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In God’s Hands  [DVD]

出演:シェーン・ドリアン、マット・ジョージ、マシュー・スティーヴン・リー、ピート・カブリナ他

監督:ザルマル・キング

原題: In God’s Hands (イン・ゴッズ・ハンズ)   1998年 アメリカ

Big waveに乗ることは、神の手に命を託すこと。

最近はまり気味のサーフ・ムービーです。これはドキュメンタリータッチで、その中にちょっと物語をすべり込ませてますね。

南アメリカ辺りの小国から、物語は始まります。主人公の親友ミッキーが王女に手を出してしまい、軍隊から追われ、007ばりに逃げ出す・・・という、なかなか面白い始まり方です。逃げるのに手を貸す作家の目を通して語られてゆきます。

命からがら逃げ出した、シェイン・ミッキー・ケオニの3人。何故だか大型貨物船に収容されます。そして甲板で鍛えたりカードゲームをしたりしながら、良い波が来るポイントへ近づけばそこで波に乗り、夜になったらスケボーでターンの練習を丹念にこなしたりしながら、どこかへ向かってゆきます。

そして一行は、マダガスカル→モルディブを経てバリ島へ。ここで他のサーファーと合流です。なんでもビッグウェイブに挑戦するための訓練をするみたいですね。

そして、過酷な訓練をこなし、伝説の大波に乗るためにハワイへ・・・。

 

訓練がすごいですよ。まず映画の最初にシェインが個人練習するのですが、水深5mくらいの海底で岩を抱えて走る練習とかしてるし。無理無理~。私25m潜水もままならないもん。合同練習としては、ひたすら走り鍛える。そして、船に牽かれて水中スキー?(潜ってるので、水上ではないですね)。ギリギリまで我慢です。

訓練が過酷なのも尤もな事なんですよね。だって、常に『死』が傍にあるんだもん。何かあった時の為に、出来る限りの準備を整えるということは、何においても大切な事です。

画面で見る限り、とても雄大で柔らかそうな波なんですが、その破壊力は凄まじいのです。一度のみこまれたら何10mも下の海底に叩きつけられ、次々襲い来る波に浮かび上がることもままならなくなる・・・・・。ほんと、紙一重なんです。死と隣り合わせということは、誰よりも本人達が一番よく解ってます。恐怖感も抱いてるし、尻込みしたい気持ちもいっぱいですが・・・一度恐怖に魅入られたら、もう逃れられないのです。波に乗るしかないのです。

ビッグ・ウェイブに乗る為には、そこに到達するのも難しいんですね。波のスピードが速いので、普通に漕いで行ったら間に合わない。なので、最近はジェットスキーを利用して波の先端まで運んでもらい、そこからライディングをするというのが一般的、というか唯一の方法。でも、堅物はどこにでもいるわけでして。あくまでも、自分でパドリングしてゆき波に挑戦するというスタイルを捨てれない人もいるんです。もう、頑なに。

 

地上ではすっごーくうざったいんだけど、波の上で風になびく長い髪はセクシーですね。一回転するときの髪の毛の描く軌跡が、最高にかっこよいです。でもね、地上では結びましょうね。

この作家役のピート・カブリナ。作品中でも同名で出てるのですが、彼は作家ではなく、ビッグ・ウェイバーでしたよ~。調べてて判りました。この人、すっごくかっこよいですよ。ワールド・レコード、今も保持してるのかな?

 

そして最後にこの言葉で〆られます。                                                   『君には、思いだすだけで笑みが浮かぶような友達はいるかい?』                         どうにもならない悲しみと秘めた怒りとともに、そんなセリフがこぼれます。


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コメント 8

ブー

この記事とは関係ないのですが、オペラ座の怪人のマスカレードのソロを踊るダンサーを探してこの部ログにたどりつきました。ホセ・ティラードではないそうですが、いったい誰なのでしょう?まみりんさんのアドレスを発見できなかったため、ここにメールしました。ぜひ教えてください。
by ブー (2005-09-08 18:29) 

まみりん

ブーさん、コメントありがとうございます。
あ、記事にそれ書いてましたね。この人ではないか?と思い当たる人が居ますっ!って。でも、ごめんなさい。全然違う人っぽいんですよ。

Chris Jarvis ←この人かも?って思ったのですが、賛同は得られなかったみたいで。
本当にごめんなさい。
by まみりん (2005-09-08 18:54) 

ブー

そうだったのですか。残念です。あの人がどうしても気になるもので・・・。でもホセさんもずいぶん素敵な方ですね!教えていただきどうもありがとうございました。
by ブー (2005-09-08 20:43) 

まみりん

ブーさん、お力になれなくて、ほんとうにごめんなさい。
私も気になってるんですよね、あのダンサー。ホセと勘違いしたことから今回の騒動(?)は始まったので(笑)
あれで惚れて、そしてホセに惚れたのですが・・・人違いだったなんて。恥ずかしい。
ほんと、ホセは素敵な方ですよ~。彼も魅力的なダンサーなので、応援してゆきましょう!!
by まみりん (2005-09-08 21:09) 

K

おじゃまします。X−gameとかプロモーションヴィデオとかで見るサーフィンのテクニックは見ていて気持ちが良くなり、サスガ!ってきがします。映画だとやはり、「ビッグウェンズデー」でしょうか。たま〜に見たくなる映画です。
by K (2005-09-08 22:33) 

まみりん

Kさん、おはようございます。
ビッグウェンズディ・・・長いこと観てません。久しぶりに観たくなりましたね~。
そっか、プロモーションビデオで観れば、技術を堪能できるんですね!!
ちょっと探してみます。
気持ちいいですよね~。
by まみりん (2005-09-09 07:47) 

ザルマン・キングというと、『ナインハーフ』とか『蘭の女』とか、
どうしてもセクシー系な映画監督ってイメージがあるんですが。。。
へぇ~、こんなサーフィン映画も作っていたんですね。
知りませんでした。ちょっと観てみようかな。
by (2005-09-09 13:43) 

まみりん

おりょんさん、こんにちは。
あら、ほんとだ~。この人官能系のをいっぱい撮ってますね。知りませんでした。
これは、内容はさておいて、映像的には良い作品でしたよ。
by まみりん (2005-09-09 14:21) 

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