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モディリアーニ [映画[2005]]

出演:アンディ・ガルシア、エルザ・ジルベルスタイン、オミッド・ジャリリ、エヴァ・ヘルツィゴヴァ他

監督:ミック・デイヴィス

原題:Modigliani              2004年 フランス・イギリス・イタリア

 『本当の君が見えたら、その瞳を描こう』

35歳で逝った天才画家モディリアーニとジャンヌとの愛を描いた作品です。

1919年、第一次世界大戦後のパリ。世界各地から様々な芸術家達が集まり、毎晩酒を飲みながらの傲慢合戦が繰り広げられていた。売れっ子のピカソは店の奥の一段高い席におさまり、皆を見おろして悦に入ってる。
それとは正反対に、絵の全く売れないモディリアーニは、その日の暮らしにも困ってるありさま。お金がないので子供を養うことが出来ない為に、娘を施設に入れられそうな状況である。その上ジャンヌの父は敬虔なカソリック信者なので、ユダヤ人のモディリアーニをどうしても認めることが出来ない。

そんな中、年に一度の美術コンテスト“サロン・デ・アルティスト”の季節がやってきていた。今までモディリアーニもピカソも参加したことはなかったが、何かと挑発してくるピカソに挑戦する為に、モディリアーニは参加を決意。そして、それをみてピカソもその挑戦に乗ることにした。
画家達はそれぞれ趣向を凝らし、絵を仕上げていった。
モディリアーニのモデルは、勿論ジャンヌだ。独特の首長のフォルムに、盗んできた青いドレス。そして膨らんだそのお腹には、2人目の新しい命が宿っていたのであった。そして仕上がったその絵には・・・・・・
そしてコンテスト当日、絵を描き上げたモディリアーニは、前祝にとバーで酒を煽り続けるのであったが・・・・・

 


 

 

仕上がった絵に、ジャンヌの瞳を見つけたとき、もう涙がダーっっと。
エンディングでもダメ。2人が辿ってしまった運命と、流れるロック調のオペラ(?)が気持ちを昂ぶらせて・・・・・

アンディ・ガルシア、久しぶり~。なんかちょっと老けましたね。でも、相変わらず渋いお顔で♪

ピカソの妻オルガを演じたエヴァ・ヘルツィゴヴァさん。モデルさんなんですね。動いてる時は、ちょっとドッジボールのロシア人選手っぽいお顔に見えちゃったりもするのですが(失礼なっ!)、でも、きれいですよ~。美人さんですね。

ピカソの取り巻き(?)の、ジャン・コクトー役の人が好みでした~(笑)ちょっと、ヴァンサン・カッセルっぽいかな?


画家ってもっときゅうきゅうとした暮らしぶりなのかと思ったら、全然違う。ルノワール・・・すっごい豪勢な暮らしをしてたのね。しかも、敷地内の様々な屋敷を指して『あれは(花の描かれてない)花瓶のデッサン1枚で購入した。』とか言っちゃってるし。芸術なのはわかるけどー・・・いくらなんでも、値段張りすぎ(笑)。
ピカソなんて最近の人だったんですね~。すっかり失念してましたよ。てっきりもっと前の人かと思ってました。しかも、案外性悪だったんですね。(ついでに妻のオルガも)。それプラス、ジャン・コクトーがピカソの取り巻きだったなんて・・・疎すぎます??

一人の人を愛し続ける。狂おしいまでの愛情はやがて狂気に通じ、一定のレベルを超えるとすっぱりと断ち切れてしまう・・・・・。もっと違う道があったかもしれないのに、もっと違う愛しかたがあったかもしれないのに・・・・。

公式HP--→ http://www.modi-movie.com/


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