とある島に隠された莫大な量の財宝を手にし→復讐を遂げる・・・というお話です。
これ、原作は読んでませんね~。
あの声故にか、あの顔故にか・・・のマイケル・ウィンコットが出てるのですよ。主人公が幽閉される監獄の責任者みたいな役で。そしてこれまた、キョーレツな役柄で。我が物顔で監獄を仕切ってるんですね~。そして、送られてきた人達を人とも思わず、酷い仕打ちを繰り返す小悪党を立派に演じていらっしゃいます。・・・くくく・・・(涙)、もうはまり役なんだもん~。あの声・・・悪者にしか聞こえませんて。
マイケル・ウィンコットの死に方が哀しいわ~。そりゃ当然だろうけど、一番最初に復讐されちゃうなんて。
トンネル掘りの先輩、司祭のファリアはリチャード・ハリスが演じてます。彼が彫る方向を間違えて(5年も掘り続けてたのに)、主人公エドモンの牢獄の床下に辿り着き顔を見せるのですが、床が音をたてて盛上がる様は、ちょっとオカルトチックに走るか?と勘違いしちゃいます。そして、エドモンは司祭にお勉強を習いながらトンネル掘りの仕事を手伝うのですが・・・。
これ、エドモンが死んだという知らせを受けて、彼の婚約者メルセデスはすぐに、いけ好かない伯爵家のご子息(エドモンを罠に嵌めた張本人)と結婚しちゃうのですが、最初そりゃないだろ~って思ってましたが、ん~む、、、そういう事か。なかなか賢い奥様ですね。理由が解ると、すっきりします。
投獄されてる時とか、伯爵の爵位を買いパリの社交界に華々しくデビューした時も、それほどかっこよいと思わなかったエドモン(ジム・カヴィーゼル)ですが、最後の頃の決闘で、ヒゲをそり落としすっきりとしたお顔は、と~っても素敵。共演してた、口元に締まりのないガイ・ピアースのおかげなのかもしれませんが・・・・。ガイの息子役として出てる、ヘンリー・カヴィルという男の子がかわいかった~。将来有望ね!(ていうか、もう立派な大人だけど)
パニッシャー [DVD]
出演:トーマス・ジェーン、ジョン・トラヴォルタ、ウィル・パットン、ベン・フォスター他
監督:ジョナサン・ヘンズリー 「アルマゲドン」「ダイ・ハード3」とかの脚本書いた人
原題: The Punisher 2004年 アメリカ
超低予算映画だったらしいですね。ベースはアメコミ。アンチヒーローもの。
麻薬取引の罠で息子をFBIに射殺されてしまった地元の大物資産家が、潜入捜査で息子を騙したFBI捜査官に復讐する。そして、その捜査官が今度は自分の番だといわんばかりに、私刑執行人としてボスを追い詰めてゆく。
FBI潜入捜査官のフランクは、自分が手引きした捜査であくどい資産家、ハワードの息子を死に追いやってしまう。ハワードの遺恨など知らないフランクは、次の捜査の為に引越しを決めるが、その前に一家そろって休暇を楽しむ事にした。一方溺愛していた最愛の息子を殺されたハワードは、なんとか裏で糸を引いた人物を割り出し、復讐にとりかかろうとしていた。そして、一族が楽しげにバーベキューをしている所に奇襲をかけて、皆殺しにしてしまうのであった。フランクは、目の前で妻子を殺されて、挙句自身も致命的な怪我を負ってしまう。なんとか助かったものの、法の力のなさを痛感し、そして自ら私刑執行人となり、ハワードに制裁を加える事を決意する。
『リベンジ(復讐)じゃなく、パニッシュメント(制裁)』なんだそうです。
これを観たのは、『ホステージ』でのイッチャッテル演技がすばらしかったベン・フォスターを観る為です。これでの演技が絶賛されたそうなので、どれほどの悪ぶりなのか観てみようと思ったのですが・・・彼、悪役じゃないじゃん。しかも、いい役(でもないか?)だったし。制裁を決意したフランクの隣人役。誰にも助けられたことがなかったデイブ(ベン・フォスター)が、自分をちょろっと助けてくれたフランクに対して大きな恩義を感じ、自分の体をもってその恩に応えるというとても良い役をやってます。顔中にピアスをしてるのですが、敵からフランクの居場所を教えろと拷問されても、口を割らなかった。顔中血だらけ(ピアスを使用した拷問だった為)になっても、頑なに知らないを通すデイブ・・・凄かったです。これ、すごく良かったと思います。(ベンの演技が)
これ、脇役の設定というかそういうのが面白かったです。主にトラヴォルタ側の脇役ですけどー・・・。側近はゲイでそれを隠してる為にトラブルになっちゃう人だし(なんか、とても執事役が似合いそうな人です)、南部から呼んだ殺し屋は、筋肉バカとギターで殺す相手への思いを弾き語っちゃうヘンな人だし。それとハワードに仕える下っ端なんて、『絶対に喋らないぞ』とか息巻いてたのに、アイスキャンディーの拷問であっけなく吐露しちゃうし・・・。
問題のトラヴォルタ・・・・悪役が似合うと言うか顔がでかすぎるというか・・・微妙ですね。おでこ全開にしてる時はまぁいいのですが、前髪下ろすとすっごくヘンです。貫禄が出てしまいましたね~、体格に。
この作品、あまり良い評価聞きませんね~。でも、まぁ良かったと思いますよ。なんていったって、ベン・フォスターすごいから(笑)。オススメは・・・どうだろう?アメコミの世界がイヤでない人はどうぞってとこですか?
寝苦しい夏の夜に・・・『女優霊』 [DVD]
ザ・リング2の出来上がりに不満をもっていた私に、『血を吸う藻』さんがススメてくださったのが、この『女優霊』です。これからの季節にぴったりの作品です。
出演:柳 ユーレイ、白鳥 靖代、石橋 けい、大杉 漣 他
監督:中田 秀夫 1995年 日本
物語は・・・・・とある撮影所で映画の撮影を始めた新人監督のテープに映りこむ謎の女・・・・それを観た日から、現場では不吉な事件が起き始め・・・・・そして、監督自身が幼い頃に観たテレビ映画のシーンが絡んできて・・・・・
とにかく、柳ユーレイ。名前からして、ユーレイをユーレイ側ではない方で使うなんて、中田監督やる~ぅって感じでしょうか。これは中田監督の劇場デビュー作らしいですね。(その前にビデオ作品を撮ってます)
この作品、それほど執拗に怖がらすといかいった作り方はしてません。物語の舞台は映画の撮影所。もう、この舞台からして『何か』がありそうな臭いがプンプンなんですが、それをくどくど説明するのではなく、観る側の頭にある漠然とした記憶を引き出して、そして恐怖を感じさせる・・・という、とっても回りくどい(?)演出の仕方をしてます。もう、それが絶妙で。ストレートにぎゃーっってやられるよりも、じわじわと精神的にくるというか・・・・・。
幽霊というか、テープに映りこむ『霊』も、貞子とかみたいに怖くなくて、健康そうな活きのいい霊?なんですよね。ケタケタ・・・・と笑うのですが、それがなんともいえず良い。健康そうでよい。
怖がらす意図を持って、連続して怖いシーンを流してるわけではないのに、なんか鳥肌たちっぱなしなんですよ。どうゆうことでしょうね?チラチラといろんな場面に少しずつ散らしてるせいでしょうか?確かに霊は白い服に長~い髪の毛でそれらしいのですが・・・・ほら、健康体っぽいでしょ?
ただね、役者さんの演技がこれがどうにもこうにも・・・・・な感じなんですよ。仕方ないですかね??あぁ、勿論巧い役者さんも出てますよ。大杉漣さんなんかは、巧いです。彼が出ることによって、作品がしっかりと締まるのですが、主役級じゃない為、出番が少ないんですね~。残念です。
これ、得体の知れない怖さを感じる所も良いのですが、何が一番怖いかって、これビデオテープなんですよね。DVDでレンタル出してるのかな??よく解りませんが、とにかく私が借りたのはテープだったんです。95年の作品でしょ?いつ発売されたかは分かりませんが、とにかくテープから怖さが滲み出てる感じがしちゃうんです。これ、観ちゃいけない??って感じで、ゾワゾワと・・・・・テープ自体に何かイケナイモノが憑いていそうで・・・・・
古臭さというか、バリバリのCGを駆使して・・・の最近の大作から見れば、ちょーっと物足りなさを感じるかもしれませんが、その大作達が見失ったコワザが散りばめられてるので、これは必見かもしれませんよ。
ただ難点が・・・これ観たら眠れなくなるかも。ほどよく寒~くなって、暑い夜にはちょうど良いのですが、如何せん怖い映画ですので・・・・
あ・・テレビの前に置きっぱなしにしてるテープ、早い所返しに行かなきゃ。ヘンなものが居ついちゃう。
キラー・クロコダイル [DVD]
出演:アンソニー・クレンナ、シェリー・ローズ、トーマス・ムーア他
監督:ラリー・ラドマン
原題: Killer Crocodile 1989年 イタリア
ありえないくらい、駄作です。でも、力いっぱいおすすめできないので、普通のDVDカテゴリー入りです。
これは、巨大ワニに遭遇しちゃった人々のお話です。
おいしそうな“おかき”を彷彿とさせるその体・・・・なかなか全体像を見せずに勿体つかせながら進むストーリー。所々で、喰らいつくときのあんぐりと開けた大きなお口と、時々映るかわいらしいお手々。そして立ち上がると・・・・・
ストーリーにはちっとも関係ない人が襲われて映画が始まります。湖畔、沼畔かな?で愛を囁きあう2人のバカモノ・・若者。彼女はつれなくおあずけをして、一人沼に泳ぎに。取り残された彼氏は、ギターをポロンポロンと弾き鳴らしてる自分に酔いしれてる。が、その時まさに“おかき”が彼女に襲いかかってたのだ・・・そして、オープニングになるのだけど、これまたベタなタイトル・ロールです。60年代の怪獣映画か???と訝しむほどのすごさ。
沼の生態調査に来ていた科学者か何かわからん人達が、沼が放射能に汚染されてる証拠を掴む。その調査の過程で被爆したがどうのと言ってるわりに、廃棄されてる放射性物質の近くに上陸しちゃって、挙句キャンプを始めちゃう。それより先に通報だろ~っ!!!っと、突っ込みを入れたくなります。で、夜が明けたら仲間が1人足りない事に気付くんだけど・・・・・
巨大ワニに遭遇しちゃった若者達が、近くの村へ助けを求めに行くのだけど、最初は誰も信じない。が、桟橋で遊んでた生意気な少女が襲われちゃうんですね~。その様子がと~っても面白い。だって、だ~れも少女を助けに行かないし、近くまで行って自ら沼に落ちるし、桟橋を踏み外すし・・・・ボロボロです。いいように喰われちゃいます。ライフル?かショットガン?みたいなもので応戦するのですが、ぜ~んぜん効きませんよ。“おかき”は硬いもん。(少女は助かります)
村に居る唯一の法執行関係者は判事なんですが、彼が悪者と結託してるんです。悪者=放射能物質廃棄業者です。ありがちですね。で、彼らとは一線を画して、一匹狼タイプの人間も出てくる。彼はクロコダイルと昔何かがあったみたいなんだけど、そこらへんの説明は省かれてます。
で、若者達。彼らの方針が一貫してないんです。最初はワニは生け捕りにしろーっと騒いでたのに、仲間が襲われたら絶対仕返しをしてやるっ!!って息巻いてるし。もうなんだかなー。
ワニと死闘を繰り広げるんだけど、もうダメだーーーって所で、意外な助っ人参上。私の記事では詳しく書いてないので、意外でもなんでもないけどね。で、ワニ、なんでもえるの???(あ、萌え~じゃなく燃えね)
結局ワニが巨大化した理由の説明は無かったなー。でね、最後に破棄しそこねた“おかき”の卵(なぜ卵が?メスなのオスなの?それとも雌雄同体?)が1個残ってて、そこからジュニアが殻を破って出てこようとしてる所で終わるのですが・・・これ、続きを作る気満々でしたね。まだ1を製作段階で。製作者側の思惑通りに、その後続々と続編が作られたようです。
『キラー・クロコダイル2』『キラー・クロコダイル/怒りの逆襲』。あれ?続々じゃなかった?
オススメ度は・・・・・借りるだけ無駄かも??
先日続編製作の動きが出てると騒がれた(?)(ERUNさんの記事参照)巨大ワニパニックもの『U.M.A レイク・プラシッド』(1999)とは別モノです。
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ [DVD]
出演:ジーン・ハックマン、アンジェリカ・ヒューストン、ベン・スティラー他
監督:ウェス・アンダーソン
原題:The Royal Tenenbaums 2001年 アメリカ
天才一家の絆の修復劇。
ロイヤル・テネンバウムとエセル夫妻は、子供がまだ小さいうちに離婚した。子供は母親のエセルが引き取り、それぞれ特技を最大限に発揮できるよう、英才教育を施して立派に育て上げてる。長男のチャスは商才を、長女(養女だが)のマーゴは文才を、次男のリッチーはスポーツの才能を開花させた。それも子供のうちに。でも、花が咲くのが早かった分、散るのも早く、天才児と騒がれてた彼等も、普通の大人になり、それぞれに問題を抱える毎日をおくっていた。そんな彼等の前に、何年も音沙汰のなかった父、ロイヤルが接触してくる。自分はガンでもうすぐに死んでしまうので、せめてあと数ヶ月の間だけでも、関係を修復して一緒に暮らせないかと持ちかけてきたのである。それぞれの事情から最初は反対するのだが・・・・・
天才3兄弟の子供時代→成長後がとってもしっくり!!!よく探してきたね~ってくらい見事な配役ですよ。皆それぞれそっくりなんです。
いい加減な男役で、オーウェン・ウィルソンが出てますが、彼は脚本を監督と共同で書いてるみたいですね。多才なんですね。オーウェンとベン繋がりで、次はズーランダーに行こうかな~。
ナレーションはアレック・ボールドウィンが担当。
この映画のカラーは、『赤』ですか。なんか効果的に使われてますね。ベン親子が着てるお揃いのアディダス(!)のジャージも赤いし!!これ欲しいです!!なんかとってもいい感じ~。この作品中でも、ベンは少し押さえ気味??
次男役のルーク・ウィルソンは『キューティーブロンド』の弁護士役の人ですね~。彼、好きなんですよ。で、ウェス監督のデビュー作(?)にも、主演してますね。これも借りて観なきゃね。(Bottle Rocket アンソニーのハッピーモーテル)。
特別版じゃなくてお買い得版でもいいから、購入しちゃおうかな~。あぁでも、アンジェリカ・ヒューストンがどうしても妖怪に見えてしまうー・・・。
ユートピア [DVD]
出演:レオナルド・スバラグリア、ナイワ・ニムリ、フェレ・マルティネス他
監督:マリア・リポル
原題:UTOPIA 2003年 スペイン・フランス
『夢で予知された未来は変えられるのか?』がテーマ。
夢で未来を予知する事の出来る男、アドリアンは『ユートピア』という、見てはいけないものが見える集団のメンバーだ。彼は子供の頃に自分の両親が死ぬ所も、予知している。そんな彼が、毎晩のように悪夢にうなされる。ある男が爆弾で自殺しようとして、そこを偶然通りかかった母子を巻き添えにしてしまう予知を見てしまったからだ。悩んだ末に、組織のリーダーの薦めに従い、警察に通報する。がしかし、予知なんてわけのわからないことを信じてくれるはずもなく、もたもたする内に、彼の目の前で予知が現実に変わってしまった。
それから6年後。彼は組織と距離を置いていたが、ある女性の出てくる夢を重ねて見る事に不安を覚えたアドリアンは、再び組織を訪れる。その女性は南米でボランティア教師をする、スペインのブルジョア階級の一人娘で、名前をアンヘラという。彼女はそこで現地ゲリラに誘拐されてしまったのだ。その彼女も、アドリアンや他の仲間と同じように、未来を予知する事ができる。彼女を仲間に引き入れたいメンバーは、アドリアンにアンヘラを探し出す事を依頼する。
アンヘラは、身を守る為にゲリラの一員となり、資金作りの為にスペインへと帰ってきていた。危険なゲリラの行動を予知で知っているアドリアンは、彼女を救うべく接触を図るが・・・・・・・
レオナルド・スバラグリア。おぅっ・・・アルゼンチン生まれです。もう、直球ど真ん中ストライクです!!!この作品中では、いつも疲れきっててヒゲもじゃらなんですが、そこがまたいいですね~。これには、『バッド・エデュケーション』でガエル君とからむ監督役をした、フェレ・マルティネスも出演してます。頭をさっぱりと剃りあげて、もう最高にク~ル。スバラのユートピア仲間を演じてます。
同じようなサイコ・サスペンスものの『バタフライ・エフェクト』と同じように、アドリアンが予知を見ると鼻血を出します。彼は、『予知を否定すると鼻血が出る』と説明してましたね~。サイキックと鼻血ってきってもきれない関係なのね。
アドリアンがアンヘラの予知夢を見る事になったのは、実は仕組まれた事なんですよね???そういう意味ですよね???
↓ 公式HPです。
http://www.wisepolicy.com/utopia/
ハンテッド [DVD]
出演:トミー・リー・ジョーンズ、ベニチオ・デル・トロ、マーク・ペルグリノ他
監督:ウィリアム・フリードキン
原題:THE HUNTED 2003年 アメリカ
トミー・リー好きなのに、最初から最後まで観たのは、今回が初めて。
ベニチオ・デル・トロ・・・・・名前からしてラテンなんですが、何か『まのび』した印象を受けてしまうのですが・・・・(本田博太郎に似てる気がするのですが・・・?)トミー・リーはおじいちゃんだから、もうこれ以上走らせないであげてって位、重そうに走ってました。えーうそー、あんなんで追いついちゃうのか??と突っ込むポイントが多々・・・・。
物語は、元特殊部隊の教官が、殺人マシーンと化した教え子と戦うというもの。デルトロ演じるアーロンは、過酷な戦場経験から心を病んでしまい、誰にも救いを求められないまま、殺人鬼と成り下がる。(でもそんなに冷酷無比に殺しまくるわけではないの)。助言を求められたトミーリーが、彼を探し出して一旦は警察の保護下に置かれるが、軍から身柄引き渡しの要求を受けて(+上からの圧力?)、やむなく彼を引き渡す事に。だが、サバイバルのプロであるアーロンはなんとか護送車から脱走する事に成功し、ある家に逃げ込むが・・・・・
捕まって逃げて捕まって逃げて・・・・と繰り返しですね。もう、精神的にヤバイ人になってるので、罪の意識もないが、でも無差別殺人をするわけではないです。自分の目の前に現れた敵を排除していくんですよ。
森に逃げ込んで、武器を失ってた彼は廃材から武器を作るんですよ。鍛冶屋さんのように、火で鉄を熱してトンテンカントンテンカンと均して、武器をこしらえてしまうの。これは凄い。アメリカの特殊部隊の人はあんな事も出来ちゃうの?って感心しちゃいました。で、何故か武器は所持可能だったはずのトミーリーも、森の中で石を使って武器をこしらえるのよね。家から持ってくればいいのに、何故にあなたまで武器を作るの??と疑問が残りましたが、まぁいっか。
でも怖かった~。切れ味は良さそうだけど、おそろしく雑菌まみれっぽい武器で、ザクザク刺しあっちゃうんだもん~。怖いし、痛そうだし~。
重い映画なのに、エンディング曲がすっごく軽い。カントリー調の曲。ボブ・ディランかな??ってことは、これは反戦映画なのかな???
メインで出演してるわけではないのですが、マーク・ペルグリノという人が、なかなかのかっこよさげさんです。ケヴィン・ベーコンのようなアブナイ系のお顔立ち。『ナショナル・トレジャー』で、ハーヴェイ・カイテルと共にゲイツを追うFBIエージェント役もしてたみたいです。
ハリウッド的殺人事件 [DVD]
出演:ハリソン・フォード、ジョシュ・ハートネット、ブルース・グリーンウッド他
監督:ロン・シェルトン
原題:Hollywood Homicide 2003年 アメリカ
昨日に引き続き刑事モノを。
おそろしいほど覇気のないハリソンフォードと、いつものようにやる気の全く感じられない顔のジョシュがコンビを組んで、事件を解決する・・・・・のです。
それぞれ副業を営んでます。ハリソン(ジョー)は不動産業を片手間に。何百万ドルもする豪邸をさばき・・・まくれずに、ちょっとお尻に火がついた状態?で、ジョシュ(K.C)はヨガのインストラクター。会費は寄付(お布施?)という形で徴収してるため、非課税。なかなか賢いです。で、俳優として成功する事を夢見てます。
事件の事情聴取に行くと思ったら・・・リアルエステートのお仕事だし。ついでにK.Cも俳優としての自分の売り込みに余念がないし。2人とも、本職以外だとものすごく頑張っちゃいます。
事件の捜査と同時進行の形で、600万ドルの豪邸の契約も紆余曲折して、はてさて巧くまとめる事ができるのやら・・・・そちらも見所です。追跡中でも、事情聴取中でもかまわず電話をとりまくる、敏腕ぶりを見せつけてます。(副業でね)
事件には内務調査部の人間が絡んでるのですが、この男、個人的にジョーに恨みがあるもんだから、暴走気味です。イヤ~な奴なんだけど、でも可愛らしい悪役さんですね~。iロボットにも出てましたよ~。渋い。
カーチェイスの模様を伝えるヘリ中継も、マスコミの横暴ぶりが良く表現されてました。
おっと、忘れてました。これでは、ルー・ダイヤモンド・フィリップスがむちゃくちゃ気持ち悪い(あ、ごめんなさい~ぃ)女装をご披露してますね。でも、遠目で見ると、美人にみえっちゃった所もすごいのですがー・・・・・
アメリカの新米警官の心得・・・・刑事のオーダー(食料のね)を確実に遂行する事。
スタスキー&ハッチ [DVD]
出演:ベン・スティラー、オーウェン・ウィルソン、スヌープ・ドッグ、ヴィンス・ヴォーン他
監督:トッド・フィリップス
原題:Starsky & Hutch 2004年 アメリカ
おなじみ『刑事スタスキー&ハッチ』(1977年~日本放映)のリメイク映画です。前作になじみのある人もない人も、楽しめる作品ではないでしょうか?
真面目一辺倒の刑事スタスキーと、羽目を外しっぱなしの刑事ハッチがコンビを組まされて、巨大な悪と闘う(?)物語。
スタスキーは、ベン・スティラーが演じてます。もう、長さが足りないでしょ?彼。面白いよね~それだけでも。確かに黙ってて、座ってればかっこよいのですが・・・・・。でも、これはリメイクってことで、キャラクター設定をいじれなかったのか、ベンはいつものベン(?)ではないです。真面目です。なんかそれもおかしいですが。で、面白い役はハッチを演ずるオーウェン・ウィルソンですね。悪人とつるみ放題で、仕事が大嫌いな役どころ。軽いノリのお顔に、よく合ってますね。
大物犯罪者役で、ヴィンス・ヴォーン・・・。声を聞いたことあるなあるな?と思ってたけど、最後まで彼だと気づかなかった。最後のエンドクレジットで漸く気がつきました。ベンとヴィンスっていったら・・・・今公開中の『ドッジボール』繋がりですが、それに出てた方が何人かこれにも出てますね。お馴染みの仲間なんでしょうか?
最初、キャストのベン・スティラーで、駄作コーナーに入れようかとも思いましたが、これは往年の人気TVシリーズがベースとなってるので、作品自体はしっかりしてるんですね。なので、断念(残念)。
これは、笑えます。私はそれほどオリジナルに馴染みがなかったのですが(私が観てたのは、もうちょっと後のジョン&パンチとか以降ですね)、楽しめました。
最後にオリジナルキャストのポール・マイケル・グレイザーとデヴィッド・ソウルが出てきますよ~。にっくい演出ですなぁ。
carmen. カルメン [DVD]
出演:パス・ベガ、レオナルド・スバラグリア、ジェイ・ベネディクト他
監督:ヴィンセンテ・アランダ 2003年 スペイン/イギリス/イタリア
DVD邦題:carmen.カルメン 完全無修正 R-18エディション
えぇ?そんなエディション借りるなって???だってー、う○るんもオススメしてたし、登場人物の名前が『ホセ』だし・・・・・・・・・・
内容は・・・
軍人として成功を夢見るホセは、ある女(カルメン)との出会いにより破滅の一途を辿る事になる・・・というお話。魔性の女の物語とでもいうのでしょうか?
スペインの女性は恐ろしいくらい、情熱的で攻撃的。ヤワな日本人男性では、お相手は難しいか???すごいよ~。
作家の案内人を勤めるアントニオもホセも、頭にスカーフ(?)みたいなのを巻いてましたね。なんか、『あの』映画のスパニッシュ・ダンサーのようだ~。つまり、かっちょ良いのです。スペイン人・・・いいわ。
で、このホセ役のお方、レオナルド・スバラグリアさん、良い。おでこの形も広さも申し分なし。L字型のもみあげも素敵です。ひげ面も良い。なんと、良いとこだらけではないですか!!一見の価値ありです。
フランス・スペイン・イタリアなどの国民は、普通に4ヶ国語くらいは喋れるそうですね。そうしないと、生活できないらしい。特に商売関係のお方。フランスでは、18歳までに4ヶ国語を操れるようになるっていうのは、ザラだそうです。そういう教育カリキュラムなんでしょうね?私なんて、日本語もアヤシイ感じなのに。
カルメン役のパス・ベガ、彼女がとっても色っぽい。スタイルも良い。うらやましいかぎりの肉体美。です。
官能の世界へ、どうぞ。
ローカル・ボーイズ [DVD]
出演:エリック・クリスチャン・オルセン、マーク・ハーモン、ジェレミー・サンプター他
監督:ロン・モーラー
原題:Local Boys 2002年 アメリカ
サーフィンを通して、家族との絆を深め、そして自分の殻をも脱ぎ捨てようとする若者の物語。ちょい感動モノです。
お父さんは殉職して亡くなってるのですが、長男である自分が家族を支えようと思うばかりに弟にも父親気取りでしか触れ合えない、ランディー。普段はついてくる弟を邪魔っけに扱ってるが、弟が魅力的な中年男性と心を通わせるようになると、今度はその中年男性に嫉妬をして、辛くあたってしまう。弟がその中年男性(伝説のサーファー)に惹かれれば惹かれるほど、ランディは彼(ジム)への反発を強めてゆくのであった。
さすがサーフィンを題材にしてるだけあって、波に乗るシーンはとてもクールですね~。エリックも自分で演じてるのかわかりませんが、なかなかな腕前です。で、伝説のサーファーを演じてるマーク・ハーモンが良さげなんですよ~。
勿論、サーフィンの腕もぴか一だし、哀愁を感じさせるお姿にも・・・。いい男ですね。
私はサーフィンをした事も、間近で見た事もないのでよく解りませんが、とてもかっこよいですよ~。このサーフィンのシーン。あんなに気持ち良さそうに乗れるなら、挑戦してみたい気になります~。(あ、でも私泳げないかも・・)
あんまり売れなかったのかな?この映画。私はなかなか良かったと思うのですが。ただ、エリック(私の好きな)の鼻の穴、デカすぎるんですけど。
アダプテーション [DVD]
出演:ニコラス・ケイジ、メリル・ストリープ、クリス・クーパー他
脚本:チャーリー・カウフマン&ドナルド・カウフマン
監督:スパイク・ジョーンズ 原題:Adaptation 2002年アメリカ
借りてたのを観ましたよ~。やっとこです。
『マルコビッチの穴』で成功を収めた脚本家チャーリー・カウフマンのその後の苦悩(?)の物語。自伝的ナンセンスコメディー。
前作の好評価から、新しい脚本にも期待を寄せられてる脚本家、チャーリー。次の作品は、ランの花の密売・乱獲に関するドキュメンタリーが原作のものだった。原作の持ち味をいかして、捻りをきかせた作品に仕上げようと四苦八苦するものの、スランプに陥ってしまい、巧く書けないでいた。そんな彼をよそに、双子の弟ドナルドが、自分も脚本家の道を歩むといってセミナーを受け、ベタな展開の脚本を書き上げて、それが高い評価を受けてしまう。あせるチャーリーだが、どうしても巧い展開を考えられず悩む毎日だ。だが、彼の頭の中では現実とも妄想ともつかないストーリーが展開してゆくのであった。
よく解んなかった~。何が現実で、何が幻想なのかも区別つけづらかったし。まぁそれが、チャーリー・カウフマンの狙いだったかもしれませんが。最初、本当の話かと思っちゃった。『カウフマン兄弟』とか居そうでしょ?あ、でもこの原作はちゃーんとあるんですよね。最後の展開とかは全然違う(当たり前!)でしょうけど。
ニコラスがチャーリーとドナルドの2役を演じたのですが、もうイケテナイ。そもそもこの映画を観ようと思ったきっかけが、ニコラスのハゲの軌跡を見てみよう、という不純なものだったのですが・・・・・もう、開き直ってるのか??ハゲハゲと激しくハゲという言葉が出てきました。カウフマンって--ハゲてる?
コメディーなのに、淡々と物語が進んでいくのですが、最後の方の展開は面白いですね。おいおい、そうくるか?な感じです。車からドナルドが飛び出しちゃうシーンなんて凄かった~。
クリス・クーパーは、これでオスカーをゲットしたのですか?彼は悪そう~って思ったら、マットデイモンのボーン・・・のコンクリンじゃないですか。まぁ。
で、賞関連でいうと、脚本のドナルド・カウフマンが架空の人物としては初めて、アカデミーにノミネートされるというおまけ付きです。(脚色賞)
うんー、何度も観なきゃこの作品の良さは味わえないのでしょうね。
次に観たいDVDは・・・・・
- 運命の女 良さげですよ・・・。
- シャンプー台のむこうに
- ローカルボーイズ
ハッピー・フライト [DVD]
出演:グウィネス・パルトロウ、キャンディス・バーゲン、マイク・マイヤーズ他
監督:ブルーノ・バレット 2003年アメリカ
原題:VIEW FROM THE TOP
邦題からして、なんかおちゃらけ映画を想像してたのですがー・・・確かにマイクマイヤーズが出てる事からも、コメディーであることは確実なんですが、そこまでの駄作~って感じではなかったです。ある意味期待はずれ(笑)。駄作を見たかったわけではないけどね。なので、最初カテゴリーを駄作DVDにしようかどうか迷ってしまいました。題名だけならば、間違いなく駄作行きなんですけどね。
これ、いわゆるアメリカンドリームの物語です。田舎で何の取柄もなく埋もれてた女の子が、一念発起してビッグな夢を掴むっていう。途中からマイクが出てくるのですが、その辺りまでは完全にコメディー。『そうくるか~っ』って展開に持ち込まれるんですが、彼女が無事客室乗務員になれてからが、ちょっとシリアスっぽい(くないか?)展開になっていきます。
マイクが真顔でジョーク飛ばしてるのは、笑えますが、ちょっと行き過ぎて浮いてる箇所もいくつか・・・(このマイク、丹波哲郎に似てる気が・・・)
マーク・ラファロは恋人役で出てますねぇ。あんまりかっこよくないんで、かえって現実感があふれててよろしいかも。この配役。
あと、カリスマ客室乗務員として出てるキャンディス・バーゲンは、ちょっと押さえ気味かな?もっとイっちゃってる演技をするもんだとばかり思ってましたが。なんかいい人ですよ。彼女、デンジャラス・ビューティーでのあの怪演が好きなんですけどね~。
海外のエアラインには、男性の客室乗務員もフツーにいるんですよね。これでも訓練生に男性(しかもゲイ)が混じってました。しかも彼、何を勘違いしてか、グウィネス演ずるドナに、『ゲイへの恋はつらいわね~』ってアドバイス(?)。ハイ、確かに不毛な恋でございますね。おやおやまたゲイでしめくくり?ヤバ・・
まぁ程ほどに笑えるので、あんまり深く内容を見たくない時とかにはいいかもね。エンディングはNG集とかがバックで流れてるのですが、やっぱり演技してても笑うよね~。
夜になるまえに [DVD]
出演:ハビエル・バルデム、オリビエ・マルティネス、ジョニー・デップ他
原題:Before Night Falls 2000年アメリカ(かな?)
なぜか私はこの映画を戦争映画だと思い込んでたんですね~。なので、観進めていった時の衝撃は、計り知れないモノでしたよぅ。すごかった~。
キューバの革命に翻弄(されてないよね?)されながらも、自分の信念を貫きとおす作家の物語です。これは、実在する作家さんでしょうかね?
今、ちょっぴりはまってる『チェ』なんかが出てきますが、チェを褒め称えるんじゃなくて、チェやカストロのやり方に不満を持った人達の、社会との戦い?ですね。チェは写真では確認できましたが、映像で出てましたか?見逃しちゃったよ。(だってみんなヒゲ面・・・)
この主役の濃ゆいハビエル・バルデムは、今話題(?)のスペイン映画『海を飛ぶ夢』に出てますね。どんな役かはしりませんが、もしかして主役?あぁ、主役みたいですね。(今、確認)
ジョニーデップがなかなか良い出かたをしてます。もう、そんな所押さえないでっ!!って、レイナルド(主役・ハビエル)でなくても、悶えてしまう。で、あとはショーン・ペンも出てたみたいですが、特定できず。あとは、マイケル・ウィンコットも出てるみたいでしたが、これもわからなかったよー。オリヴィエ君は、最後レイナルドを看取ってた人ですかね?
これから公開される、『ゲイも満足できる出来映え』のバッド・エデュケーションを観る為の予行練習とでも思えば、ほんといい時に観たって感じですよ。まさしくタイムリーです。題材は重いですけどね・・・。
ゲイ系がお嫌いでなかったら、どうぞ。
dot the i [DVD]
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、ジェームズ・ダーシー他
『独身最後のキスを結婚相手以外とする・・・』という、フランス伝統の「ヘン・ナイト」という儀式(?)。偶然同じテーブルに居合わせたキット(ガエル)は、その相手に選ばれる。軽くキスをするはずが、唇を合わせた途端に2人は我を忘れ激しく長いディ~プすぎる口づけを交わし始めたのであった。でも、その日以来彼女の周りではヘンなことがおき始め、彼女は誰かに監視されてる事に気づくのであったが・・・・・。
意外な繋がりをもってるんですよ~、登場人物達が。結末はおしえないで下さい系のお話です。なのでネタ明かしはしませんが、なかなか楽しめる作品でした。官能的とかパッケージに書かれてましたが、それほどドギツクもないです。
ジェームズ・ダーシー、彼は特徴のある顔立ちしてますね。マスターアンドコマンダーにも出てたみたいです。ポールベタニーのおでこに釘付けだったので、そんなに深く観てませんでしたが、なかなかいいです。あと、エクソシスト・ビギニングにも出てますね。うん、渋いわ。
この作品を観たのは、もちろん『ガエル・ガルシア君』チェックの為です。彼の張り裂けんばかりのあのお口!好きなんです。あの笑顔もかわいくて好きなんですね。今度公開される彼の新作『バッド・エデュケーション』では、女装をご披露してるみたいで、期待が持てます(どこに?)。
あんまり大きなどんでん返しとかは用意されてませんし、少し不満も残るストーリー展開ではありますが、ガエル&ダーシーというイイ男2人を拝めるのと、主演の女優さん(ごめんなさい、名前わかんないです)が美人さんなので、それだけでも観て平気。借りるのが他になかったら、観てねー、レベル。
edward SCISSORHANDS シザーハンズ [DVD]
・・・・・お城から降る雪・・・・・いいじゃぁないですか~
あらすじは・・・ ハートを持った人造人間・エドワードは未完成の為、手がハサミだ。その彼が住み慣れた屋敷から下界に連れられて行き、持ち上げられそして裏切られるというお話。
集団の悪意はどこにでもあるんですね~。怖い怖い。
で、謝罪は一切なしですか?悪気のあった皆さん!!
そこのところがイマイチ納得できないのですが、きっちりとした謝罪なんて、実生活でも皆無なので、それが現実ってことで、納得しときます。
この作品の映像、カラフルな街の人々と、色の無いエドワードとの対比がよかったです。そして、最後に出てくるエドワードは色の溢れる屋敷に住んで、とっても幸せそうでした。1番素敵な思い出と共に生きてるんですね、彼は。
この作品の頃はまだ新人じゃなかったんですか?ジョニーデップは。なのに巧いですよ。表情もおもしろいし。昔観たとき、彼がセリフをしゃべってる印象は全然なかったので、改めて観て、ちゃんとセリフをしゃべってたのに驚きました。発明家が存命中のエドワードは、まだ傷だらけじゃなくて、とてもかっこよいです。あのハの字眉毛の表情も、かわいくて好きですね。
そして忘れちゃならない、ウィノナ・ライダー。この頃の彼女、めちゃくちゃかわいいです。氷の削りカスの下で踊るウィノナは、白いドレスが似合っててすごくキュート。そして、実生活でもジョニーはウィノナに惚れてしまうのですが・・・そりゃそうだろう。これはすんなり納得。
久々に観ても、切ない気持ちになるのは変わらなかった。んー、いいですね。
出演:ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー、ダイアン・ウィースト他
監督:ティム・バートン
この監督+主演コンビが復活しますね。今から楽しみ~。
リトル・ダンサー [DVD]
原題:Billy Elliot 2000年 イギリス
やっと借りれて、早速観てみました。
ふとしたきっかけでバレエに興味を持ち、周囲の反対をよそにどんどん惹きつけられてゆく少年の物語です。
ある時、少年ビリーは通ってるボクシングスクールの片隅で行われてるバレエクラスに目を留める。自分が何故興味を惹かれてるのか解らずに、彼はそのクラスに近づいていく。最初は眺めているだけだったが、自然と身体が反応して、女の子の中で一緒に踊りだしてしまう。
身体を音楽に合わせて動かす魅力にとりつかれてしまったビリーは、父親には内緒でバレエクラスに通い始める。彼の無骨ながらもまっすぐな踊りに、バレエの先生は天性のものを感じ、ロイヤルバレエのオーディションを受ける事を勧める。でも、父親にも兄にも反対されてるビリーはどうしていいかわからずに、オーディションをすっぽかしてしまう。
それでもやっぱり踊る楽しさを忘れる事など出来ないビリーは、父親の目の前で心の動くままの踊りを見せる。それを観た父親は・・・・・
壊れかけた家族関係が、ビリーの情熱によって元に戻ろうとするのが良かったですね。おばあちゃんはボケてたわけではなかったんですよね。あんな機敏に動いてたもん。そこも笑えました。
これは、あのラブストーリーがお得意の「ワーキング・タイトル」がプロデュースしてるんですね。感動のさせかたが巧いですよ。振り付けとして参加してた「Peter Darling」さんはオペラ座でも活躍してた人ですよね。ここで見かけるとは、なんと運命的な。
で、一番のポイントとなる、25歳になったピリーが劇場で踊るシーン。あれ?マシューさんちらりと出てた?人違いかな?
まぁそれは良いとして、『アダム・クーパー』がマシューの白鳥を、ザ・スワンを踊ろうとしてる場面が出るんですよね~。舞台の袖で出番を待つ彼にカメラが寄ってて、そして『ちらっと』踊ったところでエンディング。スワンメイクの顔がばば~んと出てはいるものの、踊るシーンはほんのちょっぴり。でも、あの背中、いいわ~。だめだ・・・良すぎる。
私は危機感を持ちましたよ。もしも、私がこれを先に観てたなら、完全に間違いなくっ!アダムに一直線でしたね。きっと、前回の白鳥、もしくは海外公演を追いかけて、観てたでしょう。で、ホセにのぼせ上がる事もなかったかも?
ん~、ビミョー。
観ちゃったよ、アダムを。観ちゃったよ、アダムの背中を。観ちゃったよ~っっ!!
どうしましょ。