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ベルンの奇蹟 [映画[2005]]

出演:ルーイ・クラムロート、ペーター・ローマイヤー、ペーター・フランケ他

監督:ゼーンケ・ヴォルトマン

原題:Wunder von Bern,Das   2003年 ドイツ

敗戦に沈むドイツ国民を勇気付けた、1954年のW杯サッカーの奇蹟の優勝までを、ある家族の再生と絡めて綴る作品です。

サッカー大好き少年マチアス11歳は、父親を知らない。父親が戦場に行ってから生まれたからだ。父親は捕虜となりソ連にいるという。終戦後も、貧しいながらにも、母と兄・姉の4人で力を合わせて楽しい日々を過ごしていた。

そんな彼等の元へ、一通の電報が。父親が帰ってくるというのだ。初めて会う父親に期待は高まるのだが・・・・・。長く辛い捕虜生活によって、ひどく捻じ曲がってしまった父親。知らない間に生まれた息子には関心もないようだ。父親の登場により、今までのペースを乱された家族は、戸惑いそして抵抗し、次第に家族はバラバラになってゆく。

この父親が酷くイヤな奴でさー。もう最悪なんですが・・・・・最終的に人間らしさを取り戻して、そこに泣かされるのですが。そこまでがなんとも。でも、母親が強いです。普通なら父親の言いなりになってしまう所、間違ってる所は間違ってるとはっきりと伝えるのですよ。これがこの時代の日本だったら、そうならなかったのではないでしょうか???彼女が、子供たちにも、そして変わってしまった父親(旦那)に対しても、本物の愛情を持ってる事がわかります。

主人公の男の子がこれまたいい感じなんですね~。なんと彼は父親役をやった、ペーター・ローマイヤーの実子だそうです。どうりでいい雰囲気だったのね。

 少年達に混じってサッカーをする少女役(たぶんカローラ?)の子が、とってもかわいいんですよ~。

試合のシーンは、時代がかっててまるでハリポタのクィディッチの試合場かと思えるような雰囲気でした。選手達のユニフォームも最近のようにスタイリッシュではないし。でも、ゴールシーンはとても興奮しましたよ!!!

この優勝に貢献したとされる『アディダス』の創始者アディ・ダスラーとか、実況も当時のを再現した伝説的実況で、作品を盛り上げてます。

当時のドイツ代表のハンス・ジェーファー(FW)役のマルティン・ブレートシュナイダーがほんのちょこっとしか映らなかったけど、とてもかっこよかったです。機会があったら、是非チェックを。

勝利の奇蹟と家族の奇蹟・・・・ほわっと感動できる作品です。

これから公開される映画、ミニシアター系で気になるもの。

  • 皇帝ペンギン    自然モノですね。かわいいよ~。
  • RIDING GIANTS これは大波に挑む伝説のサーファーの記録。

 


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