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ラヴェンダーの咲く庭で [映画[2005]]

出演:ジュディ・デンチ、マギー・スミス、ダニエル・ブリュール、ナターシャ・マケルホーン他

監督:チャールズ・ダンス

原題:LADIES IN LAVENDER            2004年 イギリス

ソロ・ヴァイオリン:ジョシュア・ベル

ネタバレしてます。

『英国エリザベス女王がロイヤルプレミアに駆けつけ涙した、大人たちのおとぎ話。』

だそうですが。。。。。涙はしませんよ。あ、感動しないとか悪い意味でなく、涙よりも微笑がこぼれる映画かしら???

舞台は1936年のイギリスの海沿いの田舎町。ジャネットとアーシュラの姉妹が、海岸で1人の若い男性を拾うことから物語は始まります。いつもと同じ一日の始まり、姉妹は家の前の海岸に打ち上げられてる死体のようなものを見つけ、確認をする為に急いで下りていった。フォーマルウェアに包まれてるその青年は、なんとか息をしている様子。2人は急いで彼を自宅に運び、献身的に看病を始めるのであった。やがて意識を戻した彼は、英語をまったく理解できない様子。なんとかドイツ語ならば通じるようで、文法書を広げつつなんとか彼とコミュニケーションを図ってゆく。最初は名前もわからなかった彼だが、なんとか名前を聞き出す事に成功した。彼はアンドレアという名前で、ポーランド人だということだ。折りしも、世界情勢は第二次世界大戦へとなだれ込む動乱の時期。彼は一体何者で、どうしてここにいるのか・・・・・

前宣伝で、なんか記憶喪失で何も喋らなくて・・・とか言ってましたよね??確か。彼、しゃべりまくりじゃぁないですか~。しかも、相手に解らないと思って、自国語でおもしろい事を喋ってるし~!!!もう、楽し~。

姉妹の妹の方(アーシュラ=ジュディ・デンチ)が彼に一目ぼれしちゃって、もう乙女のような反応を見せちゃうんですよ。最初は、お姉ちゃん(ジャネット=マギー・スミス)も彼に興味を見せたんですけど、妹の真剣な恋心に押され気味?で、そこへ当然の如く若くてきれいな女性が登場しちゃって、一方的に嫉妬心を燃やしてる姉妹との奇妙な関係が始まっちゃうんです。そして、若くてきれいな女性に密かに興味を示してた町医者も絡んできて、もう・・・・・

ジュディは確か“007シリーズ”の『M』をしてましたよね。キリリと演じててかっこよかったのですが・・・・これではただのおばあちゃまになってます。そして、マギーはマクゴナガル教授。まぁしっかりものって役柄なので、彼女はそれほどギャップがないか~。それにプラスして、スプラウト教授を演じてたミリアム・マーゴリーズが姉妹の家に通いでやってくる家政婦さん役で出てますね。もうね、彼女とアンドレア(ダニエル)の絡みが最高に面白いの!!!で、そのアンドレア(ダニエル)は『ベルリン、僕らの革命』で主演してますね。それほどかっこよいとは思いませんでしたが、彼はフォーマルウェアでバイオリンを演奏してる時と、海から助けられてベッドに横になってる【ひげ有】の時は、素敵ですね。

で、これで見つけたナイス・ガイ・・・・というかダンディおじいちゃんが居ます。アダムという、趣味でヴァイオリンを弾いてる男の役をした人です。クライブ・ラッセル?何と発音してよいのか・・・。『キング・アーサー』で、ランスロットの父を演じた人ですって!!!早速キング・アーサーゲットだわっ!!!

もうね、笑いがたくさんあって、そして心がほっとして、とっても観終わった感じが良い映画でしたよ。いくつになっても、女は乙女なんだな~って改めて思いましたよ~。私もがんばって、いつまでも乙女の心を忘れずにいようって、勝手に誓っちゃいました~。

ピアノ・マンの話題が先行しちゃった本作品ですが・・・・・。全然ストーリー違うじゃないの!!!海岸に流れ着いたのは同じだけどさっ。(これでは、どうして海岸に流れ着く羽目になったか、という謎解きなどはされていません)

でも、ピアノ・マン、彼なんともナイーブそうでいい感じですよね~。

あ、でもー・・・庭にラヴェンダー咲いてましたか??視界いっぱいのラヴェンダー畑を想像しちゃうよね?題名からは・・・。でも、なんか出てきてないような・・・。庭に置かれてる鉢植えのどれかがラヴェンダーだったのかな?とにかく、イギリスってことで、お庭はすばらしかったですね。大事に手入れしている様子も出てたし。あんな素敵なお庭があったら、気持ちよくお外でティータイムできますね。

ソロ・ヴァイオリンで参加してるジョシュア・ベル。なんじゃー??このイケメンはっ!!!このお顔にフォーマルウェアで、ヴァイオリンを奏でられた日には・・・・倒れます。切ない旋律が、もう・・・・いい!!サントラ、買いだね。1713年製造のストラディヴァリ所有というか使用してるらしいです。いったいいくらするんだろう・・・・・怖っ・・・。

これが始まる前の予告編、まず『Dear フランキー』で、うるっっときて、そしてトドメ状態の『マザー・テレサ』で涙が・・・・。本編前に泣かせんでくれ~。


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コメント 14

うるる

見れたのね。いずれみたいから、ざっと記事読んだだけだけど・・・なんだかおもしろかったみたいね。私はいつ見れるんだろう?
ジュシュア・ベルのバイオリン、美しかったですか?

で、今回のめっけもんは、なんとおじさまですか。ほほう。

話変わって、長かったねえ、今回のメンテやらなにやらでサイト見れなかったの。
by うるる (2005-07-05 17:00) 

まみりん

うるるさん、即コメント、サンキュ~ですっ!!!
『泣き』の映画かと思って、特大ハンカチを握り締めて行ったのに、笑えた~。
観れたら観てね!
ジョシュアの・・・すごいわ。すごい音色だね。美しかったです。これの公開にあわせて、彼のCD出るみたいだから、買わなきゃね。
うるるさんは、音楽関係でチェック済みでした?ジョシュア・ベル。私はこれを観るまで知らなかったよ~。いいですね~。

あ、メンテナンス・・・・ものすご~く時間かかってましたね。担当者、可哀そう~。
by まみりん (2005-07-05 17:11) 

ange

こんにちは~
もう、観られたの~!いいな~
えっ、一面ラベンダー畑のなかで涙涙じゃないんですね!
笑い?想像できないわ~ああ早く観たい~
サントラも良いんですね。
こちらでは、いったいいつ上映するんでしょう。。
ところで
このサイト大丈夫なんでしょうか。このところメンテナンス中が続いてますね。
by ange (2005-07-05 17:54) 

まみりん

angeさん、こんにちは。
観ちゃいました~。
予想をきれいに裏切ってくれて、笑えるいい映画でしたよ~。
ゆったりとした田舎の生活のリズムが、これまた良かったですよ。
ラベンダー畑は出て来てたのかな??少なくとも主人公姉妹の家の裏にはは一面のラヴェンダー畑ではなかったです・・・と思いますが・・・あれ?自信なくなってきたぞ・・・。
ソネット・・・大規模メンテナンスから調子悪いですよね~。記事が無くなるとかのおっきなバグが出ない事を、願いましょう~。・・・ほんと心配ですね。
by まみりん (2005-07-05 19:05) 

こんにちは。
>ランスロットの父
最初の方で、兵役にランスロットを送り出す遊牧民風のおとうちゃんかな。
子役があまりに美形だったので、お父ちゃんの記憶が・・・。
もったいないです(笑)。
ジュディ・デンチは「恋に落ちたシェイクスピア」の女王も印象大です。
これ、面白そうですね~。観たいな~。
by (2005-07-05 19:06) 

まみりん

ERUNさん、こんにちは。
私はランスロットに夢中で、そのお父ちゃままで目がわまりませんでした。ははは・・・本当にもったいないですね~。
これまでのジュディの印象は、けっこう厳しい人って感じだったのですが、これは恋するおばあちゃんですもん~。かわいいです。いじらしくて・・・。
by まみりん (2005-07-05 19:18) 

やっちゃん

まみりんさん、お久しぶりです♪
トラックバックさせていただきました!
私はそのイケメンバイオリニスト(笑)、ジョシュア・ベルの音目的で見に行ったんですよー。
ちなみにジョシュア・ベル、今年の5月末~6月初めにかけて来日コンサートがありました。
私は行けなかったんですが、NHKの収録が入ってたそうで、NHK教育の芸術劇場で放送予定だそう。また放送日程などわかったらお知らせします。
by やっちゃん (2005-07-10 01:24) 

まみりん

やっちゃんさん、おはようございます。TBありがとうございます。
アダムおじいちゃんがバイオリン弾いた後のアンドレア(演奏ジョシュア)のバイオリンが、ものすご~く違いましたよね。ちょっと笑ってしまいましたが、でもそれぐらい違うものなんでしょうね~。
芸術劇場、楽しみに待ってま~す。(CDも買わなきゃね~)
by まみりん (2005-07-10 06:49) 

sorako

家政婦さんとアンドレアの絡み、笑いました~。映画は面白かったのですが、アーシュラが未来の自分に見えて怖かったです。
ジョシュア・ベル君、来日してたんですねえ。次に来たときは、ぜひ会いに行かなくちゃ!
TBさせていただきますね。
by sorako (2005-07-14 20:50) 

まみりん

sorakoさん、TBありがとうございます。
ジョシュア君の来日は・・・もっと早く気付くべきでしたね~。残念です。
アーシュラ、あぁ・・・私も、あと○十年後の自分がぼんやりと重なったりして・・・怖っ。
とにかく、笑える映画ですよね。
by まみりん (2005-07-14 22:57) 

ange

おはようございます。まだご旅行中かな。
観ました、やっと。って、そんなに期待するほどでもなかったのですが。。
感動ものというのはヴァイオリンの美しい調べのせいですね。
どちらかというと面白かったですよ~、彼のジョークとか。
確かに、ピアノマンではなかったですね。彼はどうなったのかしら?
TBさせて下さいね。
by ange (2005-08-14 08:57) 

まみりん

angeさん、TBありがとうございます。
内容は、お笑いだったでしょ~???
エリザベス女王はいったいどこで泣いたんでしょうね、気になります(笑)
ピアノマン・・・・あの『影』な感じは全然無い作品でしたよね?ほんと、彼(ピアノ・・)は今はどうしてるのでしょうね?記憶取り戻したのかな??続報が気になりますが・・・どこも取り上げなさそうです(苦笑)
by まみりん (2005-08-15 22:25) 

うるる

久しぶりにこれ読みました~~。
まみりんさんったら、しっかりあのヴァイオリン弾きのおじさんに目をつけてたんですね。私もきのう見ながら気になったんですが、感想書くの忘れてた~Σ( ̄□ ̄;;;)!! なかなか曲者が似合いそうな素敵な長身の方でしたよね・・・出番少なかったんですが。もっと絡んでくれるとよかったのにね。

ジュディは確かにもっと凛とした役とか、ちょっと意地悪な役のほうが似合いそうですよね。最近だと「プライドと偏見」の高慢なご夫人なんてぴったりだったもん。
by うるる (2006-03-15 15:34) 

まみりん

うるるさん、こんにちは~。TBありがとう!!
あのおじちゃんっ!!いいですよね~。大作にもっと出てほしいです。結局キング・アーサー確認してないし・・・
ジュディ~、そういえばプライドと偏見ははまってましたね~。いじわるそう~~な感じがすっごく良かった。
by まみりん (2006-03-15 15:52) 

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