ダーク・フェアリー [映画【2012】]
出演:ケイティ・ホームズ、ガイ・ピアース、ベイリー・マディソン、ギャリー・マクドナルド他
監督:トロイ・ニクシー
脚本:ギレルモ・デル・トロ、マシュー・ロビンス
原題:Don't Be Afraid Of The Dark
製作年:2011年
製作国:アメリカ/オーストラリア/メキシコ
ジャンル:ホラー
またホラーだ………
恐ろしく美しいダーク・ファンタジー。
1973年のTVムービー、「地下室の魔物」のリメイクです。
持ち主が失踪して以来1世紀近く放置されていた洋館を手に入れた建築家のアレックスは、どうにか見栄えの良い物件に仕上げて転売しようと、恋人であるインテリア・デザイナーのキムと共にその屋敷に住み込んで改築に勤しんでいた。そんな中彼は、別れた妻と都会に暮らす娘を一定期間預かる事になった。離婚のショックから心を閉ざしている娘のために、環境を変えてみるという試みだった。
都会暮らしに慣れている娘サリーは、なにもない田舎の大きなお屋敷は慣れないものだった。
その上父親のアレックスはサリーに興味も理解も示そうとはしない。
孤独と不安でつぶされそうなサリーの耳に、彼女を呼ぶ声が聴こえてきて・・・・・
もう、こわいこわい。
この先、ネタばれしてます。
いい具合に朽ちている古めかしい洋館とか、美しい裏庭、天窓付きの地下室、艶やかなマホガニーの調度品、屋敷に響く柱時計の刻む時の音などなど・・・舞台設定がとっても素敵で。それらを見てるだけでも充分楽しめます。ホラーな雰囲気ばっちりだし。
裏庭に泳ぐ錦鯉も良かった〜。抑えめの色味の中にビビットな「和」の色合いの錦鯉が意外にマッチ。
元になった作品を観てないので比較はできませんが、これすごく良かったと思います。
静かな美しい風景と激しく恐ろしい魔物の対比も良かったですし、雰囲気作りも良かったし。
昔から、子供っていうのはよく理由も原因も判らずに死んでしまうことが多かったのでしょうね。そのやり場のない悲しみや怒りが、「魔物が連れ去った」という事実を創り出したのかな?と。そんな感じのものがベースになっているのではないかと感じました。
でもどうせならこれ、キムじゃなくてダディかロスに住んでいるママが犠牲になればよかったのに。
キムはちゃんとサリーの話を聴いてあげたじゃない。信じてくれたじゃないの。
パパはつい最近までサリーのことを忘れてたんだろうし、ママは新しい恋人との生活を邪魔されたくない一心で遠く離れた別れた夫の元に押し付けちゃったんだろうし。
身勝手な人だけを連れて行こうよ〜〜〜。
でも、サリーが魔物のボス的な者をやっつけちゃったから、キムは最高責任者(な・・・なんかダメ?この表現??)になったの?(笑)それとも、毎回犠牲になった人間からボスが選任されるとか?
あっという間にすごいリーダーシップ執ってましたよね?(笑)
トゥース・フェアリーというと、ロック様の演じたおもろい映画を思い出すのですが・・・うわぁ・・・めちゃダークなイメージじゃん。彼らは子供の歯を主食にしていたみたいですね・・・。
子供の抜けた歯と交換に銀貨を置くというシステムは、999年に制定(笑)されたんですね〜。
でも、100年くらい放置されてた歯(しかも大人の歯だよね?)も、枕の下に入れておけば、律儀に銀貨に換えてくれるんですね!!本当はいい奴らじゃないのか?ちょっと人数が増えすぎちゃって、餌が足りなくなったから問題なのであって・・・・ってか、歯医者に行けば難無く抜けた乳歯は手に入ると思うのですが?そうすれば、無駄な犠牲も無くて、双方にとって良い取引になると思うのですが・・・・ダメかな?
っていうか、襲うなら歯を銀貨に交換した時点で襲えたじゃん。
ケイティ・ホームズはてっきり女優を引退したのかと思ってました。
まぁそれはいいとして、ガイ・ピアースはなんというか・・・ショボくなってしまった感じが。残念。
子役のベイティーちゃんは、もっと明るいお笑いの作品でみたいな〜。
これ、ギレルモ自ら監督してたらどうだったんだろう?
この魔物、何かに似てるなぁ……と思ってたんですが、わかったよ。
チャチャブーだよ、あれは。あの無駄にすばしっこい動き、刃物を振り回す様など、どれをとってもチャチャブーだ。あれ嫌いっ!ちょこまかとすばしっこいんだもん!
どうでもいいことですが、ティガに勝てない………
Kさん、こんばんは~♪niceありがとうございます!
マチャさん、こんばんは~♪niceありがとうございます!
by まみりん (2012-01-23 21:45)