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BLACK HAWK DOWN [DVD]

出演:ジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー、トム・サイズモア、サム・シェパード、エリック・バナ、ジェイソン・アイザックス 他
監督:リドリー・スコット
原題:BLACK HAWK DOWN
製作年:2001年
製作国:アメリカ
ジャンル:戦争/アクション/ドラマ


1993年10月3日、ソマリアの首都モガディシュで、アメリカ軍とソマリア民兵の間に起こった実際の戦闘の様子をベースに描かれています。
無駄な説明を極力省いた、直接描写で描かれた戦闘の様子は、実際の戦争を観た事のない者にとっては、とてもリアリティに溢れていると思うのですが、やはり当たり前のことですが脚色も相当あったらしいですね。

当初すぐに終わると軽く思っていた拉致作戦が、民兵の統率のとれた思わぬ反撃に遭い、激烈な市街戦に発展してしまい、右往左往するアメリカ軍の迷走ぶりを描いた作品です。
あの15時間の間に何があったのか?一体何の為に彼らは戦ったのか?





偏った情熱だけで書いた文章なので、この作品・ジャンルに興味の無い方はスルーが望ましいかと(笑)
しかも、薄い知識で書いてるので、ちょっとアラが目立つので、こちらのジャンルに強い方もスルーが望ましいかと(笑)



追記:アメリカとソマリアとの間で国交が樹立されましたね。ヒラリー国務長官も仰ってますが、これがゴールではないと思いますし、この先もまだまだ問題は出てくるのでしょうが、大きな一歩になったことは確か。
あの戦闘で失われた18名の命も、無駄にはならなかったと思いたいです。
国務長官がヒラリー・クリントンっていうのも何かの因果を感じるよね。


まず、情報の羅列を。
この作戦を指揮したのは、統合特殊作戦コマンド(JSOC)。特殊任務部隊(SMU)(つまり、公にならない特殊部隊)を運用している組織?所属の枠を超えた編成・指揮をできる機関でしょうかね??
作戦に参加したのは、デルタフォースC中隊、ISA部隊、第75レンジャー連隊第3大隊B中隊、第160特殊作戦航空連隊第1大隊、SEALチーム6、第24特殊戦術飛行隊から編成されたタスクフォース・レンジャー。
第一目標は、アイディードの副官二名を捕らえる事。
当初、作戦本部は30分程度で終わる作戦と考えてた。(実際は15時間費やしている)

す…すごいエリート部隊!!デルタフォースだけでもウキウキものなのに、ISAにSEALチーム6ですよ!!!
こりゃぁね、30分で片付けられるって思っても仕方ないよね。だって、すごい精鋭部隊だもん。
ISAはキラーエリート??
SEALチーム6は、ビン・ラーディンを殺ったチームとして有名ですね。この部隊は、正式名称をDEVGRU(デブグルorデブグルー)という、海軍特殊部隊Navy SEALsから独立した、対テロ特殊部隊。この作戦には4名が参加となってますね。
第160特殊作戦航空連隊、通称ナイトストーカーズは、陸軍に所属するヘリコプターを用いた輸送・回収・救出等を主任務とした特殊部隊。
もう、すごいでしょ??

あと、演じてる俳優も粒ぞろい。これがすごい。まぁ、エクスペンダブルズには敵わないけど、主役級の役者が挙って出演してますもんね。今をときめく(ときめいてない??)トム・ハーディーも出てますね〜。


これは、米軍が介入しても何一つ変える事ができなかった作戦。
あ、これ以後の米軍の戦争の仕方そのものは変えてしまったね。それまでの歩兵などの兵士主力の戦争から、巡航ミサイルなどの間接的攻撃が主力の戦争に。

殊にアフリカとなると、当事国以外の国も絡んでくるわけで。
アイディード派の人たちは、駐イタリア軍や国連軍との黒い繋がりがあったらしいですし。(ソマリアは元イタリアの植民地)
他の戦争もそうですが、後ろに色んな思惑が見え隠れしていて、戦っている兵士にしたら迷惑な話ですよね。彼らは命をかけてるんだもん。
当時の大統領クリントンは全てにおいて及び腰だし、外部からの圧力にも内部からの圧力にも簡単に屈してしまったし。
始めたんだから、きちんと収束させろよ、って兵士じゃなくても思いますよね。
しかも、ここぞ、というタイミングを上層部の判断ミスで全て逃してたみたいだし。
ついでに言うと、マスコミ報道なども色んな思惑が絡んでしまったようで。
いつの時代・場所・国でもそうですが、マスコミはしばしば政治的な思惑で後ろから操作されてしまいますからね。報道は真実の声だ、とか言ってますけど、一方的すぎますよね。偏りすぎてる。
でも、ISAの情報収集は完璧だったみたいですね。


この作戦、最初からアラだらけだったみたいです。
『まず初めに、デルタの強襲部隊が目標物にロープ降下してターゲット確保、その建物の周りを取り囲むようにレンジャーがロープ降下で四隅を制圧。そして、上空からデルタの狙撃手が乗るリトルバードとブラックホークによる援護。そして、撤収はレンジャーのハンヴィー隊が地上待機。』
この作戦様式?は、短期間のうちに何回も繰り返されたようですから、いくら民兵集団といっても、攻撃というか作戦の流れに気づくよね??待ち伏せとかし放題だよね??
超精鋭部隊ともいえるSEALチーム6は、ハンヴィーに乗ってたんですね。しかも、『カットヴィー』とか言われる、ドアとかを取り払ってしまった枠だけのハンヴィー??そりゃぁ怪我人続出するだろぉ!!弾、避けれないだろうっ!!ドアぐらい付けようよっ!!ってか、窓も屋根も無いのか??

どう見たって、自分たちが死ぬことは目に見えていたのに、墜落したヘリのパイロットが生きてると確信した途端に、比較的安全な上空からの狙撃ではなく、地上に降りて救援隊の到着までパイロットを守ろうとしたデルタ隊員のシュガートとゴードン。ガリソンから直接意志を確認されたのかな?それでも彼らは降りて戦うことを選択したのだけど。
頼みの綱の救援の車両隊は民兵の妨害工作に遭い、現場にたどり着くことすらできない。しかも、自分たちも民兵の待ち伏せに攻撃遭い、死傷者は増えていく一方。
混乱は必至ですよね。現場も本部も。
シュガートとゴードンには、ベトナム戦争以来の名誉勲章が贈られたわけですが、死んでしまったら価値なんて何も無いですよね。


なぜこの作品にこれまで魅せられるのか、よく解らないのですけどね。
戦争映画は、これを観るまで嫌いだったし。
ブラッカイマー&リドリーってことで、イケメン率が高いといっても、それだけでここまで好きにはなれないだろうし。
ベースが実際に起こった事だから??説得力があるのか??
それとも、HMMWV(ハンヴィー)か??(笑)←これだな(笑)
これまた、ハンス・ジマー(リサ・ジェラルドがメインかな??)が良い仕事しちゃってるんだよねぇ〜〜♪

リドリーは、抵抗しがたい、あるいは意思の通じない相手との戦いというのにロマンを感じているのでしょうか?



とにかく、これを観ると今のままじゃダメだ、って気になるんですよ。
だからと言って、何にも変わったりしてないんですけど(苦笑)
もちろんね、重い作品だからずどーーんと落ち込むんですけどね。落ち込むけど、観終わった後がいい。
ふとした瞬間に、あの一つ一つのシーンが蘇り、立ち止まってばかりの私の感情を揺さぶるのです。




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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD



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