バタフライ・エフェクト [映画[2005]]
出演:アシュトン・カッチャー、エイミー・スマート、エルデン・ヘンソン他
監督:エリック・ブレス&J・マッキー・グラパー
原題:THE BUTTERFLY EFFECT 2003年 アメリカ
ねたばれ含む
バタフライ・エフェクト・・・カオス理論。いきなりそうくるか・・・。で、今現在、注目分野である量子物理学の『ヒモ理論』に繋がり、真剣に論議されてるそうです。まぁ~、真剣にタイムワープが実現可能になるかもね~。タイムラインのように!
まぁそれは置いておいて。過去に戻るっていうからSFモノだとばかり思ってたのですが、これはサイキックもの?ですね。自分の記憶の中で過去に戻り、未来を変えます。
この作品、描写がとてもグロテスクで、更に残酷で・・・・・。ちょっと直視できないような表現も多々見受けられました。でも、現実の世界でも普通に起こりうる問題なのでしょうね?特に異常な親の性癖とか・・・・、子供とは思えないようないじめとか。
7歳のエヴァン・・・彼は時々記憶の一部を失う事があった。大事な事は何一つ覚えていないのだ。彼の父親もまた、同じような記憶障害で長いこと入院生活を送っている。そんなある日、彼は医師の勧めにしたがって、その日起きた事を欠かさず日記につけるようになった。記憶をなくしたときの助けになるからだ。
エヴァンには大切なケイリーという幼馴染がいた。彼女は家族に問題を抱えていた。父親はいろいろなトラウマを彼女に植え付けてたし、兄は酷すぎる乱暴者のために、彼女を怯えさせていた。エヴァンは彼女を守ってやりたいと思ったのだが、ある事件をきっかけに他所の町へと引っ越すことになり、2人は離れ離れになってしまった。『いつか君を迎えに行く』そう書いて、車の窓越しに約束を交わした二人であったが・・・・・
記憶に穴が開いてるのは、『なるほど、そういう訳でか~』と、後になって納得できますね。で、エヴァンは、自分で書いた日記を頼りに時間旅行をするのですが、たった一つの違いが、自分と周りの未来を大きく変えてしまうんです。自殺に追いやってしまった彼女をなんとか助けたいと願い、過去を変えてゆくのですが、毎回何かしらの『しわ寄せ』が現れて、望むような未来を手に入れることはできません。確かにエヴァン自体の未来も変わってるのですが、なによりエイミー自身に対する変化というのは、凄まじいものがあります。それ程、彼は彼女に影響力を持ってたって事なんでしょうね。全部同じ人が演じているのか?というほど、コロコロ変わるんです。エヴァンよりも彼女とか周りの人の方が、演技大変そうですね。
7歳と13歳のエヴァンを演じてるのは、とってもキュートな男の子なんですが・・・・・アシュトン、あんまりイケメンじゃなかったですね。まぁそんな事は置いておいていいのですが。
これ、エンディングは、OASISの“Stop Crying Your Heart Out”です。いいな~って思ってサントラ探したけど、なかった。なので、単独でこれを買うしかないか。(ダブリン上等も、サントラ出てなかった。とってもいい感じの曲ばかりかかってたのに。残念。)
小さな修正が、こんなに大きく人を変えてしまうなんて・・・。作品自体は良いと思うのですが、なにぶんグロい表現が多いので、オススメは・・・どうだろう?エンディング曲はむちゃくちゃ良いんですけどね~。