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理想の女(ひと) [映画[2005]]

出演:スカーレット・ヨハンソン、ヘレン・ハント、トム・ウィルキンソン 他

監督:マイク・バーカー

原題:A Good Woman   2004年 スペイン・イタリア・イギリス・ルクセンブルク・アメリカ

     “魅了的な人には2種類ある。全てを知り尽くした人と、何も知らない人とだ。”          
     “女はすべてのことを理解している。自分の夫のことを除いては。”
                                オスカー・ワイルド

 

単なる情事&三角関係ドロドロ映画かと思ったら、全然ちがいました。ネタバレ有りかも。

ニューヨークの社交界。ここに奔放すぎる恋愛遍歴から、つまはじきにされた一人の女性がいる。彼女の名前はミセス・アーリン。パトロンの庇護も受けれなくなった彼女は、なんとかお金を工面して、イタリア行きの船に乗る。ある若夫婦が載っている雑誌を手に・・・・・ 

南イタリアのアマルフィ、ここは世界各国の上流階級の人々に愛されてるリゾート地だ。そこへやってきた結婚1年目のカップル、メグ・ウィンダミア&ロバート夫妻。メグはニューヨーク社交界の華として知られている。メグは早速地元の有閑マダムの案内で、町見物にでかける。新婚ということもあって、この2人はお互いを信頼しきっている。相手を裏切るなんて、そんなこと想像もできないほどに。がしかし、彼等の幸せに水を差すような出来事が待ち構えているのです。

メグの誕生日プレゼントを買いに出かけたロバートは、店で魅力的なアメリカ人女性(ミセス・アーリン)に偶然出会う。(実は必然)
ミセス・アーリンからのアドバイスを受けて、彼はメグに純金をあしらった豪華な扇子をチョイスする。
が、このときから、ロバートとミセス・アーリンの間には秘密が生まれてしまったのです。そして2人の仲は、噂好きのマダム達の興味を惹きつけることに・・・

 


 

有閑マダム達・・・暇を持て余してる(お金もだが)ので、噂話が唯一の娯楽?双眼鏡まで使って、噂のネタ探しに余念がありません(まぁこれはオールドミスなりかけの、薹が立った伯爵家の娘がしてるのですが・・・)。そして、ハッピーカップルの破局のネタを拾ってしまうんですね~。知らぬは本人ばかりなり・・とういことで、次々と勝手な憶測で尾ひれ背びれを付け足してゆくのですがー・・・。ん~、女は怖い。殊更、男が絡むと更に怖さが増します。

最初は、『なにも初々しい幸せカップルにヒビを入れんでもよかろうにー・・』と、ミセス・アーリンの悪女ぶりに反感を覚えた、小市民代表の私ですが(笑)、観続けてゆくとこれがなんとも言えず彼女に共感を覚えちゃうのです。

自分を見てみて、私はー・・・・寝取られる方の女だな、というのはヒシヒシと感じているのですが(笑)、ミセス・アーリンのような奔放な生き方も、なんかあこがれますね。

これは、衣装がと~っても素敵。設定は1930年頃。お金をかけさえすれば、どんなものも手に入れることができるのね~、、、とため息(はぁ~・・・)
スカーレット嬢が綺麗なのは今更言うまでもないですが、ヘレン・ハントがこれまた素敵なんですよ~。肌きれい~!!スタイルも完璧です。どうなってるんだ??

これはー・・・女性ならば共感できる所が、それぞれの女性に対して見つかる、良い作品だと思いますよ。取る方と、取られる方の気持ちね。まぁ寝てはいませんが
同じ問題でも、男と女、受け止め方が全然違う。なのですれ違う。うむむ・・・
相手を信じることの大切さ、一時の感情によって取り返しのつかないことをする愚かさ・・そんな教訓が秘められてます。

行動は慎重に、でも的確に!!

公式HP--→ http://www.gaga.ne.jp/goodwoman/


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オランダの光 [映画[2005]]

製作・監督:ピーター-リム・デ・クローン

脚本:マールテン・デ・クローン+ヘリット・ウィレムス

出演:(登場順)ヤン・アンドリーッセ(現代美術家)、ロバート・ザントフリート(現代美術家)、ギュンター・ケンネン(気象学者)、ヤン・ディベッツ(現代美術家)、フィンセント・イッケ(天文物理学者)、ジェームズ・タレル(現代美術家)、エルンスト・ファン・デ・ヴェーテリング(美術史家)、スヴェトラナ・アルパース(美術史家)、リシュアン・ファレロ(農夫)、アレックス・ビーゲン(モニュメント・ヴァレーのガイド):ナレーター:トム・ホフマン

原題:DUCTH LIGHT | HOLLANDS LIGHT      2003年 オランダ

これは、17世紀に活躍したオランダ絵画の画家達が遺した傑作の源とされる『オランダの光』と呼ばれる自然光を追ったドキュメンタリー作品です。フェルメールやレンブラントなど、巨匠の作品にみられる不思議な陰影を持つ自然光は、近年の干拓によって失われてしまったのか。その謎に迫るため、オランダを代表する映像作家が、現代芸術家・美術評論家・気象学者・EU諸国を走るドライバーなど多岐に渡る人々に取材し、その『光』の謎を紐解いてゆく。

定点観察ということで、エイセル湖の堤防の上に据えられたカメラで1年の光の移り変わりを映してゆくのです。この定点観察映像を軸に、様々な検証が挟み込まれて、光の謎解きをしてゆきます。この映像、定点なので同じ場所なのですが、季節・時間・天候によって全然違う雰囲気になるんですね。当たり前の事なのですが、同じでも同じでない不思議な感覚。同じ景色は2度と観れないんですよね。雲が通り過ぎるだけでも、光の加減が変わって、違う表情を見せるんですね。私が見慣れた景色も、きっと日々移り変わってるのでしょうね~。

カメラは時々は場所を移して、時々は360度ゆっくりパンしながら、映像を映してゆくのですけど・・・・(360度パンはちと気持ち悪くなった)

オランダは地形的に光の拡散が起き易いのだそうですね。緯度とかの関係もあるのでしょうが、なんといっても土地が低い。そして地平線が見渡せる。空と地平線の境界線が低い位置にある。そして、水が豊富。

ドイツの現代美術家ヨーゼフ・ボイスが、「1950年代にその独特な輝きは失われ、何世紀にも渡って続いてきた視角文化も終わりを迎えた」と指摘してますが、それは50年代にオランダのザイデル海(エイセル湖)の干拓が進み、太陽光を反射させる広大な鏡(湖が大きな鏡の役割を果たしてたと考えられてる)が失われたことによります。彼はこの大きな湖の存在こそが、オランダの光の源だと考えていたのでしょう。

これ、1時間34分という、それほど長くない作品なのですがー・・・観た所の椅子の質の悪さ(笑)と、ドキュメンタリーという内容が相まっちゃって、とんでもなく睡魔を呼び寄せる作品になってます。絵画が好きな方、盛り上がりの少ないドキュメンタリーに対する忍耐力をお持ちの方以外には、おすすめできないかも??これ、もしかしてもうDVD化してますか?こっちでは先週土曜からの1週間限定公開です。まぁ、観て良かったのですけどね。(何度か意識を失いそうになったけど・・・笑)

早速、絵筆を抱えてオランダに旅行した~ぁいっ!!ってとこですが、でもね残念ながら幼稚園児以下並の絵心しか持ち合わせてないので、公衆の面前で描くには抵抗があります・・・・・(無念)


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シン・シティ [映画[2005]]

出演:ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、クライヴ・オーウェン、ジェシカ・アルバ他

監督・脚本:ロバート・ロドリゲス+フランク・ミラー 特別監督:クエンティン・タランティーノ

原題:SIN CITY                         2005年 アメリカ        

ネタバレあんまりしてないかな。ストーリーには深くタッチしてないです(笑)

グロくてエグくてと~ってもハードってきいてたので、しっかり構えて観る事ができました。なので、すっごく気に入ってしまったー(笑)。ストーリー自体の把握は出来てないのですが、なんかク~ルでかっこよい。だいたいこうゆうの嫌いだったはずなのにな~。不思議。(構えナシに観てたら、完全に引いてたと思います)。一人だけ笑いながら観てました。

フランク・ミラーによる同名コミックの映画化作品です。物語は一つの街、シン・シティに交わる人々を描く。

独自の法と秩序に守られた街、シン・シティは、ルールを守ってさえいれば楽しめる街だ。ここには女たちのルールがあり、それは警察との取引によって決められていた。が、その均衡が破れたとき、男も女も破滅に向かい猛スピードで堕ちてゆく・・・・。そしてそこにはいつくもの愛が交錯していた・・・・・

 

ジェシカ・アルバ、ん~かわいいですねぇ。科学者のジェシカも知的でかっこよかったですが、妖艶に腰をクネクネして挑発的に踊るジェシカ、かわいかった~。

デヴォン・青木、静止画で見るとちょっとヘンなのに、動いてるといいですね~。彼女モデル出身というか今でも現役でショーとかに出てるんですよね。かっこいいです。ワイルド・スピード×2は観てないので、これが初デヴォン。ほとんど喋らないのですが・・・いいわぁ。

ミッキー・ロークは『AMEN』っていうのが渋かった。どれくらいダメダメぶりを発揮してくれるのかとヘンな期待を持って観てたら・・・なんだ、いい役じゃない。どんなに撃たれても死なないし、車に轢かれてもへっちゃらで。すごい強靭です。

イライジャーぁ・・・・なんか妙にピッタシなイメージなんですが・・・(笑)。あのオタクっぽいめがね姿が妙に合ってた。でも、意外にすばしっこい。小ちゃな身体に合ってましたね。

で、さ、ポスターで一番かっこよかったベニチオ・デル・トロ。彼はー・・・・・最高に面白いっ!!!全然かっこよくないけど(笑)、もう面白い。だって、生首だけで喋ってるんだよ??しかも、喉を切られてるから、下を向いて喋ると低くて渋~い声で、上を向くと傷口開いちゃって高い声なんだもん(笑)最高!!しかもすっごくイヤ~な奴の役だし。便器に顔押し込まれてるし(ラスベガスをやっつけろでも便器とお友達だったなぁ・・・)。この役は、元々はジョニー・デップにオファーされてたらしいですねぇ。で、スケジュールが合わなくて断念したんですって。

で、ジョシュ。彼は何をしてたのか不明。女性しか襲えない激安野郎っていう説明が書いてあるけど・・・彼は一匹狼?それとも誰かに指示されてる?まぁかっこよい雰囲気を崩さない役柄だったので、素敵でした~。ジョシュとイライジャはパラサイトでこの監督と組んでるんですね~。(あれもトンデモナイ映画でしたが、好きです)

そうそう、この監督、ロバート・ロドリゲス。テンガロン・ハットがお似合いのナイス中年なんですが・・・・いいですねぇ。タランティーノが監督してる場面、よく判らなかったけど(笑)、ベニチオの死体を捨てに行く車の場面らしいですね。

とにかく、モノクロな中に映える色で添えられる血飛沫とか、瞳の色とかがとっても印象的でした。


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メトロで恋して [映画[2005]]

出演:ジュリアン・ボワスリエ、ジュリー・ガイエ、ミシェル・オーモン、サッシャ・ブルド他

監督:アルノー・ヴィアール

原題:CLALA ET MOI                  2004年 フランス

フランスはこのような形式の作品がすきなのでしょうか??オゾン監督の『8人の女たち』でもそうだったけど、ストーリー的に無理があるところでのミュージカル風の描写・・・・その無意味な感じが好きではあるのですが(笑)

そろそろ結婚をと考えるアントワーヌには、恋人が居ない。どこかで運命的な出会いがあることを信じ日々を送っているのだが・・・・。そんな彼の目の前に素敵な女性が。地下鉄で向かい合わせの座席に座ったクララだ。彼女に一目惚れしたアントワーヌは、なんとか彼女の気を惹こうと筆談を始める。その奇をてらった作戦が成功を収め、なんとクララは降り際に電話番号を書いた紙を手渡してくれた。そして2人のラブストーリーは始まるのだが・・・・・・・・・・・・

 

フレンチ・ポップスの軽快なリズムに乗せて綴られる、セルフィッシュ男の恋物語。 題名から甘い男女の恋愛模様を想像したのですが、『おいおいっ』と突っ込みを入れたくなる展開で、思わぬほうへと観客を連れ去ってくれます。そしてそのまま置いてきぼりにされてしまい、一体私達はどうしたらいいのか??的虚脱感に襲われる、不思議な映画です。

もう、勝手すぎるんですよ、アントワーヌ。幸せな時はもう目一杯楽しんでるのですが、さすが身勝手君、ちょっとでもほころびが見つかると、ボロボロと崩れてしまって・・・・・。親しくなるにつれて干渉も大きくなってくるし。独占欲が出てくるのも解りますが、でも一々趣味にまでケチつけたり、わざと傷つける言葉を選んで言わなくてもね~。この男、きっと本物の幸せは手に入れられないぞって感じでした。でも、人のふり見て我がふり直せ、ですね。反省する点が沢山見つかったわ~。

アントワーヌは友人にことあるごとにクララが『理想の女性』であることを繰り返し言うのですが、それに対して『理想の女性が病気だといけないのか?』の問いかけにはきちんと答えられないままです。うむむ・・・理想、理想と口ではいうものの、やはり現実的な問題を突きつけられたときにとる態度ひとつで、その人の人間性ってものが出てしまうんですね。いや~、勉強になりました。

結局この2人、別れますよ。最悪な状況下で。とっても現実的ですね。(ゆるくネタバレです。)


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おまけつき新婚生活 [映画[2005]]

出演:ベン・スティラー、ドリュー・バリモア、アイリーン・エッセル、ハーヴェイ・ファイアスタイン他

監督:ダニー・デヴィート

原題:Duplex                       2003年 アメリカ

はい、ベン・スティラー目的で行きました。

これは・・・・・・・新婚家主vs居座りおばあちゃんの対決の物語です。もう、次から次に家主夫婦がすごい目に遭うのですが・・・(笑)。おばあちゃん、やりすぎな所もあるので、『グースフラバー』(N.Y式ハッピーセラピー)を唱えながら観る必要がありそうですね。最終的にどちらが勝つのか・・・・

アレックスは処女作が好評を得て波に乗ってる新進気鋭の小説家。妻のナンシーは一流出版社に勤める編集者。そんな幸せの絶頂期カップルが次に狙うのは、素敵なお家。様々な物件をめぐった挙句に、彼等はブルックリンに建つ瀟洒な2世帯住宅に目をつける。暖炉が3つもある重厚な趣のある建物で、もう文句のつけようもない。不動産屋も乗り気で猛アタック。・・・・・が、ふと目に留まった2階への階段。そう、この理想的な建物には、おまけが付いていたのです。そのおまけのコネリー夫人は、正確な年齢は判らないが、相当歳をとってることだけは確か。なんかの法律で保護されていて追い出す事は出来ないのですが、もう長くはないでしょう、との不動産屋の甘い言葉に騙されて、彼等はおまけ付きで購入を決めちゃいます。がしかし・・・・・・・・・・。

アレックスは締め切りを控えてお家で執筆中なのですが、次々にコネリー夫人から注文が入ります。何度も中断されてイライラは絶頂に!!しかも、夜は夜で大音量でテレビをつけっぱなしにするため、寝不足気味に。そんなことが重なってつい昼寝をしちゃうアレックスでしたが、外で働いてるナンシーにしてみたら面白くない。で、ラブラブな彼等の間に溝が・・・・。しかもその上、ナンシーの仕事場にまでコネリー夫人が干渉してくるようになり、彼等の私生活はボロ布の如くズタズタに・・・・・。思い余った2人は、有能な殺し屋を雇うのですが・・・・・

 

ベンが抑え気味なのがちょっと気になりますが・・・でもまぁ良いでしょう。笑えます。もっと徹底的におばあちゃんと対決するのかと思いましたが、そうでもなかったですね。このおばあちゃん、女優としてはちょっとブランク期間があるみたいなんですよね。結婚して家庭に入ってちょっと休業してたみたいです。で、ご主人が亡くなってから再び舞台に立ち始めたらしいですよ。素敵な人生ですね~。

ドリュー・バリモアがとってもかわいいです。お笑い系の作品の方が合ってますよね。

これの監督、ダニー・デヴィート。あの俳優さんですよね?すごい多才なんですね。監督とか製作総指揮とか沢山してますねぇ。監督もけっこうお笑い系作品が多いし、ベンは言うまでもないし、もうちょっと行き過ぎても良かったかも?でも、これくらいに抑えてるのが良いのかな??これの上映も短期間ですよね。

Duplexとは、2世帯住宅ということ。いい感じなんですよ~、この建物。こんな古いお屋敷、住んでみたいです。もちろん、おまけナシでね(笑)


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ステルス [映画[2005]]

出演:ジョシュ・ルーカス、ジェシカ・ビール、ジェイミー・フォックス、サム・シェパード他

監督:ロブ・コーエン

原題:STEALTH                         2005年 アメリカ

まだ公開前なので、ネタバレ要素は隠してあります。

舞台は近未来のアメリカ。テロ対策プロジェクトの為に400人以上のエリートパイロットの中から選ばれた3人、ベン、カーラ、ヘンリー各大尉。彼等は最新鋭のステルス戦闘機“タロン”を操縦し任務に従事するための訓練を始める。そんな彼等の元へ4人目の仲間が加わる事を上官であるカミングス大佐から告げられる。せっかく3人でチームワークを固めてきた彼等は、困惑を覚える。

が、その4人目の仲間とは・・・・・“エディ(E.D.I)”と名付けられた究極の人工知能搭載の無人飛行ステルス機だった。学習能力を備えたエディは、たちまちその凄さをベンたちに見せつける。

が、任務遂行後の帰還中に落雷に遭い、エディの頭脳に解読不可能なコードが書き加えられてしまい、エディの暴走が始まった・・・・・・・。エディは軍の極秘ファイルにアクセスし、実際には存在しない作戦を遂行する為に、姿を消す。果たして3人は無事にエディを探し出し連れ帰る事はできるのか??

 

エディ、、、、、かぶとがに??ですかぁ??似てますよ!色的にも。ステルスってあんなにかっこ悪かったですか?で、スピードアップすると変形するんですね~。なんか近未来アニメっぽくって、そこはかっこよかったです。戦闘シーンとかのスピード感がすごかった~。

昔の単純な“西vs東”という構図が取れなくなったからか、敵探しには苦労してるみたいですね。でも、今はいたる所にテロリストが溢れてるので、そういう面では敵の幅が広がって、描きやすくなったかもしれませんねぇ。でも、なにも北朝鮮を出してこなくてもー・・・って思ったのですが、あれは続きがあるからってこと??布石に過ぎない?

もう単純にテロ=悪vsアメリカ=善という感じじゃないですね。アメリカの中にも悪が蔓延ってるし、都合の悪いものはすべて無に帰せって感じの大雑把なやり口だしね。もう、あの黒幕たち、にっくいぃ~(笑)

サム・シェパードは、強引なやり方をする上官役がぴったり似合ってました。確かブラックホーク・ダウンの時もそんな感じ(実在の人物)の役柄でしたね。

こんなにハイテク化が進んだ世界なのに、隠匿って結構容易く行えちゃうものなんですよね。そこがちょっと怖かった。実際に起こってそうで。

もう、エディが最高のキャラでした。なのになのにー・・・・・。でもね、続きがあるみたいだし、ちょっと安心。・・・してられないか?エディはもしかして北に拾われちゃうの??え゛、それはヤだなぁ・・・・ 

エディを開発した博士役の人、ヴァンヘルシングでドラキュラ伯爵した人?あのゴージャスなイメージからは遠くなってるけど、でもなかなか素敵でしたねぇ。あと、最初エディのテクニカル・サポートをしてた、途中でどこかに飛ばされたか消されたかした人が、なかなか素敵でした。あと、このエディの声を担当してる人が、とても趣味ど真ん中なんですけどー・・・(笑)

これ、サントラがいい感じです~。さっすがスピード感満点のアクション映画だけあって、曲もスピード感たっぷしです。インキュバスのが3曲とカサビアンにデヴィッド・ボウイですよ~ん。

これ観終えて帰ってきたらヤンキースの試合がちょうどやってたので観て、それが終わる頃から今度はバルセロナの試合が始まって。うとうととしながら、時々起きながら観てたのですが、ヤンキースの結果とかバルサの結果並びに途中経過など、全然記憶にないです。誰かがイエロー2枚で退場させられた事と、その時まで2-0でバルサが負けてたこと、退場に伴うPKでバルサが点を入れたことは覚えてますが・・・・・。ニュースを読んだら2-2でしたね~。で、ヤンキースは地区優勝でした。


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ハッカビーズ [映画[2005]]

出演:ジェイソン・シュワルツマン、ジュード・ロウ、ダスティン・ホフマン、リリー・トムリン他

監督:デヴィッド・O・ラッセル

原題: i ♡ huckabees                   2004年 アメリカ

ネタバレ有りかもしれないけど、まぁいっか。それより私の文章が解りづらいかも。

これ、ジュード・ロウは全然主役じゃないですよ。なので彼の活躍を観に行った人は困惑したかもね~。私はジェイソン・シュワルツマンを観にいったので、別にどうってことなかった。

っていうよりも、これ難解すぎる。言いたいことが全然わからん。コンセプトがまるっきり見えてこない。とてつもなく深いのか、それとも単に内容がなさすぎるのか・・・・・図りかねます(笑)。←そこが監督の狙いだったりして(笑)

内容は・・・・・自分の頭の整理をつけれない思い込みの激しい(え?私??)オオバカポエム男が、哲学探偵(なんじゃそりゃ?)に自分の内面の調査を依頼し、そして真理にせまる・・・・のか??どうなんだろう??よくわかんない。でも、この一連の流れには、第三者の手が介入していたのであった・・・。果たして彼の目的は??ポエム男は真理に辿り着くことができるのか??

 

スーパーマーケットを巡ってのはちゃめちゃコメディかと思ってた。なのに、スーパーなんて殆ど出てこないじゃないの。実存主義があーだこーだ、環境破壊がどーだあーだ・・・・・うむむ・・・どう解釈すればいいのやら・・・(笑)確かに笑えるシーンもないわけではないんですが・・・笑ってるの私一人だったし・・・

役柄が、誰も彼も魅力に乏しいのですよ。トンデモナク。ジュードは別に顔のよさをひけらかしてる役でもないし、会社でのポジションもイマイチだし、とにかく中途半端な役。ナオミ・ワッツは、頭の軽いちょっと混乱気味の役だったし。ダスティン・ホフマンもよくわからない。謎の女性Xも、ちょっとわけわかんなかった。

ただその中で目立ってたのは・・・やはり、ジェイソン・シュワルツマンとマーク・ウォールバーグかな~。彼等はもうとことん『イッチャッテ』ましたよ。この2人は良かった。なので、この2人にもうちょっと密着させて話を膨らましたら、もっとわかりやすいものになったかもしれないですよね。(監督はそうはしたくなさそうですが)

これ、パンフにしても宣伝にしても、ジュードを前面に出してますが、彼は主役じゃないですよ(何度も言うけど)。これはきっと日本だけでのことなのでしょうね。ジェイソンじゃ売れないからかな??

このパンフに載ってる、出演者をめぐる業界相関図っていうのがすごいです。意外な結びつきがありますね~。大好きなウェス・アンダーソン監督やベン・スティラー、シュワルツマンつながりでコッポラ一族は言うまでもないでしょう。とにかくこの監督さんのまわりには、魅力に溢れた方々がいっぱい居るんですね。

デヴィッド監督のスリー・キングス、これ観てないんですよね。これ観てたら感想が違ったものになってたかなぁ・・・マーク・ウォールバーグも出てたみたいだし。この監督さんがなかなかのナイスガイっぽいんですよね~。


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クレールの刺繍 [映画[2005]]

出演:ローラ・ネマルク、アリアンヌ・アスカリッド、トマ・ラロップ、ジャッキー・ベロワイエ他

監督:エレオノール・フォーシェ

原題:BRODEUSES                      2004年 フランス

ゆる~くネタバレしてるかも。

刺繍の仕事を通して交差する2人の女の心の交流を描く。

17歳のクレールは、妊娠していた。望んでできた子ではなかったが、中絶するには抵抗があった彼女は、『匿名出産』の道をとることに。なるべく周りの人間に知られたくない彼女は、『ガンの薬の副作用で太った』と嘘をつき、ごまかしていた。相談する友達は一人のみ。とても両親に打ち明ける事なんてできない。そんな彼女はスーパーのレジ係をしていたのだが、お腹が目立ち始めてきたため、休職することに。それでもお金を稼がなきゃいけない彼女は、近所で刺繍のアトリエを開いているメリキアン夫人のもとへ。

メリキアン夫人は、息子を不慮の事故により亡くしていた。今でもその悲しみを乗り越えられないメリキアン夫人と、母になるということを実感できないクレールの心の交差が、一枚の刺繍布を通して始まる・・・・・・

 

それぞれ、人間関係がドライなんですけどー・・・。こんなもんなんでしょうか?でもこんなもんか~。特に一人息子を亡くしてるメリキアン夫人なんかは、心開けないよね。だから何度も何度も見舞いに来るクレールに辛くあたったのね。

でもその過程で2人の心が触れて、少しずつ溝が埋まってゆき、そして微笑みだけで感情のやり取りができるようになるんですよね。お互いに孤独だった2人の女性が、刺繍を通して新しい道を見つけるというか。やわらかい優しさに満ちてます。

『田川啓二さん』ってご存知でしょうか?オートクチュールビーズ刺繍の第一人者として、テレビ出演も多数ありますね。ものすごくセクシーな雰囲気のある、おじさまですよね。と~っても上品な喋り方をする方ですよね。やはりビーズ刺繍の映画だから、解説は彼なのね~。パンフ買って得した気分(笑)。彼の書いたビーズ刺繍の本、持ってるのですが、なんとも小難しくて(笑)何も作ったことないですね。でも、見てるだけでも綺麗なので、そうゆう用途で使ってます(笑)

これはなんていう技法なんでしょうか?布(チュールとかオーガンジーとかそんな感じの布)を板枠に張り、裏面を上にしてかぎ針のような道具を使って、ブチブチと刺していくんです。色糸やらスパンコールやらビーズなどを。もうとっても繊細で素敵ですね~。夫人がラクロワの為に作ってたのも素敵でしたが、クレールが夫人の為に自分の部屋でコツコツと刺して作ってたショール(?)も素敵でした。ちょっと試してみたいですね~。(このショール、物語の最後で夫人がラクロワに見せて気に入られるという流れになってますねぇ。ラクロワ本人は出てきませんけどね)

メリキアン夫人の息子と共に事故に遭って、顔に酷い怪我をしたギョーム、彼はクレールの唯一の友達のお兄さんなんですが、これがまた・・・さすがフランス、いい男なのよ~。それプラス、クレールの歳の離れた弟トマもかわゆいです。バッド・エデュケイションに出てた男の子みたいな感じ。

フランス映画らしくなく、エロいシーンは殆どないですが、落ち着いた生活色の中にカラフルな刺繍の色がとっても映えて、いいですね~。この監督さんはまだ若い女性ですね~。女性らしい視点だと思います。

この公式サイトが凝ってます!!--→ http://www.cqn.co.jp/claire/content/top.html


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シンデレラマン [映画[2005]]

出演:ラッセル・クロウ、レネー・ゼルウィガー、ポール・ジアマッティ、クレイグ・ビアーコ他

監督:ロン・ハワード

原題:CINDERELLA MAN

ネタバレ含んでます。

おおよそのストーリーは予想してたけど・・・これ、いい意味で予想を裏切ってくれましたー。もう、涙ボロボロ(涙)

大恐慌時代に、どん底で生活していた庶民達を勇気づけた実在のボクサー、ジム・ブラドックの物語です。彼は前途有望なボクサーで、連戦連勝でタイトルを取ることも時間の問題と目されていた。が、右手の怪我がもとで負けがかさみだし、折りしも時代は大恐慌の嵐に向かって進みだしていて、それに伴い仕事も無くし、食べるのもやっとのギリギリの生活を余儀なくされるまでに落ちぶれてしまっていた。それでもなんとか負け試合に顔を出し、なんとか食いつないでいたのだが、怪我を隠して試合に出ている事がバレてしまい、ライセンスを剥奪されることになってしまった。それからは、日雇いの仕事を転々とするのですが、仕事は少なく、生きていく為に生活保護を受ける破目に。

どんなことがあろうとも、子供を手元から離させないと努力してきたジムだったが、次男が病気になってしまい、更に追い討ちをかけるように電気も止められてしまい、どうすることもできなくなってしまう。そんなある日、彼に試合のオファーが入る。勝っても負けてもお金がもらえるという条件に、一も二もなく飛びつくジムだった。

あらかたの予想を裏切って試合に勝ったジム。どん底からのカムバックに、希望の光と新聞各社は騒ぎ立てた。最初は1試合だけの予定だったが、意外な人気ぶりに目をつけたプロモーターが次々に試合を組む。最終的にヘビー級のチャンピオン、マックス・ベアとの戦いの権利を勝ち取るのだが、相手は殺人マシンとでもいうような、凶暴な相手。既に2人の人間を死に追いやってきていた。そして運命の試合の日がやってきて・・・・・・・

まさか最後があんな展開になるとは・・・・・。

リング上で2人も殺してる相手との対戦に送り出すメイのやるせない気持ちが痛いほど伝わってきました(そんなシチュエイションにおかれた事ないですが)。これが最後になるかもしれない・・・それなのに笑って送り出すことなんてできないですよね。でも、彼女はえらかった。自分の役割を十分知っていたんですね。

何故そこまでして戦うのか、、、、それは愛する家族のためなんです。家族を守る為に出来ることは、戦い続けることだけだったんです。勝利にこだわるのではなく、1回でも多くリングに立ち続けることにこだわってたんですね。↓めちゃくちゃネタバレ。反転以降もネタバレ続きます。

私の最初の予想では、彼は最終戦で敗れて亡くなってしまい、遺された家族を哀しみが包み込み・・・となるのかと思ったのですが、彼はこの試合に勝ちました。皆の期待を背負って、そしてそれを見事達成させたんです。そして彼はその後もちゃんと戦い続けたんですね。その後、家族揃って幸せにすごせたみたいですから。

ほんとうに良かったです。この終わり方、すごく感動的ですよ。どうせ悪が勝つんだろうと半ば諦めて観てたのですが、これはいい。そうですよ、最終的に悪が勝ってしまったら、彼を応援していた人々は希望なんて見出せなかったでしょう。アメリカの歴史がだいぶ違ってたかもしれませんね(って言ったら大げさかな?)(今、程よくほろ酔い加減なので、ちょっと感傷的な感想~)

 

この宿敵、マックス・ベアを演じたクレイグ・ビアーコ。彼がすんごく良い。すごいイヤ~な役を怪演していて、にくったらしいのですが、最後の最後試合に負けた後の素直な態度も好感が持てましたよ(まぁこれは役の上ですが)。リングから去る後姿が、とっても良かった~。彼はMeridianさんから観るように薦められてる『ラスベガスをやっつけろ』にも出てるみたいですね。これはチェックしないといけないですね~。

ジムのマネジャーを勤めるジョーを演ずるのは、ポール・ジアマッティ。サイドウェイの人ですね~。なんかあれとはちょっと違って、最初は好感もてなかったのですが、彼の高級アパートメントを見た後から、彼を見る目が変わりましたよ。なんていい奴なんだー。もう泣けます。もう男泣き(って、あたしゃ女だが)

プロモーターはもう最初から最後まで、顔も含めていやな奴~。でも、最終的に酷い試合にしなかったので、それは偉かったよ。

お子ちゃま、特に小さい女の子がと~っても巧かった。かわいかった。それほど存在感のある役どころではないのですが、あのかわいらしい顔ったら・・・いいですね~。

レネーは、ん、巧いですね。個人的にはこういうちょっと昔の作品(コールドマウンテンとかも)よりも、現代の等身大の女性の役(そう、ブリジット・ジョーンズ)がお似合いだと思うのですが。でも、さっすがオスカー女優です。

ラッセル・クロウ。私生活でも暴れん坊な彼ですが、これはよかったですね。彼の事、あんまり好感をもってみたことないのですが・・・・まぁいい役者ではあるね。(何様?・・・笑)

私はボクシング観るの苦手だったのですが、これはなんとか観る事できました。


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がんばれ!ベアーズ<ニュー・シーズン> [映画[2005]]

出演:ビリー・ボブ・ソーントン、グレッグ・キニア、マーシャ・ゲイ・ハーデン他

監督:リチャード・リンクレイター

原題:BAD NEWS BEARS              2005年 アメリカ

アメリカのお子様の年齢が全然予想不可なのですが・・・・・。1学年ちがうだけで、とんでもなく大人と子供になってしまうでしょ??どうなってるんだ?

物語は・・・万年リーグ最下位のチーム『ベアーズ』。そこのコーチになったダメ男が、チームを(そのつもりは殆どなさそうなのに)立て直す痛快スポーツコメディ?

ダメっぷりが半端じゃないよね、コーチの。演ずるのは私生活も大差なさそうなビリー・ボブ・ソーントン。ダメ人間っぷりがと~っても巧い(当たり前?演技なし?)。ストーリーは1本の筋に沿って流れるのですが(ダメチームが勝ち進んでエリートチームに決勝戦であたり・・・というお決まりコースね)、そこに至るまでにとんでもない展開を繰り返すんですよ。これは絶対子供向きの映画ではないです。吹き替え版がメインで上映されてますが、ダメよ、見せちゃ(笑)。問題発言多いし、教育的に良くないと思います。だって、ビリー・ボブ主演だし(笑)。セクシーなシーンは殆どないのですが、セクシーなおねぃちゃんはいっぱい出てます。ビリー演じるコーチの応援としてね。

コーチ、子供に『コカインはいかんぞ』と諭すのですが・・・・・・・・・試合後のレストランで流れてた『Cocaine 』に合わせて、子供達と大合唱(笑)。えっとー・・・そういう歌でしたっけ??

もう、このベアーズ、選手もダメダメ人間の吹き溜まり(?)。もう、やる気のない子、喧嘩っ早い子、ダイエットと称して『脂肪を継続して燃やし続ける為に食べ続ける』子、汚い言葉ばっかり使う子・・・・・もうこれでもか~なメンバーですよ。これをまとめ上げるのなんて、無理ですわ。この子ら以上に強烈なキャラが求められますね。ってことで、ビリー・ボブは適任なのでした。

で、そんなチームが映画とはいえ何故に決勝戦まで勝ちあがれるか?というのは、小さな町の草野球リーグだから・・というのの他に、コーチの娘(別居中・どうみても12歳には見えない)がピッチャーとして参加するのと、以前はすごい選手(エリートチームの)だったが、今は不良少年のレッテルをはられてる子が参加したからです。その2人のお蔭で、チームは勝ち続ける事ができたんですね。

相手チームのいやみなコーチを演ずるグレッグ・キニアがほんとはまり役で(笑)でも、素敵ですねぇ~。弱小チームにはトコトン酷い事を言うのですが、でもスポーツに対する礼節はちゃんとわきまえてるんですよね。

 問題提起は沢山してるんですよ、たぶん。ドラッグに対するものとか、親のありかたとか、色々。でも、誰も正しい姿を見せないというか、ダメなものはダメなまま、悪い子が罰を受けるでもなく、そのまんま。ある意味、真実の姿なのかもしれないですが・・・・・。

でも、笑えました。このブラックさがたまらなく良かったです。大人ウケする作品です。くれぐれもお子様同伴で観にいかないようにね。

 

パンフレットを読んでて気づいたのですが、私の最近気になってる「ジェイソン・シュワルツマン」って、元ドラマーだったの??なんか彼が以前所属していた「ファントム・プラネット」とかいうグループがサントラを1曲担当してるみたいで・・・。

原題のBAD NEWS BEARSって・・・BAD SANTAを思い出してしまうのですが。(脚色を手がけてるのが、バッドサンタの脚本家だから?)

 公式HP--→ http://www.bears-movie.jp/top.html 


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ルパン [映画[2005]]

出演:ロマン・デュリス、クリスティン・スコット・トーマス、パスカル・グレゴリー、エヴァ・グリーン他

監督:ジャン=ポール・サロメ (ルーヴルの怪人とか)

原題: Arsène Lupin                   2004年 フランス

モーリス・ルブラン原作のルパンシリーズ生誕100周年を記念して作られた作品です。カリオストロ伯爵夫人との絡みを中心にして、彼女のかかわった事件何作かをまとめて一つの物語にしています。これはもしかしたら、原作を読んでいたほうがいいタイプの作品かもしれませんね(私は未読でした)

ネタバレありますとも。でも、ストーリーの紹介とかはしてないかも。

期待してた方面のストーリー展開ではなかったかな??期待してたのは、言わずとも知れたストーリー、赤いジャケット着て~拳銃持った人と日本刀持った人を連れてる・・・って、それ全然ちがう。あーぁ、お約束ですね。(苦笑)

もっと軽快に華麗に『マリーアントワネットの首飾り』とかを奪うんだと思ってましたよ。そのテクニックの華麗さに酔いしれる映画なのかと思ってました。でもね、違った。確かに気を逸らした隙にアクセサリーを奪う技術は凄いモンがありますが、あまり盗みに力を入れてないんですよねー。ちょっと不満。

でもだからといって、真面目一辺倒の物語でもないんです。なんていうか・・・ぷっ・・って感じの作品なんです。第一、ルパンのあの顔はないでしょー。あれは笑いを取るためなんですよねぇ??あの面白い顔はっ!!だってー・・・顔の下半分が妙にやらしげで(笑)しまりがない(爆笑)んですもん。

遠目から観ると、もしかしたら素敵なのかもしれませんが、一目で惚れるほどのいい男でもないですな。・・・・・・・・・・でもね、今になってなんか気になるわ~。あのしまりのない顔、くりくりのいい具合に巻いてるくせ毛、黒々としてる胸毛。一番最初以外は、もろ好みど真ん中なんだけどな~。で、なんだか『マット・デイモン似?』??なんか最近この表現よく使うのですが・・もしかして私はマットが好きなのか???よく解らんです。

ネタバレ反転→キーマンとなってたボーマニャンが思ったとおりの役(実は顔を整形した父)だったし。離れ離れになってても、親子なので情けをかけるのかと思いきや、シビアだし。めでたくハッピーエンドで、幸せにクラリスと息子と共に暮らすのかと思いきや、あっけなくクラリス死亡。+息子奪われて・・・・・。そして15年後親子の運命の再会なのですが、そこにもカリオストロ伯爵夫人の影が付きまとってるし。あの十字架がどんな役割を果たすか、どれほど重要なのかが作品中でそれほど語られなかったので、ストーリーに入りそこねてしまいました。ストーリーに捻りはないですが、こんなもんなんでしょうか?とにかく、端折りすぎ感は否めないかも?な作品です。でも、まぁ・・・・1000円以下で観れるならば観てもいいかも?レベル??

撮影で使用した宝飾品は、『カルティエ』が提供したらしいですけど・・・・・どれも目を瞠る煌びやかなものばかり!!!ギロチンより程よく前の時代の貴族の娘になら生まれたかったな~。上流階級のご夫人が‘しゃらり’と広げる扇子が素敵でしたね~。なんかとってもノ~ブル(笑)

公式サイトで微妙な色男加減を確認!!--→ http://www.arsene-lupin.jp/

捕捉:この映画ルパンは、次の3作が原作になってるそうです。『奇巌城』『813の謎』『魔女とルパン』。読むならば、この3作品をおさえてください。


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ふたりの5つの別れ路 [映画[2005]]

出演:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ステファン・フレイス、ジェラルディン・ペラス他

監督:フランソワ・オゾン

原題:5×2                            2004年 フランス

これは・・・・・結婚を夢見る人たちは観てはいけないモノかもしれませんね。もう、とっくの昔に夢とはおさらばしてしまった人とか、男女間の酸いも甘いも噛みわけた人でないとダメかも??(笑)そんな内容です。で、おもいきりネタバレしてます。

一組の男女の離婚の手続きの場面から、時間を遡ってゆきます。心がすれ違う瞬間を捉えた年代記になってるみたいですね。その5つの別れ路となったのは・・・

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Be Cool [映画[2005]]

出演:ジョン・トラヴォルタ、ユマ・サーマン、ヴィンス・ヴォーン、セドリック・ジ・エンタテイナー他

監督:F・ゲイリー・グレイ

原題:Be Cool                      2005年 アメリカ

ふっ・・・最高に軽いノリで楽しめる映画ですよ。

『ゲットショーティ』の続編なんですね。って、←観てないぞ。

前回ギャングから足を洗い見事に映画プロデューサーに転身したチリ・パーマーが、今度は映画業界から足を洗い音楽業界に転身をはかる。・・・でも、音楽業界はギャングの世界以上に異常だった。利権を求めてよからぬ奴らがウヨウヨしているのだった。血で血を洗う抗争で、生き残るのは誰だ?・・・ってな展開ではないです。厳密にいうとね。もう、何がなんだかわからない状態で、あちこち入り乱れて殺しあう・・・というか、勝手に死んでいく(笑)。自然体で全然力の入ってないチリの思うように、事態は展開していくんですね。

チリは別のレコード会社との契約で飼い殺しにされてる女の子の歌声に魅了され、彼女のプロデュースを強引に進めることに。それに怒ったレコード会社の社長や彼に雇われた殺し屋や、チリが目撃してしまった殺人事件の犯人やらが、チリの命を狙うのですが・・・もう入り乱れて、大騒ぎです(笑)。ついでにエアロスミスも登場して、ライブで一曲歌っちゃってますねぇ~。ちょっと得した気分です。それにしても、リブ、お父さんに似なくてよかったね。

トラヴォルタ+ユマ VS ハーベイ・カイテル+ヴィンス+ザ・ロック+ロバート・パストレリ・・・・・etc.もう、ぐっちゃぐちゃ。罠に嵌めたと思ったら、自分も罠に嵌め返されて・・・∞ ループしてます(笑)

もう、キャラクターがすっごいです。ヴィンスはあのまんまな中途半端な悪者だし、殺し屋は「妙にクルクル回る浮いたカツラのロシア人」と「腕はピカ一だけど、ケアレスミス(人違い)殺人をしてしまうバカ」とかだし。これで一番すごいのは、やっぱりザ・ロックでしょう。彼、ゲイの役なんですが(笑)ミニ・アフロにやらしげなおヒゲ、お部屋にはキティちゃんのぬいぐるみを持ってて、役者を目指して頑張ってる男って設定なんですよ~。トラヴォルタを襲わなきゃいけないのに、彼が映画プロデューサーだからってついつい仕事を忘れてオーディションの約束を取り付けたり・・・・展開が軽くって~。で、ザ・ロック様、ゲイという設定上必要不可欠アイテム(?)、ぴったりピチピチパンツ、ご披露してますよ~。やはり、あのピッチピチのパンツは、ゲイ様御用達だったんですね。しかも、上にはシャツ。これですよ~。もうむっちゃ合ってた(笑)、オダジョーよりも合ってたかも。ほら、鍛え上げられ方がプロでしょ?もう、すっごいです。もう、大好きかも(おぅ、ついにカミングアウトか??)それプラス、彼サントラで歌ってるし(笑)本編のどこで挿入されてたかわかんない・・・サントラ、買いか??

トラヴォルタ、あの下手糞な笑顔(口元だけで笑うので、本物の笑顔に見えない)が、なんとも言えずいいですよね~。映画の中で、踊るシーンあったけど、けっこう抑え目のダンス・シーンだったので、ちょっと物足りないですねぇ。でも、年とりましたね~。バックの演奏はブラック・アイド・ピーズでした~。

ユマ・サーマンは、すっごい素敵です。トラヴォルタと常に一緒に映るから、顔の小ささが更に強調されてて良かったですよ~。そして、ビキニ姿もご披露しちゃってるんですが、これがすっごいの。完璧なボディですなぁ・・・。肌がめっちゃきれい。

エンドクレジットの所で気になった点が・・・スタッフ・ロールの所で、やたらと『John Travolta's ・・・・・』って頭に付くものが結構あったのですが・・・色々なものに専属スタッフを置いてるんですか?トラヴォルタさん。さっすがスターだ!!と思ってしまいました。

とにかく、どんな無茶な展開でも、『Be Cool!』な気持ちで観れば、楽しめます。


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ファンタスティック・フォー [超能力ユニット] [映画[2005]]

出演:ヨアン・グリフィズ、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス、マイケル・チクリス、ジュリアン・マクマホン

監督:ティム・ストーリー

原題:Fantastic Four               2005年 アメリカ

ヒューマン・トーチにホットにやられてしまいました~(笑)彼、最高!!

【ネタバレしてる可能性あります】

実験の失敗により大量の宇宙線を浴びてしまった5人の科学者が、それぞれ違った超能力を身につけ、そしてそれを使い悪に走る者とそれを阻止する者に分かれて戦う。アメリカのマーベル・コミックが原作。

特殊能力は、ゴム人間・透明人間・炎人間・岩石人間・金属化合物人間。事故の瞬間に宇宙ステーションの外で被爆したベン(岩石/ザ・シング)が、一番酷い症状で、力をぬく事ができないでいた。実験の責任者リード(ゴム/Mr.ファンタスティック)は、なんとか彼を元に戻そうと実験を繰り返すのだが、なかなか思うようなパワーを得ることが出来ないでいた。

そんな中、今回の失敗により責任を負わされる羽目になった実業家のビクター(金属/Dr.ドゥーム)は、一度の失敗で自分を窮地に追いやった銀行家の奴らにも、そもそもの原因を作ったリードにも恨みを抱いていた。それ+リードは彼の昔の恋人であり、今はビクターが求婚している相手のスー(透明/インビジブル・ウーマン)とよりを戻そうとしていたもんだから・・・恨み百倍。

そんな事情もあって、ビクターは4人を一人ずつ片付けようと画策する。

 

もう・・・ク~ルなんだ~。最っ高にク~ル!!で、ホット。えっと、クリス・エヴァンスのことね。『セルラー』では他の人に注目しちゃってたからな~。惜しいことをしました。早くDVDを観ねばっ!!ものすごく軽い男を演じてます。スーの弟っていう設定です。ホットな姉弟だわ。

そのスー役のジェシカ・アルバ。もうなんだっていうの??(笑)、最近流行ってる女の子はみんな唇がセクシ~ですよね~。3人の中では(アンジー&ヨハンソン)一番いいかな~。健康的なセクシーさです。

ヨアン・グリフィズ、ランスロットの時はヘンなヒゲが目障り(笑)でしたが、ん~なかなか素敵じゃないですか~。

最初はあまり(その容姿から)惹かれなかった、ベン。演じてるのはマイケル・チクリス。普通の時はつるっつるにハゲた普通のおじさんなので、とっても好感が持てますね。その無骨な容姿をジョニー(クリス)にからかわれるんですが、この2人の関係が面白い。Aチームでいう、コングとモンキーの関係??(笑)

悪役を演ずるのは、ジュリアン・マクマホン。オージーの役者さんみたいですね。おでこがひろびろとしてるので、ちょっと惹かれるのですが・・・まぁこれからの活躍を期待します。声とかはすごく良いですよ。

で、最後とどめをささないんですよね~、ファンタスティック4の皆さん。これで平和になった~とか安心しちゃって、船上パーティーとか開いちゃうんですが、なんか続く・・・・・・ようなビミョーな終わり方です。これ、続編ありですかね??


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0:34 [映画[2005]]

出演:フランカ・ポテンテ、ヴァス・ブラックウッド、ケン・キャンベル、ショーン・ハリス他

監督:クリストファー・スミス

原題:CREEP                         2005年 イギリス

ホラーは観ないって誓ったのに・・・・・(涙)。あ、でもこれは純粋なホラーではないわ。なんというか・・・・・無差別的、理由が有るか無いか解らない的、連続大量猟奇殺人映画???????もう、すごい。こわい。

何がどうしてああなのかがわからないのですが・・・・・

とにかく、この映画のシリアルキラーは異様な外見と異様な生命力を具え持ってます(?)もう、どうしてこうなったのか???胎児の成長実験とかの副産物でしょうか?ほんと、よく解りませんが、解ってしまったら面白くないですよね。

物語は・・・・駅に棲む不気味な生き物に、駅周辺にいた人々が次々と殺されるパニックを描いたものです。駅に住むホームレス、下水の点検作業員、最終電車に乗り遅れて駅に閉じ込められた者・・・・様々な人がターゲットになり、謎の連続殺人鬼に追われる・・・・。彼は何者なのか?その目的は何なのか??謎は深まって・・・・・もちろん、最後にも解決の目は見ませんが(笑)

 

この映画を観てて思い出したのが、子供の頃に読んだ漫画。『ガラスの仮面』で有名な美内すずえが書いたホラー。題名は忘れましたが、デパートと地下鉄の駅が繋がってる所が舞台の、時代劇とホラーを融合させたような、とても怖い私の中でトラウマ化してる物語です。確か、なかよしかどこかから出てたような・・・?

もう、あれだけ進んでるはずのロンドンの地下鉄なのに、警備員は一人しかいないし、その警備員もマニュアル人間だし。機械の方がよっぽど使えるって感じ。実際のロンドンの地下鉄もこんな感じ??助けを呼んでも誰も来てくれない?

下水とかがでてくるのですが、もう見てるだけでダメ。どんな臭いか想像もつきませんが、きっとものすごいモノなんでしょ?その水の中に落ちるって設定だけで失神ものです。傍観者の自分は、殺される方が幾分かマシだわ、って思ってしまいます。(実際は下水の方をチョイスするでしょう)

連続殺人鬼の顔が見えない時は、すっごい怖かったですが、正体がバレてからはそれほどでもなかったかな??だって笑えちゃうんだもん。最近観た妖怪大戦争のキャラに似てるかも。(岡村?)でも、身のこなしは軽いですね~。まるで体操選手か猿です。って、だから岡村似??(笑)

ヒロインが・・・・フランカ・ポテンテ、ボーン・アイデンティティと〃スプレマシーのヒロインですね。冒頭で、『ジョージ・クルーニーに会いに行ってくる』とか言ってました。ぇえ?人気ですか?ロス先生??(私はグリーン派)

それにしても、この邦題はなんでしょう???ヘンですよ??しかも、パンフ高い!!けどまぁ・・・・海外のフリーの地図みたいな作りで、裏一面がロンドンの地下鉄の路線図になってるので・・・・・使えるかも??ほら、クレスポ君に会いに行く時とか・・・一生そんな機会に恵まれないかもしれませんが(涙)

 

最後にヒロインが何処かを見つめながら映画は終わるのですが・・・・・・・・殺したはずのクレイグが生きてたの??どうなの???よくわっかんないっ!!

【creep】動・・・こそこそ(よろよろ)歩く:忍び寄る:(こっそり)近づく:ぞっとする etc.


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コーチ・カーター [映画[2005]]

出演:サミュエル・L・ジャクソン、ロブ・ブラウン、リック・ゴンザレス、チャニング・テイタム他

監督:トーマス・カーター

原題:COACH CARTER                   2005年 アメリカ

バスケにかける若者と、その先を見据えた教育に取り組む一人のコーチとのふれあい。

ストーリー的には、ダメダメチームが実力をつけて、様々な困難を乗り越えて勝利とそれよりも大切な何かを掴んでいくさまを描いたもの、です。軌道に乗るかな~と思うと何かしらの邪魔が入り、彼等を試してゆく。そして誰にも強制されることなく、自分達自身でチョイスしながら前進してゆく姿を追う。

これは実話をベースにしてるんですね。この舞台となるリッチモンド高校。ここでは犯罪率の悪化が問題となってます。この高校に通う生徒の約50%は卒業することが出来ず、卒業できたとしてもその内のわずか6%の生徒しか大学に進学できない。残りの者たちはかなり高い確率で、犯罪率の悪化に手を貸すことになってしまう。そんな最悪な環境は、教育水準の低さからくると結論付けたカーターは、選手との契約の中に、『学業成績の規定水準』を盛り込む。その条件をクリアできなかったら、試合はおろか練習にさえ参加させないというものだ。最初は選手も親も学校も皆、カーターの強引なやり方に反発するものの、自分達にとって本当に大切なものを教えてくれようとするコーチの信念に気づき、彼等は自ら辛い道を歩むことにするんです。

こまごまとした問題や、人種差別の問題、家庭問題なども色々出てくるんですよ。アメリカの高校生は色々な問題を抱えてるのですね。っていっても、きっと今の日本も似たような感じになりつつあるのでしょうけどね。

私はバスケのことは全然知りませんね。ルールとかも全然わかりませんし、試合なんかも時々無意識にテレビで流れてるものを流し観するか、スポーツニュースで流れるのを目にするか・・・あまり積極的ではない観戦の仕方です(苦笑)

最初は、あんなちっさいコートでプレイするなんて・・・と思ってましたが、コートは案外広いんですよね。選手達がデカすぎて、小さく見えるだけなんですね~。アメリカとかのプロの試合を観たりしてると、もうボールを取ったもの勝ちかって思ってましたが、違いました~。ゴールの手前でボールをはじいてた!!凄いっ、あんなプレーもありなんですね~。

サミュエル・L・ジャクソンは、もうすばらしくコーチになりきってましたよ~。そういえば、マスター・ウィンドゥ??だったわ。あれも素敵でしたね~。でも、どうしてもダイハードのイメージがあるので・・・笑わせてくれるんではないか?とか期待しちゃうんですけど・・・あれ?笑わせてたのはブルース??

選手の一人、クルーズを演じたリック・ゴンザレス(背番号22)。彼はチンピラ風を演じさせたらピカ一かもしれませんね~。なんかすごい。背が小っちゃい気がしましたが、他がでか過ぎるからでしょうか?でもまぁ、実際のバスケの選手にも小さい人居ますしね。って、彼ちょっと注目ですよ~。宇宙戦争でも結構メジャーな役をしてたみたいなんですが・・・・・・思いだせない・・・。

そしてまたまた選手の一人、ライルを演じたチャニング・テイタム(背番号たぶん5)。彼はモデル出身らしいですねぇ。ドルチェ&ガッバーナとかのショウに出てた?の??彼がイケメンです(笑)その経歴を知れば当たり前なのですけどね。クリス・エヴァンスみたいな感じ?あんな短髪なんです。要チェック!!なんか、上のリック同様宇宙戦争にも出てたみたいです。でもuncreditedということで、名前も出てないし役名とかも無いみたいですね。あえて書くとBoy in church sceneだそうです。

これはスポーツの映画なので、皆さん鍛え上げられてますよ!!引き締まった肉体美を堪能・・・できますとも。『プライド -栄光への絆-』でも凄かったですが、これもイケてます。(あぁ、何処を観てるんだか・・・)

もちろん、感動系の作品です。←ストーリーにね。

これ、パンフレット販売されてませんでした。ので、公式サイト---→ http://www.cc-movie.jp/index02.html 


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メゾン・ド・ヒミコ [映画[2005]]

出演:オダギリジョー、柴咲コウ、田中泯、西島秀俊、高橋昌也 他

監督:犬童 一心

内容はあんまり深く追い求めないほうがいいですね。もうこれは、雰囲気を楽しむ映画です。ありのままの景色を楽しみ、そして共感・・・・・・・・・・・する?

オダギリジョー、略してオダジョー(?)、彼は反則です。めちゃくちゃ格好が良いです。ぴったりとしたパンツを穿かせたら、もう・・・・気を失いそうなほど、セクシーに穿きこなしてくれてますよ。

物語は、一人の男が沙織の元を訪れることから始まります。彼は、子供の頃家族を捨ててゲイの道へ走った父親の恋人だった。余命いくばくも無い父の元で、雑用のバイトとして働いてほしいとお願いに来たのだ。母と自分を苦しめた父を許せないと思ってる沙織は最初は拒むが、1日3万円という破格のバイト料に惹かれ、父の暮らすゲイの老人ホームへ。そこで沙織を待ち受けていたのは、バラエティに富んだゲイ達であった。生理的嫌悪をもよおす沙織は、ありのままの自分で彼らにぶつかってゆく。

ゲイがメインテーマなので、その方たちの熱々シ~ンを期待したのですが(するなっ)、残念ながらなかった・・・。ほとんど無かった。そのかわり、西島秀俊が頑張ってますが・・・・私この人苦手です。昔から苦手でしたね。これの役柄もダメです。

それより、柴咲コウ、美人ですね~。浅野温子に似てると思うのですが・・・?ほとんどノーメイクに近い感じなのに、目鼻立ちがはっきりしてるから、映えます。

田中泯さん、彼は初めてですね~。『たそがれ清兵衛』も『隠し剣、鬼の爪』も観てないので。なんかと~っても雰囲気のある方ですよ。ゲイでしかも末期の患者さんでしょ?難しかったと思うのですが、素敵に冷静に演じてらっしゃいました。もっとお若い方かと思ってたら、けっこうお歳ですね。でも、素敵です。

一足先に観ていたさるしっちゃーさんがお気に入りだって言ってた場面、オダジョーと反発分子(?)のふれあい?私もあんな風に詰め寄られたら、、、(笑)あの展開はよかったです。

この舞台となってる、老人ホームとは思えないおしゃれな建物。こんな所に住めたらな~ってくらい素敵でした。緑の具合もいい感じですし。床がタイル?なの?なんかあこがれる~。壁が白かったら、完璧地中海。

とにかく、雰囲気を楽しむ映画です。

 

Meridianさんから教えてもらった、『エイリアンVSヴァネッサ・パラディ』、前売り発売してたので、買ってきましたよ~。おまけは、『ヴァネッサ・パラディのたまご』。貰う前は、チョコエッグみたいなのにヴァネッサの人形入り?とか勝手に想像してましたが、違いました~。重い(笑)銀色のたまごで、ミュージックボールのようなものです。振ったりすると、きれいな音が鳴ります。でも、、、やはりたまごは立ちませんねぇ。


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ランド・オブ・ザ・デッド [映画[2005]]

出演:サイモン・ベイカー、デニス・ホッパー、アーシア・アルジェント、ロバート・ジョイ他

監督:ジョージ・A・ロメロ

原題:LAND OF THE DEAD                  2005年 アメリカ

見るも鮮やかな内臓色に、思わず目を背けたくなりますが、でも大丈夫。グロくても耐えれるグロさです。じっくりと観察したくなる感じ。だって、お見事なんだもん。

周りを河に囲まれた都市に立て篭もる人間達と、知恵をつけてレベルアップしてしまったゾンビ達との死闘。ゾンビVS人間、その人間の中でも善VS悪、が入り乱れて戦う。

花火を打ち上げれば、それに気をとられて動きを止めるって設定が面白いです。でも、すぐにレベルアップによってその特性(?)は無くなっちゃうのですが(笑)。ゾンビを率いるガススタンドの男性がもうすっごく人間味のある(笑)ゾンビで。とってもよかったですよ~。このストーリー展開は。

ゾンビと戦う人間の中にも対立があって、そこらへんのキャラ分けもしっかりされてて、これまた良かった。

なによ、すっごくいいじゃないの、この映画。

主演のサイモン・ベイカーがかっこよいです。なんかヒュー・ジャックマンに似てるかな?と思ったら、彼もオージーでした。(だから似てるってわけじゃないけど)。ザ・リング2に出てました??

デニス・ホッパーは、もう言わずもがななナイス・悪役。いいですね~。

アーシア・アルジェント。フェノミナの監督さんの娘ってことを教えていただいていたので、今回は彼女をちゃ~んと認識して観ました。『サラ・いつわりの祈り』でも主役兼監督だったので彼女のことは観てましたが、ダリオ・アルジェントの娘としてみるのは、今回が初めてでした。うん、ホラーが似合う。しかも美しいし!!しかも若いっ!!

チョロイ役のその名も『チョロ』役を演じたジョン・レグイザモ。ちょっと小悪人っぽいのですが、なかなかよかったですね。これから要チェック。

最終的にハッピーエンドを迎えられたかは解らないけど、ただ単にゾンビを撃ち殺すだけの映画ではなく、知性をほんのわずか手に入れて新天地を目指すゾンビ達(フレッシュな生肉を必要としてる彼らに、人間との共存は望めないのだが・・・)を、そのまま行かせた所が憎い演出でしたね。

 

大変面白いゾンビ映画のパロディ『ショーン・オブ・ザ・デッド』の監督&脚本コンビが、ゾンビとして出演してるみたいですよ。どのゾンビかは判りませんが(笑)

・・・・・ゾンビにはハグされたくないなー・・・・・


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チャーリーとチョコレート工場 [映画[2005]]

出演:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、デイビッド・ケリー、ヘレナ・ボナム=カーター他

監督:ティム・バートン

原題:Charlie AND THE CHOCOLATE FACTORY

すばらしく素敵な、スウィ~トな世界がひろがってます。ネタバレ含むかも。

ジョニーのウィリー・ウォンカ、もうぴったんこでした。あの衣装も素敵だし、なんといってもあんな個性的なサングラスを着こなせるなんて!!白いお顔が似合いますよね、彼は。

これでは、『子供達を誘惑する謎の紳士』が出てきませんでしたね~。

父と息子の関係がからめてあったのが、やはりティム・バートン色なんでしょうかね?クリストファー・リーの名前が出た時に、彼が出演してること知らなかったのでびっくり。ウィリーのお父さん役でしたね。自分の価値観を押し付ける、頭の固いオヤジを怪演してました。(大好きです!!彼!)(・・・でも、顔でなく特徴のある小臼歯を見て息子と気づく所が、おもしろかった~)

いけない子供の歌をうたうのは、ウンパ・ルンパ。ワラワラと小さい彼等が現れて、歌って踊ってくれます。時にはチョコレートのプールでシンクロナイズド・スイミングをご披露してくれたりもします。

オリジナル版では、お仕置きされた子供達のその後は出てきませんでしたが、これではちゃ~んと生きてる事は、解りますね。でも、すごいけど(笑)。死んじゃったと思われるとマズイからでしょうか??

イケナイ子に焦点があたっちゃうので、よい子のフレディ・ハイモア君にはスポットライトがそれほど当たらなかったかな。でも、清い心を持った少年を、巧く演じてましたよね。

ジョニー演ずるウィリー・ウォンカが、何度も透明なエレベーターに激突するのですが・・・・・私もよくやるので、ちょっと笑えない・・・。あんな感じなのね?ぶつかる人を真正面から見ると。思いっきりぶつかってますよね??もう、最高に楽しんで作ってますね~!!

チャーリー一家の住む、いまにも崩れそうな斜めに傾いたお家が、最高でした。2つのベッドに4人のおじいちゃん・おばあちゃん(笑)、仲良しでいいですよね。

雪を使ったセットにこだわりを持ってるのでしょうか??ティム監督は。雪のシーンが多いですよね。しかも効果的に使われてます。

最後が純粋にハッピーエンドだったのも、珍しいのではないでしょうか?でも、終わり方がとてもよかったですね。混んでたので最後までクレジット眺められなかったので、再度トライですね。

もっと英語が解りさえすれば・・・。きっとあの詩は韻を踏んでたのでしょ?そこがイマイチ理解不可能だったのが、哀しいです。外国って、よく韻を踏ませますよね。そうゆうカリキュラムが学習の中できちんと組まれてます。私ももうちょっと『詩』の原文に触れて、韻を理解できるようになりたい。

とにかく、楽しめる映画です。おすすめです!!


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妖怪大戦争 [映画[2005]]

出演:神木隆之介、宮迫博之、岡村隆史、豊川悦司、栗山千明、近藤正臣 菅原文太 他

監督:三池 崇史

プロデュースチーム「怪」:水木しげる、荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆき

妖怪キャスティング(?):京極夏彦

うん、ビミョー。                                                                  笑えるんだけど、ビミョー。                                                         これ、うんと怖がらすか笑わすかのどちらかに絞ればよかったのにね。ちょっと中途半端すぎたかな??

でも、楽しかった~。日本を代表するイロモノ系 クセモノ系の役者さん芸人さんが、こぞって出演してるんだもん。個人的にヒットだったのは、近藤正臣かな~。決して足先でピアノを弾いてる頃からのファンではありません(笑)。あぁ・・石橋蓮司の「大首」見逃したーぁっ!!

 豊川悦司、略してトヨエツ。ん~、昔からダメでしたね、彼。でも、声は好き。あの低い声はいいわぁ~。でもね、眉毛ないのって・・・ぷぷぷ(笑)。最後のほうのシーンで、ロングジャケットをばさっと翻したお姿(だけ)は、かっこよかったかも。

これは、妖怪大戦争っていうより・・・大盆踊り大会ってノリ?殆どの妖怪さんたちは、誤解してましたよね~。お祭りだって。

クライマックスで、宮迫が川姫を見つけた所ぐらいからは、すっごい面白い。展開も面白いし、トヨエツの無駄に真面目な演技も笑いを誘います。あのテンポがず~っと続けばよかったのにぃ。残念ですね。

人間の勝手さを批判してたのでしょうが、妖怪の方が更に身勝手ですって。面倒くさいからって、みんな帰っちゃうし(笑)

出演者一覧の「妖怪のみなさん」の所に、『箱の中の少女』っていうのがあるのですが、気づかなかったー。これって、『あれ』?魍魎の匣??(笑)

あと、『麒麟』っていうとどうしても『十二国記』を思い出してしまいます。あぁ、また読みたくなっちゃった。あと、京極先生の京極堂シリーズも読み返したいっ!


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ノロイ [映画[2005]]

出演:小林雅文、松本まりか、矢野加奈、堀光男、アンガールズ、荒俣宏 他

監督:白石 晃士

ゴワ゛イ゛ィ~~~~~~っ!!!これ、アリなんですか?

別に怖いこと書いてあるわけでも、内容を詳細に記述してるわけでもありません。ただこの記事を長くしたくないだけです(臆病者)。だから、読まなくても可。↓

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奥さまは魔女 [映画[2005]]

出演:ニコール・キッドマン、ウィル・フェレル、シャーリー・マクレーン、マイケル・ケイン他

監督:ノーラ・エフロン

原題:BEWITCHED                    2005年 アメリカ

60年代に放送されたアメリカの人気ドラマ、『奥様は魔女』を劇中リメイクした作品です。劇中でのリメイクですので、サマンサとダーリンの設定が微妙にラブストーリーとは離れてるんですねぇ。

イザベルは全て自分の意のままになる魔法の世界を嫌い、普通に男女が惹かれあう“恋”に憧れを抱き、人間界にやってきた。魔法の力で全てを解決するのはイヤだと言ってた彼女ですが、小気味よく魔法を駆使して、自分が暮らしやすい環境を整えるイザベル。『これが最後の魔法』と言って、何回も・・・(笑)

魔法さえかければ何でも手に入るのですが、彼女は自分の力で働いてお金を稼ごうと思い立ちます。そんな時、ちょうど良いオファーが・・・

ジャックはかつては映画スターだったが、度重なる失敗により映画界から追い出され、今ではテレビ界でも相手にしてもらえないような有様。だけど、彼の根性はスターだった時のまま、腐ったままなんです。で、起死回生を図りたい彼は往年のテレビドラマ『奥様は魔女』のリメイクに出演することに。だがしかし、彼の演ずるダーリンは所詮脇役。それでは元トップスターの面目が保てないと考え、キャスティングに意見を挟む。自分の演技が目立つように、素人の女性を使おうというのだ。何人ものオーディションをしたが、ピンとくる人には会えず、焦りは募るばかり・・・そんな彼が、本屋で買い物中に偶然見かけた鼻ヒクヒク。これぞ彼が捜し求めてきた、サマンサの鼻ヒクヒクだったんです。彼は相手が本物の魔女だということも知らず出演を熱烈にオファーしたのですが・・

“恋”に憧れを抱きすぎたから??人間界をよく知らないから??とにかく、イザベルがジャックに惹かれる理由が解らない~ぃ。だって、すっごく最低の男だよ!!!ありゃダメだよ、イザベルぅ~。見る目なさすぎです。

ジャックのマネジャー・リッチーを演ずるのは、ジェイソン・シュワルツマン!!これに出てるのすっかり忘れてたので、オープニングで名前が出た時にはびっくり~!!『天才マックスの世界』では、鼻につきすぎた演技と表情がダメでしたが、なんかちょっと前から気になる存在に。イケメン的にではなく濃いお顔、素敵です。

スタッフの記録係・ニーナを演ずるのは、ヘザー・バーンズ。『デンジャラス・ビューティー』でミス・アメリカを演じた彼女ですよね??あれでは可愛らしかったけど、これでは普通の女性を好演してますよ~。普通にしてても、かわいいですね。

言わずもがなな、マイケル・ケイン。なんてダンディーなおじさま♪なんでしょう。上品に笑いを振りまいてくれますね。優しい笑顔が素敵です。

これ、面白いし、時間もそれほど長くないので観やすいのですが・・・・・・たった一つ難問が。それは『ウィル・フェレルに耐えれるか?』ということ。彼をクリアできれば、十分楽しめます。ニコールのクールビューティな一面ではなく、お茶目な一面を堪能できるでしょう。でも、我慢が必要ですよ(笑)


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愛についての、キンゼイ・レポート [映画[2005]]

出演:リーアム・ニーソン、ローラ・リニー、クリス・オドネル、ピーター・サースガード他

監督:ビル・コンドン       製作総指揮の一人として:フランシス・F・コッポラ

原題: KINSEY    "Let's Talk About Sex"              2004年 アメリカ  

おもいっきり、勉強になりました(笑)。興味深く観れました(笑)。R-15です。

これは、全米1万8,000人に性についてのユニークなインタビューを行ったキンゼイ博士の人生を追いかけたものです。そのインタビュー結果をまとめたレポートは1948年に出版され、学術書としては史上初のベストセラーとなり、一大センセーションを巻き起こしたんだそうです。性がタブー視されてた中で、この内容は・・・・確かにセンセーショナル!!

幼少の頃から生き物観察が大好きだったキンゼイは、生物学を専攻したかったのだが、父親から『これからは、学者ではなく技術者だ』と言われ、工学部に進む。それでも夢をあきらめなかった彼は、中途退学して他の大学へ。父親との関係は最悪になってしまったものの、生物学者として、タマバチの研究で成果を挙げつつあった。その一方、助教授をしていた大学の学生と結婚し、少々の障害はあったものの、幸せの一歩を踏み出すことに・・・が、しかし、踏み出したその足が地に着かぬ前に、問題発生。新婚初夜の問題ですね。どうしても上手くいかずに悩むキンゼイ夫妻。思いきって専門家(医師)の助言をもらいにいくことに。そこでキンゼイは気づくんです。性に関しての確かな情報がないことに。訊きたくても気軽に訊ける内容ではない為に、みんな誰もが自分に不安を覚えてる。そんな現状を目の当たりにして、分類学の博士号を有するキンゼイは、リサーチに燃えるんです。なんともプライベートな質問(ものすごくドギツイ質問も多数あり)なので、キンゼイと彼の助手達は練習に練習を重ねるんです。相手が緊張せずに、ありのままを話せるようにと。

ベストセラーを出した科学者として世間に迎え入れられたキンゼイでしたが、絶頂期はそう長く続かないものです。山があれば谷もあるんです。彼の評判は、その当時まだ開放されてなかった女性の性に関するレポートを出版したことで地に落ち、資金援助も打ち切られ散々な目に遭います。

でもね、最後のインタビューで、老年の女性が『あなたは私の命の恩人です』と言ったことから、それぞれ個々の心の中では評価は低くなかったのではないかと思われますね。あれを最後に配したのって、すごく良かったです。

エンドロールで楽しい映像が流れます。動物さんたちの愛の営みの様子です。

これ、誰が凄いって、勿論リーアム・ニーソンもすごいですよ??今までの師匠然とした堂々たる人物とはちょっと離れてる人物をしっかり演じてましたから。でも何がすごいって・・・・・助手のマーティン役のピーター・サースガードの捨て身の演技!!すごい。自分がノーマルかホモか決めあぐねてる役で、キンゼイを誘惑しちゃうんですが、もう・・・(笑)。彼はこれから公開される『フライトプラン』にも出てるみたいですね。まさか悪役じゃないでしょうね???

クリス・オドネルも久々でしたが、←と共演した『三銃士』のポルトス役のオリバー・プラット、更にはその作品での悪役・枢機卿(?)を演じたティム・カリーも出てますよ。久々に観たので、ちょっと感激!

それにしても、もっと凄いと思うのは、映倫の皆様ですね。よくこれに『ぼかし』を入れずに公開に踏み切ったね~って。強烈です。私はもうだいぶ大人なので、平気ですが・・・・・。まぁ科学ですからね。

愛ってなんなんだろう・・・・・。これを観てもよく解らなかったです。

公式HP---→ http://www.kinsey.jp/ 


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おわらない物語 -アビバの場合- [映画[2005]]

出演:エレン・パーキン、スティーブン・アドリー・ギアギス、ジェニファー・ジェイソン・リー他

監督:トッド・ソロンズ

原題:Palindromes                      2004年 アメリカ

ん~、複雑すぎる。ストーリーも背景も、すごい複雑。アメリカが抱える社会的なタブーがてんこ盛りですよ、これ。ストーリーは・・・

子供を沢山産んで、愛情をたっぷりそそいで育てたいと願う12歳の少女アビバ。突然彼女は、ほのかに抱いていた少女の夢を実行に移す。両親の友人の息子をそそのかし、なんとか受精させ妊娠にこぎ付けたのだ。だが、もちろん両親はそんなの許さないんです。アビバのためだと説き伏せて、なんとか堕胎手術を受けさせます。

心も身体も傷ついたアビバは、家出をします。あてもなくヒッチハイクをしてとにかく遠くへ行こうとするのですが・・・・・。ヒッチハイクには危険が付き物ですよね。でも、その危険も全然危険だと捉えないんです、アビバは。子供なんです。素直に受け入れちゃうんですよ。だってまだ12歳だから・・・。そして行き当たりばったりの彼女の冒険は、偶然辿り着いた障害者施設で折り返し点を迎え、回文のように元へと戻ろうと・・・・・・・

 

複雑すぎる。これは、ソロンズが96年に発表した『ウェルカム・ドールハウス』と密接につながってるみたいです。あぁ、私それ未見です。ウェルカム・・の続きと思われるシーンから、この物語は始まるんです。勉強不足でした。

で、この12歳のアビバを演じるのは、肌の色も年齢も性別も(!)違う8人の役者さん。エピソード毎に、というか所々ではシーン毎に、違う人がアビバを演じてます。まず、そこからして混乱(笑)。ベースは家族愛だとは思うのですが、中絶の強要や怒りの矛先やら、ちょっと過激な愛がそこにありますね。なので更に混乱(笑)

原題のpalindromesとは、回文という意味だそうです。上から読んでも下から読んでも・・・ってやつですね。なので、物語もそういう展開です。

でもこれ、最初の手術のシーンで医師から『もう二度と妊娠はできない』とか告げられてたんですよね、両親。もちろんアビバには告知されませんでしたが、完璧に最後まで無視されてましたね、その事実。ってことは、大人になってから真実を告げられるってことですよね??まぁ本人が望んでしたことによって引き起こされた結果ですから、後で聞かされても仕方がないことなのですが・・・・・すごいショックが彼女を襲いますよね??もう、物語では語られない、見えない未来にまでも不幸を配置しちゃうなんて・・・・・これも愛なのか??

笑っていいんだか、それともダメなのか。複雑です。


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マザー・テレサ [映画[2005]]

出演:オリビア・ハッセー、セバスティアーノ・ソマ、ラウラ・モランテ、ミハエル・メンドル他

監督:ファブリッツィオ・コスタ

原題:MADRE TERESA                2003年 イタリア・イギリス

涙なしでは観れません。

『貧しい者の中の最も貧しい者に、仕えなさい』という神の声に導かれ、カルカッタのスラムで献身的に人々の為に人生を捧げた一人の修道女、マザー・テレサの物語。

様々な難局に直面しながらも、そのつど神のご意思のままに・・・という心持で対処し、見事に乗り超えていったマザー・テレサ。その意志の強さはどこからくるのでしょう。篤い信仰心からでしょうか?何事においても神の望まれるままに・・の姿勢を崩さずに、まっすぐ過ぎる位まっすぐに突き進んでいきました。

行動が実を結ぶにつれて、否定的な意見や敵視する人間も多数出てくるんですよね。それでも彼女は負けずに戦いぬきます。彼女の信念が全てを支え、そして全てを変えていったのでしょうか。簡単には首をたてに振らないバチカンも、彼女の要求に対して、わりと速やかに対処してましたね。(とある会派の働きかけがあったからとも書いてあります)

 

これ、オリビア・ハッセーがすごかった~。慈悲の心にあふれたマザーを完璧に演じてました(といっても、生前のマザー・テレサに面識があったわけでもないので、正確には判りませんが・・)。彼女、布施明の元奥さんって事しか知りませんでしたが(ロミオとジュリエット観てません)、すごいです。

『r』の発音がやけに耳に付いたのですが・・・これは、マザー・テレサがこのような発音をしてたからなのでしょうかね?

彼女に理解を示すエクセム神父・セラーノ神父、彼等も良かったです。

 

1997年9月5日、カルカッタのマザー・テレサハウスにて帰天。享年87歳。                                             2003年10月19日、教皇ヨハネ・パウロ2世により列福(カソリックの教会が死後に贈る公の敬称の一つ『福者』に列せられた、ということ)。これは、異例の速さらしいですね。

与えられるよりも与えること、愛されるよりも愛すること。・・・・・煩悩だらけの私の心に、沁みすぎるくらい沁み入ってしまいました。あぁ、堕落しきった日々に涙・・・・そして反省。

公式HP---→ http://www.motherteresa.jp/


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ハービー  機械じかけのキューピッド [映画[2005]]

出演:リンジー・ローハン、マット・ディロン、マイケル・キートン、ジャスティン・ロング他

監督:アンジェラ・ロビンソン

原題: HERBIE:FULLY LOADED             2005年 アメリカ

ウォルト・ディズニーですから。ほっっとできる内容です。最終的に悪はやられて、善が勝つんです。しかも、徹底的に悪が痛めつけられるわけではなく、ナショナルトレジャーのような終わり方(笑)?

勝って負けて最後にまた勝つ・・・というハッピームービーの典型的な展開の仕方です。途中に『皆で一致団結して・・』というシーンがあり、ちょーっとこっぱずかしいのですが、ゾクゾクしちゃいますよね。(単純だからね)

物語は・・・上記↑のような感じです。それで十分ですよね。

これは、1969年製作の『ラブ・バック』の続編なんだそうです。←これ、知りませんでした。

で、リンジー・ローハン。ちょっと低めの声がセクシーですよね。歌も巧いじゃないですか!!こりゃ、サントラも要チェックかな?健康的美女ですよね。明るい感じでよいです。

お相手役のジャスティン・ロング。どうしても『ジーパーズ・クリーパーズ』のあの役柄が消せないんですが・・・(笑)。『ドッジボール』でもちょっとヘンな役だったし・・・クセのある役柄が多いみたいですね。『ギャラクシー・クエスト』にもヲタク少年役で出てるみたいなので、ちょっと確認してみようかな~。

それほど憎めない悪役として、マット・ディロン。かっこいいんだか悪いんだか、ちょっとわかんないよ、この人(笑)。喋らなきゃいいのにね。

マイケル・キートン、こんなにハゲてましたか?まぁハゲはわりかし好きなので、良いのですが・・・・サングラスかけて帽子かぶってると素敵です。でも、こんなお父さんいいかも~。

リンジー演ずるマギーのお兄さん役をしてたブレッキン・メイヤー。どこかで観た顔・・・とか思ったら、『ニューヨークの恋人』でメグ・ライアンの弟役の面白い人でした。今回も、あんな感じの軽めの役柄です。そういうイメージなのかな?情けない感じでよいですね。

アメリカの人気モーター・スポーツ、『NASCAR』が舞台になってます。全然知らなかったわ。モータースポーツも、結構チェックしてるはずなのに。派手なF1とかインディ500とかにばかり目がいっちゃって、気づかなかったのかも。

これは夏休みムービーなので、そろそろ終演が近づいてますが、安心して観れる作品なのでおすすめできます。私は字幕版で観ました!


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ローマの休日 [映画[2005]]

出演:オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック、エディ・アルバート、テュリオ・カルミナティ他

監督:ウィリアム・ワイラー

原題:Roman Holiday                     1953年 アメリカ

映画館で観たの初めてです。ん~、やっぱりヘプバーンは永遠の妖精ですねぇ・・・。いつ見ても素敵です。

これはビデオが擦り切れるくらい観ましたよ~。で、ここ数年観てなかったのですが・・・やはりいいですね。この映画、好きです。

デジタル・ニュー・マスター版での上映でしたが、字幕が少々変更されてましたね。

ストーリーは・・・・・各国歴訪中のとある国の王女さまが、退屈な公務を逃れる為に冒険をして、そして一人の男性と恋に落ちて別れるまでを描く。

一気に燃え上がり、そしてそのまま結ばれることなく想い出の中だけで生き続ける恋・・・・・素敵ですよね~。傍から見ると(笑)。実際には結ばれた方が断然良いのですが・・・。でも、お互い嫌な所なんて見えないでしょ??こんなに短くちゃ。そこが魅力的ですよね。そんなのが永遠に続くなら(笑)。でも、それは不可能なので、嫌な所もひっくるめて愛せるような男性にめぐり合えたらな~と夢見る今日この頃。そんな人は居っこないのですが(現実的です)。

撮影とかの技術が未発達なぶん、役者達の細かな演技が光りますよね。ちょっとした眉の動かし方とか、目配せとか。将軍役のおじいちゃんが、とってもチャーミングでした。アン王女が鎮静剤(?)の注射を打たれるのを見て、失神しちゃうとことか。あとは・・・歓迎レセプション中の退屈しのぎに靴を脱いでしまい・・・の時の、側近の男女(伯爵夫妻?)の顔の演技が面白い。何度観ても、クスクス笑えます。

これ、初めて観たときから、グレゴリー・ペックにはそれほど興味を持ってなかったのですが・・・今日改めて大きなスクリーンで観ても、それは変わらなかったです(笑)。これは・・・・ヘプバーンの美しさ・かわいらしさを愛でる作品なんですよね。彼女はこれでハリウッド・デビューをし、アカデミーの主演女優賞を貰ってます。

ジョー(グレゴリー)とお別れした後の記者会見で、会見場の記者の中にジョーを見つけるんですが・・・その瞬間って、うっっってきますよね。あと、想い出に残った土地は・・・・『もちろん、ローマです。』の時も。

これ、最近のみたいにキス・シーンが生々しくない(笑)所がいいですよ~。むやみに舐めまわす(笑)んじゃなくって、せつない口づけなんだもん。いいです。あと、むやみに『愛してる』とか『好きだ~』とか言わないとこもいいです。

パラマウント映画のキャンペーンかなにかで、1日だけの上映ですが・・・古い映画でも、ず~っと色あせない感動を保ち続ける作品ってあるんですよね。

ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版 (初回生産限定版)

ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版 (初回生産限定版)

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2003/12/17
  • メディア: DVD


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マダガスカル [映画[2005]]

声:ベン・スティラー、クリス・ロック、デイヴィッド・シュウィンマー、ジェイダ・ピンケット・スミス他

監督:エリック・ダーネル、トム・マクグラス

原題:Madagascar                       2005年 アメリカ

もう、ぺんぎん さいこーーーーーぉ!!!

シュレックやシャークテイルのドリームワークスアニメーションです。シュレック2のあのつぶらなうるうる瞳も登場しますよ!!(ネタバレしてます。)

ニューヨークのセントラルパーク動物園で仲良く暮らす4匹組、ライオンのアレックスとシマウマのマーティ、カバのグロリア、キリンのメルマン。彼等は都会での生活になじみきっていて、野生のかけらも持ち合わせていない。が、人生半ばにしてこのままでいいのか?と疑問を持ったマーティが、「グランドセントラル駅から電車に乗って行ける野生の王国」を目指して脱走する事から、彼らの人生は180度転換することになってしまった・・・・・。

余計な知恵を与えたのは、テロリスト(?)ペンギンズ。隊長を隊長に、コワルスキ、リコ、新人の4匹から成るブラックユーモアを身にまとった、小さなペンギン達だ。彼等は自分たちの故郷、南極を目指し、日々穴掘りに精を出している。

マーティは決して本物の自然を味わいたくて脱走したのではなかったのですが、彼が居ない事に気づいた残りの3匹があわててしまい、その結果N.Yの街を大混乱させてしまい、アフリカへ送り返されることに・・・・(彼等はそのことに気づいてない)

箱に入れられて何がなんだか解らない4匹組みでしたが、一緒に送り返されるテロリストペンギンズの見事な働きによって(?)、彼らは箱ごと海へ・・・・・そして、ある島に流れ着くのでしたが・・・・

私は字幕版を観ました。だって、ベン・スティラーがアレックスの吹き替えですよ。観なきゃね。で、なんかそれほどはっきり判ったわけではないのですが・・・・・アレックス、『キメ顔』してませんでしたか???なんかそんなシーンがちらほらと・・・・・。とにかく、アレックスとベンが重なる~。日本語吹き替え版は玉木宏くんがしてるみたいですね。で、相棒のマーティを柳沢慎吾。こちらもちょっと気になりますね。(アバヨ、とか宣伝してましたよね??)

これ、ペンギンズがかなりブラックです。もう、最高のキャラです。諦めが早いし、順応能力も高いですねぇ。いいです、彼ら。

お子ちゃまも大満足でしょうが、大人も十分楽しめると思いますよ。ただし、昼間の上映は避けたほうがよろしいかと・・・・・。


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ウィスキー [映画[2005]]

出演:アンドレス・パソス、ミレージャ・パスクアル、ホルヘ・ボラーニ他

監督:ファン・パブロ・レベージャ、パブロ・ストール

原題:WHISKY              2004年  ウルグアイ=アルゼンチン=ドイツ=スペイン

ゆる~い感じの作品です。あ、でもなんか賞をいっぱい貰ってる作品なんですね。(ネタバレ有)

中年というより、、、もっと上の男女の複雑な恋心を描いた作品です。もう、出演者が無表情で!!しかもセリフも少ないし。絶妙な間が、笑いをもたらします。内容は・・・

ウルグアイでさびれた靴下工場を経営するハコボ。長年音信不通だった弟が、母親のお墓を建てるセレモニーに参加するために、ブラジルからやってくることに。弟に対する見栄から、独身のハコボは工場で働く地味な中年女性マルタに、偽夫婦としてお芝居をしてくれと頼み込む。淡々とした毎日を送るマルタは、深く考えずにオッケーをだし、即行の準備に取り掛かる。

お互い嫌な印象は抱いてない2人でしたが、そのぎこちなさはやはり歳を重ねた者の重みなんでしょうか?なかなか素直になれません。マルタの方は、ゆるめの積極性でハコボに近づこうとするのですが、ハコボの方は頑なな態度を崩さないです。そんな2人の間に、ブラジルで陽気に暮らす(たぶん)イケメンのエルマンが登場して、マルタの淡い恋心に揺さぶりをかけるのですが・・・・・

淡々とした毎日の繰り返し。その中で、少しずつ何かが変わってゆく。でも、大きくでは無く、ほんと気づかないくらいに小さく、小さく。

 

若ければ、後先考えずに突っ走れるのですが、これだけ歳をとると情熱だけでは動けないんですね。お互い(たぶん)好きなのに、一歩ずつ近づいてお互いに手をとることが出来ないなんて。んむむ・・・・・・ちょっと考えさせられますねぇ。

マルタは最初、兄のハコボとの関係に積極的に(でもないかな)アプローチするのですが、ぜ~んぜん相手にされず、ちょっと心を痛めてます。そんな時に現れた、女性の扱いもソツなくこなすブラジル仕込の陽気な弟エルマンに、惹かれてゆくんですね~。でも、エルマンはブラジルで愛する家族と共に幸せな日々をおくってるのです。なので、きっとマルタの出番はないんです。ん~、難しい。

これ、最後が文字通り『ぶちっ』と切れるように、途中で終わってるんですね。お芝居が終了した次の日、いつものように出勤するハコボでしたが、マルタは居ないんです。他の従業員にマルタへ連絡するように言ってる場面で終わるのですが・・・・この後、どうなったかは観る人の想像次第で変わるんだそうです。前の日に、マルタはハコボから報酬として、ハコボがカジノで大勝した大金を貰うのですが・・・・どうなったんでしょうね~。私は・・・結局弟は追っていかず、いつものように工場での生活を取り戻して、そしてそうこうするうちにハコボとの距離も縮んでゆくのではないかと想像しましたが・・・・・

ウルグアイ、どこにあるのかと思ったら・・・ビミョーな所にありましたよ。なんか、ブラジルとアルゼンチンに挟まれてます!!南米らしく、マテ茶を愛飲してるみたいです。主人公のハコボも、マイ・マテ茶壷(?)から、ストロー(ボンビージャ)ですすってましたね。気になってるので、私もトライ・・・してみようかしら??

ウルグアイは治安の良さでは南米随一なんだそうです。画面からもそんな雰囲気が漂ってましたね。

公式HP---→ http://www.bitters.co.jp/whisky/ 


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ダンシング・ハバナ [映画[2005]]

出演:ディエゴ・ルナ、ロモーラ・ガライ、セラ・ウォード、 ジョン・スラッタリー、ジョナサン・ジャクソン他

監督:ガイ・ファーランド

原題:DIRTY DANCING 2:Havana Nights           2004年 アメリカ

青春映画の王道をゆくストーリー展開です。

父親の仕事の関係でキューバに越してきたケイティは、それまでとは違う、ホテルでのお姫様のような暮らしに戸惑いを覚えてる。周りのアメリカ人は遊ぶことしか考えてなく、そんな雰囲気にもなじめないでいた。そんな中、偶然迷い込んだ街なかで見かけた、心のままを踊りに表現する自由な民衆の姿。それが彼女に深い感慨を与え、彼女の奥に潜む情熱を呼び覚ましてゆく・・・。

ふとしたきっかけで知り合ったホテルでウェイターとして働くハビエル。ケイティは偶然迷い込んだ街で彼の踊りを見て、そしてぐんぐん彼に惹きつけられてゆくのです。そしてダンスをとおして2人の距離は近づいてゆき、そして・・・。

ダンスを通じて大人の女性へと変わってゆく微妙なお年頃のケイティ。いいですね。まじめ一辺倒だったケイティが、徐々に大胆になってゆくんですよ~。不安な気持ちを払拭した後の、2人の踊りがこれまた情熱的で。

女性の家族との関係が微妙ですよね。最初は嫉妬や誤解で行き違うんだけど、理解するともうとことん応援しちゃうとか。なんかいいですよ。父親は・・・・これではよき理解者ですねぇ。

ガリ勉なのに人気者のジェームズに好かれる姉が憎たらしくて、妹が余計なお世話な事をします。そのせいでハビエルはホテルでの仕事をクビになってしまうのですが・・・・・。「うわっ、性格悪っ・・・」って思いましたが、仲直りしてからの妹の無邪気な応援が、かわいらしかったです。

ケイティの母親も、社長の息子であるジェームズとの交際を喜んでるが、ケイティが実はジェームズではなくキューバ人のハビエルに心動かされてると知り猛烈に怒るのですが、、、、、最終的には、同じダンサーとして(両親はプロの社交ダンサーだった)2人の踊りに何かを感じるのです。

これ、音楽もすごい。特にダンス大会の本番で歌う女性がセクシ~。決してカメラ目線ではないけど、あの歌ってるときの官能的な目つき・・・・すごい。(マイヤ・ハリソンですね、きっと。サンタナも参加してますね~。そういえば彼、ラテンだ!)

舞台が1958年と、とても社会情勢が不安な時期な為、民衆の自由は抑圧されてて、奔放なアメリカ人との差が顕著でした。そこらへんの抑圧も、彼らの踊りに情熱を与えてるんでしょうね~。踊っているときだけは誰にも邪魔されないというか、自分の全てを表現できるというか。。前向きな気持ちがダンスに溢れていて、とても素敵です。

87年の作品『ダーディ・ダンシング』の続編という位置づけですが、これは実際の出来事を基に作られているそうです。『Shall we Dance?』で振り付けを担当して、本作の共同制作にも名を連ねてる振付師ジョアン・ジャンセンさんの実体験です。

その後の2人がどうなったかは描かれていませんが・・・・・より良い道をお互いが歩んでいけた事を願わずにはいられません。

『その後2人は幸せに暮らしましたとさ・・・』だけがハッピーエンドじゃないって事に、最近ようやく気づきました。なので、その後2人が別の人生を歩んだとしても、それでも心に残る何かがあるので、良いと思います。

 

 主演のディエゴ・ルナ君。ラテンの新星とか騒がれている彼。ん~。正統派の2枚目ではないのですが、なんというか・・・守ってあげたくなるかわいらしさ?かわゆいです。実年齢よりも若く見えますね~。これからがと~っても楽しみな役者さんです。彼・・・ターミナルに出てたらしいです。きっと今観れば判るのだろうけど・・・・あれはキャサリン嬢の美しさに見惚れてて、ほかのキャストに目が回らなかったからな~(笑)

作品の公式HP---→ http://www.gaga.ne.jp/dancing_havana/ 

はぁ~。情熱から程遠い分、寂しさを濃く感じてしまいます。でも、、、心地よい感じの寂しさかな??

そんな寂しさを癒すため、ちょっと小旅行。いってきま~す。


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