炎のメモリアル

出演：ホアキン・フェニックス、ジョン・トラボルタ、ジェイ・ヘルナンデス他

監督：ジェイ・ラッセル

原題：ＬＡＤＤＥＲ４９　　　　　　　　　　　　　　　　２００４年　アメリカ

ねたばれしてます。

消防活動に命をかけた男達の物語です。ＣＧ描写一切なし。本物です！！

消火活動に向かった先で、急に足場が崩れ落ち、巻き込まれてしまったジャック・モリスン。彼の意識の中で、初めて消防署に行った日から、順に映像が甦る・・・・・。まるで走馬灯のように・・・。

あんな炎の中に飛び込んでも平気なんだろうか？？？と、怖くなってしまいましたよ。本当に命がけなんですよね。考えてみれば、９・１１の時も、危険を顧みずに救助に向かい、そしてビルと運命を共にしてしまった消防士の方々が沢山居たんですよね。人の人生が、そこでストップしちゃうんですもん。大きいよね。

救助で誰かの命を救っても、スーパーマンのようにヒーローにはなれない。それでも彼等は、毎日危険な任務に立ち向かってる。諦める事なく、自分を信じて消えそうな命を救ってる。すごいです。

彼等を支える家族もすごいですよね。きっと、耐えられない毎日だと思いますよ。一時も気の休まる時がないし、いつなんどき自分の家の前に赤い車が止まるか知れない恐怖と戦わねばならないし。おかしくなってしまうよ。でも、『あなたを誇りに思うから・・・・』って、泣かせますよね～。

で、こんなにも心にグっとくる感動作を観て、一番印象に残ってる（ちゃった）のは――――トラボルタ署長のハデハデトランクス・・・・。なんだかなー・・・。

同じ消防士モノで、バックドラフトがありますよね。どうしてもあれと比べられてしまうのでしょうが・・・。どちらも良いですよ。どちらも、消防士というものに感慨を覚える内容で、いいです。最後の曲も、どちらもいいですし。

『プライド』でチェックしてたジェイ・ヘルナンデス君は、あんまり目立つ役ではありませんでした。で、主人公のジャックと感情の行き違いを起こすレニー役で、ロバート・パトリック。彼はターミネーター２の悪役サイボーグ。え？あの、つるつるお肌の美青年？？なんか年寄りになってしまったなー・・・。

兎に角、日々命をかけて活動している人達に、感動です。